春を呼ぼう
作曲＆演奏：鈴木実（シンガーソングライター）
かつて、山形県尾花沢市で開催されていた
雪のスクリーンによる野外映画会『雪中幻燈会』。
この曲はイメージソングとして作られました。。
その模様は日本テレビ「遠くへ行きたい」でも紹介され、
東京からツアーを組んで観に来られるほど盛況でした。
現在は主催者やメンバーの高齢化に伴い、開催されていません。
復活が望まれるところです。
雪中幻燈会のヒントになったのは宮沢賢治作「雪渡り」です。
宮沢賢治の魂が豪雪地帯尾花沢で、
姿、形を変えて復活したと言えます。
【春を呼ぼう】～尾花沢の雪は温かい～
晴れた日は外へ飛び出そう 青く輝く大空の下に
ふりかえり空を見上げれば 遙か彼方に月山が見える
夏には真っ赤なスイカを食べ 花笠で踊った祭りのパレード
徳良湖ではボートに乗って 丹生川で芋煮会したね
あなたに届けたい 故郷のなつかしい香り
雪の日は外へ飛び出そう 白く輝く雪のスクリーンへ
ろうそくの灯りがゆれて かまくらの中で映画を観たよ
幼い頃の思い出は 楽しい夢ばかり見ていたけれど
初雪が降る頃には 都会へと出て行くお父さん
寂しくて冬の夜は こたつの中で手紙を書いた･･･
故郷の春はまだ遠く 来る日も来る日も雪は降るけど
尾花沢の雪は温かく あなたの帰りを待っている
春を呼ぼう 春を呼ぼう故郷に春を呼ぼう
夢を呼ぼう 夢を呼ぼう この胸に夢を呼ぼう
いつまでも いつまでも 故郷を愛している
やがて雪どけ水は 大地を潤してゆく
そして少女は花嫁になって 新しい旅立ちが始まるよ
雪のスクリーン 雪中幻燈会 イメージソング
作詞作曲編曲：鈴木実 1998年
