
午前中は雲りベースでしたが、午後になり晴れ間が出できて最後のこのカットは完全な晴ベースで撮影が出来ました。 01,11,10 蓮 試9139 ACROS スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
10年前の11月は飯山線・只見線に出掛けてDD16牽引のマヤ34車を撮影しています。団臨全盛期を知る者にとってマヤ検と工臨は撮影の対象にするにはいささか抵抗がありました。かつては第3セクター化する直前の地方ローカル線には多くの転換直前には工臨が運転されていました。情報としては知ってていても、なかなか出撃する気にはなれず国鉄真岡線のDE10の工臨を撮りに出掛けた程度でした。
しかし、団臨設定が少なくなり”マヤ検や工臨はイヤだ!”とか”撮影のた対象にはならない!”と理想論を唱えている状況ではなくなってきました。そしていつしかマヤ検や工臨でも撮影に行くようになって来ましたが、その最初が10年前の11月の飯山線のマヤ検でした。このマヤ検は土曜日に越後川口→長野→越後川口(→長岡)間に運転され日曜日は(長岡→)小出→会津若松間に運転されると言う、正に撮影してくださいと言うくらいの設定でしたので日曜日しか休めない仲間を誘い、大挙して出掛けたと記憶しています。
既に10年と言うべきか、やっと10年と言うべきか、この撮影では那須さんが後に奥様となる女性を連れてきての撮影でした。ただ真面目な彼のことですので夜は二人でお泊りとはならず、彼女を飯山線沿線の彼女の友人宅に送り届けると、夜遅くに我々が宿泊している宿にやって来て、軽く酒を呑んで、翌日は朝早くに彼女を迎えに行くと言う献身的な行動に彼の真剣さを感じたものでした。後に那須さんはその彼女と結婚される事になります。
実は彼女は私の会社の同僚で仲間内では私が紹介した事になっていました。ただ私が紹介したと言う事になっていますが、それは那須さんの彼女への積極的アプローチの賜物であり、私は彼女が那須さんと付き合う意思がある事を伝えただけで(付き合う意思があるの確認は外苑前の汚い居酒屋で職場の女性社員に捲し立てられてでしたがぁ・・・笑)後は何もしていないと言うのが事実なのです。
この時、私にとって鉄ちゃん以外の人と鉄ちゃんの現場で逢うという初めての経験をしたのがこのときでした。その後、数十年来の私の女友達が夜間軌行様の奥様となり、彼女とも居酒屋ではなく人妻として線路際で逢うようになりました。何度経験しても鉄ちゃん以外の人と鉄現場で逢うのは違和感がぬぐえません。また少し違うのですが、最近では鉄ちゃんである職場の上司と鉄現場で逢ったり、現場同士で情報交換をする様な環境になりました。正に10年一昔で自分の取り巻く環境は変わっていきます。

10日は夕方だけ晴れましたが11日は終日快晴でした。列車が極端に少ない只見線の撮影で秋晴れとなるのもなんとも皮肉なものです。”こんな天気に恵まれる日もそうはないよなぁ!”と美抑解様が発した言葉が印象に残っています。 01,11,11 上条-越後須原