
田んぼだったか、畑だったか吹きっさらしの中、何時間も待った割には同好者・ギャラリーもほとんどなく、拍子抜けした記憶があります。煙はほとんどやらせみたいで、かるく流す程度で走り抜けていきました。 81,12,01 豊肥線犬飼 試9704レ
30年前の12月には大分県の「ふるさと運動」の一環として豊肥線大分側にC581号機の出張運転があり、その試運転に出掛けています。ネガを見返すと山口線でC571号機を撮影してから九州入りしていますが、どの様なルートで移動したか等は全く記憶にありません。ただレンタカーを借りることなく列車で移動した事と復路の列車(C58のテンダーファースト)をどの区間かはわすれましたが、山が迫る橋梁の横で待っていて、橋梁際の「鉄橋歩行禁止」の看板に寄り掛かったら、その看板の支柱が木製で腐っていたのでしょうか?根元から折れて、危うく川に落ちそうになった事だけが記憶にあります。写真の場所も列車からロケハンして見つけたはずなのですが、それ以外まったく記憶にありません。
それより何より、この手の蒸機運転には単独ではまず行かなくなった自分が(仲間内でワイワイがやがやと楽しみながら行く事は多々ありますが・・・)わざわざ実質、片道1本の蒸機撮影に出掛けた事を当時の自分に驚いている次第なのですが、これには少し訳があります。今でこそ保存蒸機の出張運転は珍しくないのですが、実はこの豊肥線のC581号機の出張運転は保存蒸機として初めてであったわけで、その珍しさもあり出撃したのだと思います。そして結果論になりますが動態保存後のC581号機にとって横浜博と豊肥線と二つの出張運転の両方を撮影しているのは今思えば幸運だったと言えると思います。