
自宅周辺は青空も見えましたが品川に到着すると小雨が降っていました。 12,08,18 スマホ T02D
昨日(18日)はJR東日本の特企券(特別企画乗車券)である「パワフル×スマイルちばフリーパス」を利用して久留里線・小湊鉄道・いすみ鉄道の気動車を乗ってエンジン音を堪能してまいりました。この「パワフル×スマイルちばフリーパス」が凄いのが千葉県のJRと三私鉄(小湊鉄道・いすみ鉄道・銚子電鉄)が乗り放題でなんと太っ腹の1,800円(私は大休倶楽部会員なんで更に安く1,500円となります)で、小湊鉄道といすみ鉄道を乗っただけで元をとってしまうくらいの安さなのです。
「パワフル×スマイルちばフリーパス」は行楽シーズンには比較的頻繁に設定されいつかはこれで一日散歩をしたいと思っていました。更にどうせ使うなら久留里線の旧型気動車が淘汰される前に使いたいと言うこともあり、またこの夏の暑さでついつい億劫になりデブ症…もとい出不精になったこともあって18日ならいすみ鉄道のキハ52も運転されるのでタオルを3枚持って思い切って出掛けることにしました。

アクアラインを順調に走っていたパスが木更津金田インター近くで急に渋滞に巻き込まれました。原因はこの事故でしたが、発生直後だったらしく運転手が一生懸命に(警察に?)電話している様子が手に取るようにわかりました。ラジエターが破損し、冷却水が流れていますが自損事故でここまで大破するって、どんな運転をしていたのでしょうか? 12,08,18 スマホ T02D
さて、18日はどうしても上記の3線区は乗り潰したいのですが、なるべくなら19日が勤務なので出来るだけ早く、出来れば明るいうちに帰宅したいと意識がありました。いろいろ時刻表を眺めていて(最近はスマホのアプリでも列車の時刻は検索できますが鉄ちゃんが乗り潰しに出掛ける場合は絶対に時刻表を見ないと計画が立てられません。)わかったことは、木更津07:23発の久留里線923Dにマニアわない(間に合わない)と、3線区を廻れないと言うことでした。しかし木更津7時過ぎに到着となると横須賀線の一番列車では間に合いません。いくらなんでも前泊はありえないので、どうしたものか?とアクアライン経由の高速バスはどうか?と時刻表のバスのページを見てみると品川駅東口と羽田空港からは下り便が他の路線より際立って初バスの時刻設定が早い事に気づきました。特に品川駅東口からのバスは06:00発と群を抜いて早い時刻です。きっと上りのバスの回送を兼ねた時刻設定だと言うことは察しがつきます。これを使えば木更津駅に07:00に到着し923Dにマニアいます。これて行こう!と決めました。

自宅周辺は曇で、品川は小雨が、そして木更津に着いたら晴れていました。 12,08,18 木更津 922D キハ3062 Canon EOS7D
起床は04:00で目ざめのシャワーですっきりして出発です。東海道線の初列車で品川へ向かいます。自宅周辺はまだ青空があったのですが、品川では小雨でした。品川―木更津間の高速バスは京浜急行バスと小湊鉄道バスの共同運行です。出来れば小湊鉄道バスが来てくれると千葉に行く雰囲気をかもし出してくれて良いのですが、初バスは京急バスでした。こんな朝早いバスで更に土曜日でもあるので乗客は私以外は誰もいないかと思いきや、なんと数人の乗客がいたのにはビックリでした。ただ、ほとんどが定期客でしたので通勤で利用していると察しがつきました。「パワフル×スマイルちばフリーパス」が1,500円で一日楽しめるのに対して、高速バスは1,300円です。チョッともったいない気もしますが、これに乗らないと計画が成立しないので致し方ないところでしょうか?
さすがに6時台ですので首都高もアクアラインはガラガラでしたた。ただ木更津・金田ICで自損事故を起こした車があったためにすこし渋滞していました。それでも木更津駅には予定より10分早い06:50に到着しました。窓口で「パワフル×スマイルちばフリーパス」を購入して(パワフル×スマイルちばフリーパスはフリーエリア内の窓口しか購入出来ないので、もし列車で千葉県に入ると市川か舞浜駅等で一旦降りて「パワフル×スマイルちばフリーパス」を購入しなくてはなりません。)久留里線のホームに降りました。乗車する923Dはキハ3062を含めた3連でした。”やはり乗るなら非冷房のキハ30でしょう!”なんて思っていたのですが、いざ乗ってみると蒸し暑いので冷房の効いた(ただ涼しいと思えるほどではありませんが…)のキハ37に移動して涼む事にしました。923Dは定刻の07:23に発車しました。頃合を見計らってキハ30に移動しましたが、動き出してしまえば空気が流れてキハ37より断然に快適てした。車内は乗鉄も見られましたが、一般の観光客の姿も見受けられました。一番多いのは久留里まで乗車する高校生でした。最近は夏に窓を全開して列車に乗る機会が少なくなってしまいましたが、気動車のエンジンの臭いとかトンネルに入ってコンクリートと冷気とか、いつの間にか忘れていた列車旅の醍醐味を思い出させてくれました。
久留里駅到着の頃になると西の空の雲が異様に黒く発達してきました。18日は大気の状態が不安定で夕方は雷に注意と予報されましたが、朝から天気は不安定の様です。遠くには雨のカーテンも見えています。きっとゲリラ豪雨が襲っているのだと察しがつきます。

