
京浜急行では70年代まで列車種別板を使用していました。特に地下鉄まで特急のマークを付けて乗入れる姿は魅力的で何年経っても印象に残っています。非冷房の時代ですので夏ともなれば窓全開(と言っても地下鉄乗入対策で、大きくは開かなくなっていますが…)で運転されていました。 72,08,** 京急横浜 スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED

これは臨時列車に掲げられたものでヘッドマークになります。この列車は海水浴シーズンの引上客対応に良く運転されていましたが、京浜川崎以東ではダイヤが立て込んでいて運転する事は難しいために京浜川崎以西で運転される事が多かったと言う記憶があります。夏なのに窓全開が時代をうかがわせます。 72,07,14 京浜横浜 スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED

現在は特急・通勤特急と急行更には各駅停車といくつもの列車種別が存在する東急東横線ですが、昔は急行と普通列車の2種だけでした。輸送力を確保するために普通列車は8000系が、そしてその普通列車を補完する急行に18メートル車の7000系が充当されていて、現在とは主役が逆であった事がうかがい知れます。 77,02,13 東急東横線妙蓮寺

今も昔も関西の私鉄と言えばその品格から阪急が代表格である事は間違いないと思います。その阪急京都線では2800系が特急に充当されていた時代には”特急”の列車種別板を左右に掲げてうんてんされ、その存在を誇示していました。ブルトレ撮影の合間に撮ったひとコマですが、思い出に残る写真です。 77,04,17 大山崎 2800系特急