朝日新聞、誤魔化す勿れ。なう。

2011年10月22日 21時39分55秒 | 巻二 起居注
20日、民主党の小沢一郎氏が、またネット生中継の記者会見に出席した。
自由報道協会の主催である。

俺はその様子を観ていないし、
強い批判にさらされない場を選ぶという小沢氏のやり方に問題なしとは思わない。

ただ、
上記会見を報じた朝日新聞の語り口には、
いやーな意図を感じざるを得ないのである。

曰く、
「政治とカネ」問題で厳しい質問が出なかった、
再質問も協会のルールを盾に遮られた、
「温かい感じの質問」を促す司会者…

質問数を限り、反論を許さない小沢氏の発言をノーカットで流すのはいかがなものか、と、
朝日新聞はそう言いたいのである。
政治家の思惑に乗せられるのはメディアとして恥ずかしいぜ、とでも言いたいのだろう。
なにしろ一流メディアだからなw

ではなぜ協会はこのような会見を開くに至ったのか。
記事は、ジャーナリスト畠山理仁氏(週刊金曜日でおなじみ)のコメントを載せている。
「記者会見のオープン化を訴えるフリー記者と、多様な質問にオープンな場で答えたい小沢氏が一致した」と。

まあ、それはその通りなのだろうが、
さすが主流一流メディアだけあって、
そもそも「オープン化を訴えるフリー記者」がなぜそれを訴えているのか完全スルー。

記者クラブでしょ。問題は。既存メディアの排他性の象徴として。

たとえばこういうこと。

記事はその最大の問題点に触れていない。
だから、なぜ協会があんな会見を開いているのか全然伝わってこない。
後ろめたいんだろうなとか勘ぐってやる。

記事にコメントを寄せている「識者」も、
「これからは既存メディアの力量が問われる」的なオハナシ。
おいおい、問われているのは力量ではなく良識ではないのかい(笑)

---------- キリトリ -----------

最後に、誤解なきよう。

たまーに朝日新聞の記事に突っ込みを入れる俺だけど、
それは毎日購読しているからであり、
ある意味期待の裏返しでもある。

他紙(特に讀賣とか産経…あ、産経をここに並べるのは讀賣に失礼か)には期待もしてないので読む気もないっす。

一番面白いのは赤旗日曜版だなあ。
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