鎌倉女子大中・高等部マーチングバンドは創部45年、過去には全国大会15年連続金賞を受賞している名門バンドです。もともとはリコーダーと太鼓による鼓笛隊編成でスタートして、昭和42年にはリコーダーからトランペットに持ちかえて日本初の女子のみのトランペット鼓隊となりました。平成13年(2001年)にはバンド名を「トランペット鼓隊」から「マーチングバンド」に変更し、現在に至ります。中等部1年生から高等部3年生まで幅広い年齢層で活動しているため、レベルにあった演奏方法をとるなどの配慮がしっかりとなされています。取材に伺ったときには先輩達が後輩ひとりひとりを細かくチェックして、より完成度の高い演奏、演技に仕上げていくところはさすがだと思います。毎年ハイレベルなショーで観客を魅了する鎌倉女子大中・高等部マーチングバンドは今年も目が離せません。


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日本大学中学校、高等学校吹奏楽部は創部60年を誇る歴史と伝統を誇る部活で、マーチングだけの活動ではなく吹奏楽も両立して活動しています。そのためマーチングでは使わない楽器の部員はパーカッションやカラーガードといったパートで2足のわらじをはいています。例えば、オーボエのメンバーがフロントピット、フルートのメンバーがスネアドラム・・・といった感じです。日大高校吹奏楽部の最大の特徴は「指導者がいない」ことです。曲の構成からドリルデザインまでをすべて部員でおこなっています。また卒業生がサポートをしていて現役と卒業生のパイプも強いのが特徴です。最大のイベントである「定期演奏会に自分達で作り上げたショーをたくさんの人に見てもらい、感動していただきたい」というのが部員全員の願いであるといいます。日大高校吹奏楽部は部員全員が主役の「手作りマーチング」として今後の発展と活躍が大いに期待される学校です。卒業生の中には当編集部も大変お世話になっておりますマーチングの重鎮の方が多数いらしゃいます。伝統と古くからマーチングに取組んでおります楽しみな学校です。



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さいたま市を拠点としてスタスピの愛称で活動をしている『Spirit of Stars』は、2004年の結成と若いバンドとなります。団体名の由来が、「メンバー一人一人が星のように輝けるバンド」「一番になってトップで輝けるように」と願いが込められているとのこと、若い力を源にとても活気のある活動をスタートしておりました。活動としては、浦和区荒川の河川敷で土曜日・日曜日を中心に練習。大会に出場し上位を目指すだけではなく地域への社会貢献、文化交流、青少年教育の場として地域活動に貢献できる団体を目指しているとお聞きしました。このようなバンドが各地で若い力をきっかけに活動、発展していくことは今後のマーチング界ではとても重要なことだと感じた取材となりました。

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Winter Guard International(通称:WGI)というアメリカの大会をご存知でしょうか?この大会はパーカッションとカラーガードが独立してショーを展開するとてもハイレベルな大会となります。アメリカでは夏はDCI、冬はWGIと、年間を通して活動できるシステムが整っており、おのずと技術アップに繋がるということです。今回ご紹介した『Fusion Winter Guard』はそんなシステムを日本でも!というお考えの下に設立された本格的カラーガードチームです。今回の取材では2004年に引き続き2回目のWGI出場に向けた渡米前のとても活気みなぎった練習中のお伺いとなりました。お忙しい時期にも関わらず、関係者の皆様にはとても良くしていただき感謝しております。WGIの魅力をお聞きしたところ、マーチングとは違い音楽はあくまで効果音で、カラーガード自体を評価してもらえ「主役になれること」というお返事がとても印象に残っております。Fusionは他団体との掛け持ちも可能なのでお稽古事の様な感覚で技術アップも可能となり、団体に所属していても予算的な問題でなかなかインストラクターを呼べないという日本のマーチング事情を考慮していらっしゃるのは素晴らしいことだと思いました。新しいチームシステムを確立しているカラーガードチーム『Fusion Winter Guard』の今後の活躍を期待しております。

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横浜市立永野小学校マーチングバンドは『みんなでやるからマーチング』を合言葉に、昭和59年の創部以来活動を続け、昨年度悲願の全国大会初出場を果たしました。メンバーからも「他の学年と関わりができることがいいと思う」「自分の責任を感じました」という声があり、この合言葉がしっかりと浸透していることが伺えました。当日は練習も見学させていただき、小学生ながらとても効率的でテンポ良い練習内容が組まれており、メンバー内で活発に注意しあう姿が印象的でした。昨年度は基礎練習を例年以上に力を入れ、常に目的意識を持った練習を心がけることで技術的にも驚異的な進歩があったようです。顧問の先生方のマーチングを通じて豊かな人間性を育んでもらいたいというお考えは、小学生の活動にはとても大事なことだと実感した取材となりました。

