皆さんこんにちは☆

前回からスタートしましたDCIチーム特集ですが、今回取り上げるのは「ブルーデビルス」です。ブルーデビルスといえば、DCIファンならずとも知っている人も多いかと思います。日本人にもっとも馴染みの深いドラムコーですね。まずはブルーデビルスを少し詳しく紹介しましょう。

ブルーデビルスは「ブルデビ」「ブルー」などの愛称で親しまれているドラムコーで、本拠地はカリフォルニア州コンコードというところにあります。DCI史上最多となる11度のチャンピオンに輝いており、特にブラスラインは有名で毎年トランペットのソリスト達は素晴らしいハイノートで観客を魅了しています。また、「トップ3ドラムライン」といわれているバッテリーラインも素晴らしく、あの石川直さんも1997年にスネアドラム奏者として在籍していました。1999年にはDCIのルール改正によりそれまで使用していたビューグルからB♭、F管を用いたマルチキーにブラスラインを総入れ替えして話題になりました。このことは「ブラスレボリューション」といわれ、日本のドラムコーにも絶大な影響を及ぼしました。打楽器も2000年にそれまでのヤマハからダイナスティにフルモデルチェンジし、「オールダイナスティ」のドラムコーとして現在に至ります。

ブルーデビルスは1軍から3軍まであり、DCIのファイナルに出場しているのは1軍であるA corps(ディヴィジョン1)で、ディヴィジョン2には2軍であるB corps 、ディヴィジョン3には3軍であるC corps があります。中には子供のころからブルー一色なんていう人もいるほどです。今年の1軍であるA corpsの特徴として「衣装が変わったこと」があげられます。過去に1988、1989、1994、2004に衣装のチェンジがありましたが、今回の衣装は1994年の衣装の改良型っぽく見えます。気になる方はホームページでチェックしてみてください。

さて、気になる今年のショーテーマですが「Godfather part Blue」ということで映画ゴッドファーザーからの選曲で構成されています。有名な「愛のテーマ」はもちろん、「ゴッドファーザーワルツ」「シシリアンパストラル」などさまざまな曲で楽しませてくれるでしょう。これらの曲はニノ・ロータというイタリアの作曲家によって書かれ、ブルーのデザインチームのウェイン・ダウニー氏、スコット・ジョンソン氏、スコット・チャンドラー氏らによってアレンジされています。先日行われたファーストショーでは74.30をマークしました。2位のサンタクララ・ヴァンガードとは4点差以上の大差をつけました。この時期としては素晴らしい得点であるといえます。

今年のブルーデビルスは変わった衣装と、トランペットのソロなどに注目してみると楽しめると思います。以上今回はブルーデビルスについて取り上げました。感想等ありましたらコメントよろしくお願いいたします。


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皆さんこんにちは☆

大変ご無沙汰してしまいましたが、久々の更新になります。
最近はワールドカップが熱いですが、この間は悔しかったです・・。
前回の雪辱をはらすべく、クロアチア戦にはなんとしても勝ってほしいですね☆

さて、この時期熱いのはなにもサッカーだけではありません。
そうです、6月も後半といえばDCIツアーがスタートします。今年も各チーム
仕上がり具合や、ショーの内容等が楽しみなところですが、今回から各チームの
ショーの内容やちょっとしたネタを特集してみようと思います。

今回は「キャバリアーズ」にスポットを当ててみましょう。
今年のキャバリアーズのショーテーマは「MACHINE」!曲はウィントンマルサリス
氏の「SWEET RELEASE」よりスケルツォを基にしたオリジナル曲です。
これをキャバリアーズのデザインチームのR.ソーセイド氏(ブラス)J.キャセラ氏(パーカッション)
がアレンジし、オリジナリティあふれる作品に仕上げたと、いうわけです。

今年のキャバリアーズはブラス72人、パーカッション28人、カラーガード32人の
編成になっていて、びっくりしたのはスネアが斜めってる!!ということです。
ご存知の方も多いと思いますが、パーカッションアレンジャーのJ.キャセラ氏は
元サンタクララヴァンガードのアレンジャーであり(1989年オペラ座の怪人のベースドラム3番奏者)
キャセラ氏がサンタクララ時代に考案したスネアの角度を斜めにする奏法を、今年
キャバリアーズが取り入れているのです。もともと昔はこのように斜めにしょって
演奏していたので普通といえば普通なんでしょうけれど、キャバリアーズがこの
奏法をやってくるとは・・衝撃です。

今後の地方大会や、DCIの本大会が楽しみですね。
今年もキャビーから目が離せません。

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