
富士山の世界遺産登録のニュース配信は深夜となったために首都圏の駅売りでは間に合った様ですが静岡県下の新聞の一面トップは別の記事でした。その代わりに号外が発行されましたが、うちの職場の同世代の仕事の出来ない同僚は、こんなときも自分の事しか頭にない様です。自分の分だけ1枚だけもらって来て自慢している始末でおかげで私はこの号外を入手できませんでした~まぁ、仕方ないのでスマホで撮影して納得しました。 13,05,01 スマホ T02D
昨日(5月1日)未明、世界文化遺産登録がほぼ決定的になったと言うニュースが速報されました。自分の本意、不本意は別として(まぁ~会社側の嫌がらせなんですが・・・)静岡県下に転勤なって晴れていれば富士山を眼の前にして働く環境となった身としては正直嬉しい限りです。
天気が良ければ遠くに富士山が望める首都圏の人にはピンときませんが、富士山の麓で働いていると富士山は日本人の憧れ、象徴と思わせてくれる光景をよく眼にします。天気が良く素晴らしい富士山が望める日だと”綺麗な富士山ですねぇ・・・感激しました!”と遠方からやって来た人(身も知らぬ人)が感動のあまり話しかけてくることがあります。日本人でさえそうなんですから、外国人が富士山を眺めるリアクション(興奮)は更に凄いものがあります。同じアングルから何十枚と撮影している人も良くいますし、1時間くらい富士山を眺めている外国人もいるくらいです。外国人と言っても東洋人より西洋人のほうが感動を表情に表すのが上手い事もありますが、富士山への思い入れが強い気がします。
また逆に富士山が雲に隠れて見えない日は私に今の富士山は雪が多いのか?等と聞いて、心残りなのか富士山の方向を私に確かめて残念そうにその方向の空を撮影している人を何回も見掛けた事があります。

”あれぇ~新幹線は趣味の対象ではないのでは?”とコメントが寄せられそうですが、この頃は東田子の浦07:20通過の371系”ホームライナー”を撮ると9時から始まる日本製紙富士工場専用線の入換まで少し時間があるので、何度かここで撮影したことがあります。そういえばN700系のN700Aタイプ改造X編成が今月10日くらいから試運転に入ると小耳に挟みました。 11,12,12 三島-新富士 13A Canon EOS7D
出勤すれば富士山が間近に望める環境になって気づいたのは富士山が雪を頂いた姿で一番綺麗に見えるのは真冬ではなく3~4月頃なのです。真冬は富士山山頂に雪が降っても強風で飛ばされてしまって、綺麗な雪景色にはなりにくいのです。それに対して春先は雪もそこそこ降るのに風が強くなく一度雪がふるとしばらくは雪帽子を被った富士山が眺められます。冬の富士山で感動なのはやはり夕暮れです。太陽が山の稜線に落ちると富士山が赤味を帯びて輝きます。この富士山は何度見ても感動モノです。一方、夏の富士山も見応えがあります。特に山全体が新緑に包まれる時期がほんの短い間ですが見られます。ただ天気が安定している時期ではないので新緑の富士山が望める日は数えるほどしかありません。

天気が良い日には新幹線の車内からも素晴らしい望めます。窓側の席には読書にふける美少女が座っていると絵になりますが・・・でも、こんな光景を撮影したら女性が乗務員に連絡して私は盗撮行為で警察行になってしまうのは間違いないと思います。(笑) 13,04,27 三島-新富士 08:31頃 スマホ T02D
今回の世界遺産登録への働きかけにはお互いが”富士山が一番綺麗に見えるのは私達の地から”と主張する静岡県と山梨県が連携して動いた事が功をなしていると思います。実は静岡県で働くようになって思うことは静岡県と山梨県は文化、経済及び人事交流で密接な関係を築き上げながら、こと富士山の事になると関係が一変する様に見えます。まぁ~他県者に言わせれば意地の張り合いなんでしょうが・・・一例を示せば一般的に”表富士”といえば駿河湾側から見る富士山を示すと思いますが、山梨の人には表富士と言う言葉は存在しません・・・横浜に住む人間にはどうでも良い話なので地元愛と言う理解をするしかない気がします。ちなみに静岡県の人は山梨県と富士山に関しては鎬を削っていますが、静岡県内でも静岡と浜松がプライドの争いをしています。県庁の所在地の静岡、経済の浜松とどうでも良い意地の張り合いをしていると聞いた事があります。