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東京都江東区立第七砂町小学校金管バンドクラブは下町情緒あふれる荒川のふもとにあります。平成10年発足以来マーチングに取組んで、全日本吹奏楽連盟主催の「小学校バンドフェスティバル」をはじめ「ジャパンカップ」全日本マーチング・バトントワリング協会主催の全国大会に連続出場をしております。小学生らしく「みんなで協力し、気持ちを合わせて大会に臨む」を目標に「あいさつや礼をしっかりする」をスローガンにしているとの事です。顧問の鈴木先生の下、心を育てることを何事にも優先してご指導している様子が伺われます。もちろん地域や保護者の協力が無いと実現できない事と思います。マーチングを通じて学校が中心になり、子供たちを暖かく見守りながら、礼節を大切にした心の教育に繋がっているマーチングバンドは素晴らしいと感じます。地域、保護者、学校のコミュニケーションで小学生の子供たちが伸び伸び成長できる環境が整っているのでしょう。マーチングの活動を通して第七砂町小学校のような学校が日本全国で増える事を願って居ります。



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北九州市立香月中学校は北九州でも数少ないマーチングバンドとして、地域の中でもしっかりと根づいた活動をしているバンドです。4年連続で全国大会出場の実績があり、全校の6人に1人が部員と言う中学校です。どちらの学校も実績のあるバンドやクラブには生徒さんをその活動の中で引き上げる指導者の先生がおります。先生の熱意次第でバンドは大きく変わるのかと感じます。もちろん指導だけではなく、予算等のお金の工面から保護者との関係や校内での他の先生方との理解、そして学校を取り巻く地域との交流。本当に大変だと思います。特に九州や沖縄、北海道、となると「さいたまスーパーアリーナ」までの引率は気を使うことが多いと思います。
いろいろな人の支えがあって始めて出来ることなのでしょう。生徒のみなさんは幸せだと思います。全国大会に出場できる団体は限られます。マーチングを楽しいと感じられる体験が出来る人も限られます。いろいろな楽しみ方がありますが、先生との出会いが大切ですね。大きな大会だけではなくパレードや地域との交流を通してマーチングの楽しさを一杯体験できる中学校が増えればと願って居ります。
残念ながら香月中学校の村上大五朗先生は今年の移動でお移りになったとの事ですが、後任の先生と更なる活動を期待しております。


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インペリアルサウンドは、創刊号の中で紹介しました団体の中では、唯一Drum Corps Japan(通称:DCJ)の各大会に出場している団体となります。結成は1986年、大会をはじめ県内外のさまざまなイベントにも積極的に参加されておりますので、きっとどこかで目にしたことがあるという方もいらっしゃるのではないのでしょうか。
1月に行われたDrum Corps Japan Championshipでは2005年に引き続き、DIVISION Ⅱ部門においてチャンピオンを獲得。I&Eコンテストでもブラスソロ部門第1位、ブラスアンサンブル部門第1位と数々の実績を挙げております。
「本業(仕事・学業)を大切にし、仲間を思いやり、楽しみながらマーチング技術を高めよう!」というコンセプトはとても素晴らしく、「若人の心を掻き立てやまないドラムコー」と脇谷理事長がおっしゃっていたのがとても印象に残っております。愛知県のみなさんでドラムコーを楽しみたい方はインペリアルサウンドさんを訪ねてみると良いと思います。「ドラムコーファン」の中でも笑顔が素敵なメンバーの写真が一杯です。



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今や全国大会でも不動の地位を築いている下野庭小学校は、テレビ出演や地域の活動にも積極的に出演するなどマーチング普及にもとても貢献しており、小学校ながらとても頼もしい活動をしております。顧問の米谷先生のマーチングバンドにかける情熱は本当に素晴らしく、過去にも小坪小学校や日枝小学校を全国大会に引き上げた実績を下野庭小学校でも存分に発揮され、その手腕には敬服します。最近ではマーチング協会沖縄県支部に招聘講師としても招かれ、指導者育成にも力を注がれております。
下野庭小学校に取材にお伺いして、学校・保護者・地域の協力こそが子供達が純粋でノビノビとマーチングを楽しめる環境を育むいうことを改めて強く感じました。近年、少子化という大きな問題を抱えマーチングバンドにもその影響は少なからず出てきておりますが、今後も様々な地域で下野庭小学校に続くようなバンドが展開していくことを願います。
来年1月の全国大会でも下野庭小学校の素晴らしい演奏・演技を見れることを今から楽しみにしております。