冷房のあまり効かないキハ37・38より、窓全開のキハ30の方が心地よい事は久留里線で通学している学生は良く知ってのは当然かもしれません。そのためキハ30の方が混雑しているの(は当たり前なのかも知れませんが、乗って初めて知る事実でした。 12,08,18 木更津 923D キハ3062車内 Canon EOS7D
幸いにも923D木更津発車前と上総亀山到着場面でけ太陽が顔を出して、コントラストのあるスナップ写真が撮影出来ました。折り返しの928Dは順調に久留里駅に到着します。
久留里駅では交換列車の車掌の服が完全に濡れていました。運転士とのやり取りで横田駅あたりは物凄い雨が降っていたとの事で、まだ降り続いているのでしょうか?少し不安になってきます。さて、928D発車時にちょっとしたトラブルが発生しました…と、言うのも鉄ちゃんが駅構内に入り込んでしまい、構内から出る様にと運転士かタイフォーンを連打しだしました。駅の係員は出てくるは、交換の乗務員も心配して車外に出で来るはで一時現場が騒然となりました。久留里駅は駅裏のお墓から畦道を歩くと駅構内に入り込んでしまうので致し方ないのですが、鉄ちゃも素直に謝って出れば良いものの、警告を無視するような態度をとってしまうので運転士も頭にくるのは致し方ないところでしょうか?
列車が発車してその鉄ちゃんの横を通過する際に当該の鉄ちゃんが運転士に対して「申し訳なかった!」と言う意味で頭を下げればそれで一件落着するものを、さらにその鉄ちゃんは運転士を無視するような態度をとり続けるので運転士も更に頭に来て鉄ちゃんの前でタイフォーンを鳴らし放しで通過していきました。お互いに頑なな態度が相互の気持ちをヒートアップしてしまう結果となり、チョットした行動(態度)がその後の事態を大きく左右すると言う事を痛感してしまいました。
928Dはゲリラ豪雨に遭遇しないまま木更津に到着しました。しかし内房線は一部区間で運転抑止されていると構内放送で伝えていましたが私が乗るつもりでした158Mは遅れは出てはいるものの運転されているとのことでした。しばらくすると駅の南側の踏切が鳴り出して、接近予告放送も流れたのですが列車は一向に来ません。どうかした?″と見るとゆっくりとこちらに向かって来る205系が見えます。どうやら、豪雨後の安全確認の徐行を引いている感じです。結局、158Mは木更津駅に10分程度遅れて到着となりました。

小湊鉄道上総牛久ではスタフ閉塞の収受があります。この日、夏休みの親子鉄道体験イベントがあり、この列車にその子供達が乗車していました。小湊鉄道の社員の先導でスタフ閉塞の収受光景を見学したいましたが、子供達はなんでホームに出たかがわからず全く違うところを見ている子供もいました。 12,08,18 小湊鉄道上総牛久 11Aレ Canon EOS7D
木更津からは運転規制はなく順調に走っていきます。ただ雨は時折205系の窓をたたきつけていました。袖ヶ浦駅ではちょうど下り列車が到着したところで大勢の事が下車していくのが見えました。袖ヶ浦駅に大勢の乗客が下車するなんて光景は予期していなかったので驚いて見ていましたが、木更津アウトレットはこの袖ヶ浦駅が最寄り駅となっている事を思い出して、なるほど!と納得しました。
五井駅に到着した時点では完全に雨は上がり東の空には青空が見え出していましたが、西の空は真っ黒で数秒に一回、稲妻が光っていました。
五井駅では11:00発の11Aレまで少し時間があるので構内で撮影をしていました。私は撮る気はなかったのですが、たまたまカメラを向けた方向に小湊鉄道の女性車掌が歩いていて彼女は私が意図的にカメラを向けたと勘違いしたらしく、慌てて帽子で顔を隠して歩き出しました。何処で撮られるか判らず、彼女の気持ちもわからなくはありませんが鉄道会社は客商売ですので、悪戯に盗撮でない限りはあの様な敵視的態度をとられるとこちらも少し気分を害してしまいます。

