ショルティのマーラー5番

2007年06月25日 23時16分00秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
金管が直接的に耳に訴えてくる。
特に、ホルンやトロンボーン。
譜面が無いからよくわからないんだけれども、
ああ、こんな動きをしてたんだな、という
いろいろな発見もあり。
デッカの局部拡大的な録音のせいという話も。

つんざく。

マーラー:交響曲第5番
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮
シカゴ交響楽団
ユニバーサルクラシック

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ごつごつしている。
鋼のよう、と言う人もいる。
確かにそうだ。
金属質。

でも、
流れまでがぶっきらぼうな訳ではない。
驚くほど流麗でもある。

そしてフィナーレの輝ける昂揚を聴け。

---------- キリトリ -----------

バーンスタインあたりと比較して、
ショルティはあまりに即物的であるかのような評を
たまに聞く。
正直よくわからないが、
必ずしもそうとも言えない気もする(どっちだ)

ああ、曲のせいか?
この、
激しく、
悶え、
苦悩し、
逡巡し、
踊り、
甘え、
爆発し、
ささやき、
そしてやっぱり爆発する音楽の所為か?

笑いたいとき、
落ち込みたいとき、
蹴飛ばしたいとき、
泣きたいとき、
ブチ切れたいとき、
私はよくマーラーの5番を聴く。


不思議なことに、
世界には怖いものなどさほど無いような気になる。
そして次の瞬間、
世界のあらゆる事象が怖く感じたりもする。

---------- 関連 -----------

「自分らしさって?」★ショルティのブルックナー5番

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