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半田市の青山駅から車で約10分、天理教愛町分教会吹奏楽団はマーチングをする上できっと日本一の抜群の環境が整っているバンドであると感じました。当日は丁度2006WGI出場の為の練習中で、夜遅くまでメンバーが練習に取組んでおりました。
施設は本当に素晴らしいものでした。また、数々のトロフィーや歴史を感じさせるものも数多く展示されていて見ているだけで感動します。
又、関根ディレクターも快くお話をして頂き、施設だけではなくディレクターのマーチングに対する取組みやお考えにただただ感動した取材でありました。
早くからキャバリアーズとの交流やWGIに参加、海外との関係も深く日本を代表するバンドであります。
そのメンバーも親子で参加してる方もあり、素晴らしい事だと思います。又、地域の学校に体育館を開放したり、メンバーによる指導もしているとの事、先日の名古屋まつりと言い、Jリーグの地域構想のマーチング版の成功例と言えると思います。愛町を中心に愛知県マーチングが更に拡がると感じた取材でした。日本全国で愛町を見本にした県主催のバンドや催し物が増えると素晴らしいと思います。

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関東大会が終りました。どの部門も確実にレベルが上がって、3日の日はハプニングがあったり、4日はチケットが売り切れになったりと、運営に携わった方は大変であったとご察し致します。とても良い大会でマーチングの普及拡大の期待が持てました。

さて、次からはバンドインフォメーションでご紹介させて頂きましたバンドを改めてご紹介出来ればと思います。創刊号では18の団体様にご協力頂きました。いろいろな活動をされておりますバンドやもっと知りたいバンドをご紹介出来ればと考えてご協力頂きました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。


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現在は残念ながら活動しておりませんが、BAYMAX Drum&Bugle Corpsで97年、日本からDCIに出場したご経験の方です。20代のインストラクター&ドリルデザイナーとしてご活躍中です。「考える!コミュニケーション!楽しく」を伝える工夫に取組んでいらしゃるとのこと、プレーヤーとの距離感が近くとても頼りになる存在だと感じました。具体的お話しも多く、特にストレッチやイメージトレーニングについては参考にして欲しいと思います。現場で感じる生の声を本音で語っていただき感謝しております。悲しいことに日本の社会ではあまり目立つことをすると批判も多く出てまいります。船田さんような若い方が声を大きくしても楽しく成長できる環境が大切なことかもしれません。組織や今までマーチング・ドラムコーを牽引してきた先人が若い指導者をサポートして頂けることを願っております。


本日まで創刊号の中のindividualにご登場頂きましたトップランナー11名の方をご紹介させて頂きました。今でもインタビューをさせて頂きました楽しい時間を思い出します。みなさん言葉、表現は異なりますがマーチング・ドラムコーをこよなく愛し、情熱を持って、取組んでいる姿に感動いたしました。夢は叶う。願っていればいつか叶うものです。情熱を何時までも持ち続けたいものです。ありがとうございました。次号におきましてもトップランナーをご紹介させて頂きます。楽しみにしてください。

最後にスポーツの世界でも得点が誰の目にも明らかで、ルールも知っているサッカーや野球の得点競技の順位とフィギアスケートやシンクロのような採点競技の順位づけは違うと思います。今回、予めindividualに登場して頂きました方々に審査について質問をさせて頂きました。実際に審査に関わって頂いている方々も多く、本当にありがとうございました。音楽を評価する、動きを採点する事の難しさを知ると共に審査の透明性を高める工夫も大切な事と感じました。マーチング・ドラムコーの発展の為にも今後のみな様のご活躍を期待しております。


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京浜女子大学中高等部(現鎌倉女子大学中高等部)から小田原マーチングバンド、日本ビューグルバンドのご出身で現在公認指導員としてご活躍中の方です。実際に小学校や現場の指導のご経験から具体的な指導のポイントをお話し頂いております。どうやって子供たちに伝えていくか、子供の目線で工夫されているのだと感じます。常にテーマを持って取組む姿勢は、普段完成された本番だけを見ている私たちには想像も出来ないご苦労があると思います。「コー・スタイルやカレッジ・スタイルだけではなくいろいろなスタイルを見ることが大切です。」編集部も賛成です。世界大会を見ると各国ごとに個性があり、楽しいものです。エジンバラ・タトゥーやBOA、WGI、DCAも今後ご紹介出来ると良いのですが・・検討・奮闘しています。

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