小湊鉄道11Aレから接続するいすみ鉄道16Dは最新型の300型2連でした。乗車人員も多くてゆっくり乗れて快適でした。小湊鉄道の体験の親子はここでいすみ鉄道へと引き継がれて行き、大多喜でもイベントがあった模様です。 12,08,18 いすみ鉄道上総中野 16D Canon EOS7D
小湊鉄道の五井11:00発の11Aレは閑散期には単行で運転される日もありますが、さすがに「パワフル×スマイルちばフリーバス」の利用期間だけあって2連でした。車内は久留里線と異なり学生の姿はほとんどなく大半が乗鉄とレジャー客でカップルや若い女性のグループもあり華やかな雰囲気の車内でした。この華やかさも「パワフル×スマイルちばフリーバス」のおかげと思いきや車内検札が始まったので良く観察していると内房線から無札で乗り込んできた乗客が意外に多かったのが意外でした。11Aレが海士有木駅に到着する頃になると完全に晴ベースの天気になってきました。太陽が顔を出すと車内は急に蒸し暑くなります。電車の大容量のクーラーに慣れてしまうと、気動車のクーラーの効きの悪さが目立ってしまいます。11Aレは五井を出ると降車する一方かと思いきや、上総牛久駅では相当数が降りたものの、逆に数人か乗車があったのは予想外でした。
列車が養老渓谷駅に到着すると1/3の乗客(違う言い方をすると、レジャー客の大半が)降りて行きました。車内に残った乗客といえばみんなカメラを片手の明らかにその手を趣味としている方々がほとんどでした。小湊鉄道最大の峠超えて(千葉の分水嶺となります。)11Aレは定刻に上総中野駅に到着しましたがここからバスに乗り換える人はほとんどなく、その大半がいすみ鉄道への乗り換え客のようです。しかし小湊鉄道の20メートル車2連でそこそこの乗車率だった乗客の大半がいすみ鉄道へ乗り換えるとなるとレールバス1両ではかなりの混雑が見込まれます。”これは参ったなぁ~!”と私のお節介な懸念をあざ笑うかの様にやって来たのはいすみ鉄道でキハ52の次に輸送力の有る300型2連でした。これならホームや待合室で溢れていた乗客を余裕でさばけます。
ホームや待合室にいた乗客の最後に私が300型に乗り込みました。さすが300型2連です。あれだけいた乗客が全て座っても車内に余裕があります。しかし私は座席に座る事なく運転台の後ろに陣取ります。もちろん運転士勤務態度を監視するためではありません。ロケハンをするためです。いすみ鉄道の西元―久我原間は車ではロケハン出来ない場所が多数ありいつかは乗車してロケハンをしたいと思っていただけに良い機会となりました。
ところで乗車した16Dは上総中野折り返しでエンド交換した際に故障表示灯が点灯したためにその処置で5分延発となりました。現象は″GCS故障″と運転台に表示されるものの原因は判明せず、運転士はとりあえず大多喜までは辿り着こうと言う判断の様でした。それを裏づける様に16Dが大多喜駅構内に進入すると検修の人たが総出で出ていて、当該の301号を開放する作業に入りました。確かに社員が少ない鉄道ですが、それたけチームワークに長けているのが手に取るようにわかります。結局16Dは15分程度遅れて大多喜駅を出発していきましたが、責任者らしき方が若い検修の人に”(JRの)大原駅に電話して(遅れてしまったので)接続をとってもらえる様にお願いするように”と指示していましたが、なかなか気の効く鉄道と言う印象を深めました。

キハ52に乗車すると国吉駅ではボランティアの助役さんふんする方と運転士が模擬タブレット収受光景を演出してくれます。撮影のためですので、こちらの要望を聞いてくれるのがありがたい限りです。タブレットのタマを確認しいるように指差確認するようにリクエストしました…でも後でモニターを見たら肩から掛けたキャリアが逆!!! 12,08,18 いすみ鉄道国吉 キハ52 92D Canon EOS7D
私は大多喜駅で16Dから降りて、後続のキハ52の92Dに乗ることにします。定時なら30分程度の時間があるので駅から少し離れたセブンイレブンで昼飯を調達してくるつもりでしたが16Dの遅れで、その時間もなく92Dに乗り込みました。一応、指定席を購入はしたものの一度も座席に座る事なく、運転台でかぶりつきをしていました。92Dは大原駅に14:24に定時到着し、私は事前に調べた予定表も見る事なくやって来た205系の千葉行普通列車に乗り帰路に付く事にしました。

予定では普通列車(205系8連)で千葉まで出る予定でしたが、思いつきで上総一ノ宮駅から横須賀線直通が毎時1本でているのではないかと勝手に決め込んで、下車してしまいました。列車が発車してから駅の時刻表を見ると横須賀線直通と京葉線直通の東京行と交互運転で横須賀線直通は2時間に1本だと言うことを知り、愕然としてしまいました。仕方なく、予定になかった特急に乗車しましたが、これも京葉線の東京駅へ行くようです。全く思いつきで行動するからこんな事になるのだと反省しきりですが、また、こんな事をやるんだろうなぁ~??? 乗車した特急が大網駅に進入する際に見た空です。もう、秋が近い空になっていました。 12.08.18 スマホ T02D