
一時は太陽が雲の中に入ってしまってハラハラしましたが、最終的には夕方のエロエロ光線で撮影出来て納得の1枚となりました。レール輸送のチキに燃えるなんて時代が変わったと感じてしまいます。 10,10,05 伊豆箱根鉄道大場
5日はアケ番でした。普段なら一日の業務を上長に報告する復命が終わったらそそくさと帰宅するのですが5日は違いました。カメラを忍ばせて、まずは職場近くの日本製紙の専用線へ自転車で向かいました。9時の入換の一連の作業の最後が見れるかと思ったのですが、到着した9:45ではほんの一瞬間に合わず入換が終わっていました。すぐに気を取り直して自転車を戻して、岳南鉄道へ向かうために富士急静岡バスで吉原中央へ。岳南鉄道には吉原中央駅は存在せず吉原本町駅しかありのせん。ただし大きな街ではないので5分も歩けばOKだとおもっていたものの、まぁ、心配性の私が楽観視する(たかをくくる)ときは痛い目に逢うと言うジンクスがありますが、今回もそのジンクスは的中し20分も歩く羽目になりました。おかげで予定していた列車に乗り遅れるところでした。
岳南鉄道の下り列車で比奈駅へ向かいます。比奈駅では構内にお目当てのED501号が停車していて一安心でしたが、先回りして情報を収集してきてくれたベルビアン様によると今日はお昼の貨物列車はウヤと言うことで、そうなるとこのED501も14時くらいまで動く事がないので、形式写真を撮影し、15分くらいの滞在時間でそそくさと三島に向かう事にします…と言うのも今日は伊豆箱根鉄道のED33が三島―大場間でチキ臨が走ると言う事で、その撮影のために三島に向かう訳です。

職場を離れて40分程度でこの機関車に出会えるなんて、素晴らしい労働環境にいると感動するとともに、私の趣味に配慮して今の職場に転勤させてくれた会社側のご配慮に感謝です。(画像は携帯電話での撮影です。私はモノクロ撮影でしたのですぐにはアップ出来ません。後日、現像後にスキャナーしたら写真と差換えします。) 10,10,05 岳南鉄道比奈駅 携帯P905i撮影
途中、沼津駅ではホームの屋根に蒸機時代の名残である「煙よけ」と言う建具が残っており、これから始まる高架化工事でいつなくなるかわからず、思い立ったら吉日と段落とししてベルビアン様と二人で撮影しましたが、さすがにこの「煙よけ」を撮る人は少ないらしく、乗務員に怪訝な眼で眺められてしまいまた。
三島駅には12時少し前に到着。駅前の少し高級そうな料理屋に入り、鰻を食べようと入ったところ、浜松在住のベルビアン様から゛三島で鰻を食べるなんて愚の愚です。浜松においでいただけば本場の味を堪能させますので、ここでは他を注文しましょう!゛と言う提案があり、浜松在住の彼の力説には、なかなか説得力あり素直に従い、桜えびかき揚げザル定食をふたりで注文しました。

三島駅前で入った料理屋の昼食です。桜エビのかき揚げ&ザル蕎麦定食を注文しましたが出てきて頭をかしげてしまいました。どう見ても蕎麦汁がありません…???
何も考える事なく天つゆで食べてしまい、蕎麦つゆが無いのに気がついたのは蕎麦を半分くらい食べてからの事。おい!どうしてくれるんだぁ!三点セット書かんかぁ!せめて時系列報告書くらい書かんかぁ!蕎麦湯サービスせぃ!…笑 10,10,05 携帯P905i撮影
食事後は三島―大場間を往復してロケハンをしてみましたが大場駅の北側しか撮影地はなく、とりあえず三島駅に戻りJRと伊豆箱根鉄道とのチキの受け渡し風景を伊豆箱根鉄道のホームから撮影する事にします。その頃になると私と同じ明け番の湘南チサ區様や東海道線でチキを撮影してきたつばめ寿司の常連様などが集まりはじめて数名での移動となりにぎやかになります。
しかし、私は明け番の身で疲れも頂点に達している時間ですが、好きな事をしているので、意識しないと疲れは感じる事はありません…仕事で残ってください!と言われれば疲れやすい体質で、明日以降の仕事に差し支えるので!とそそくさと帰宅してしまうのですが、カメラをぶらさげてウロウロしついる限り立っていると足が張るだけで疲れはたいして感じないのは私の特異体質なのかもしれません…笑
改めて大場の撮影地に到着すると炎天下に2時間、我々の場所取りしてくれたベルビアン様が手をふって迎えてくれました。炎天下にもかかわらず昼飯の時に呑んだビールが効いて、眠くて仕方なかったとの事。そう言えば明け番なので私は夜中の01:50からうたた寝以外は起きているのにビールを呑んでも襲いかかる睡魔に襲われないのは、やはり鉄ちゃんをしているからでしょう!
現地に到着し、しばらくすると、雲が出てきて太陽を隠す様になってきました。湘南チサ區様と心配しながら空を眺めていると、雲はいずれ切れて太陽が出そうと言う判断をして撮影体制に入ります。
16:10頃、ED33牽引のチキが淡い西陽に輝きやって来ました。午前中は岳南のED501を、午後は伊豆箱根鉄道でED33を明け番の身で、帰り道でED型電機を2形式撮影出来るなんてこんな幸せはありません。この充実した一日は乾杯に値します。三島駅前で東京駅直通の普通電車の時刻まで祝杯を交わす事にしました。
小一時間呑んで、時間も良いので三島駅に向かうとアテにしていた東京行の334Mはウヤになっているではありませんか!実は15時頃に鴨宮駅でマグロが発生し、東海道線東京口のダイヤはメチャクチャになっていました。334Mもウヤになるのではと思い、仕事中の青年部長に連絡して、334Mとなる下りの329Mの遅れを調べてもらうと数分遅れで運転している事。それなら334Mも全区間運転するだろう!と楽観視したのが運の尽きでした。ホームにあがると発車掲示器に東京行の文字はありません。いゃあ~この事態は予想していなかっただけに頭が真っ白になってしまいました。しかし一刻の猶予はありません。気を取り直して善後策を考える事に…とりあえず定時で動いている新幹線で小田原まで出る事にしました。小田原駅では他の列車が乱れているのに運良く湘南・新宿ライン高崎行が定時で出るとの事。一時はどうなるかと思われた充実した半日の最終場面もなんとか乗り越え、自宅に20時過ぎに到着しました。しかし好きな事をした充実感に満ちた半日とは言え疲れはピークに達し、家に着いてすぐ身仕度してベッドに潜り込み、深い眠りに着いたのは言うまでもありません。