「ただいま。」
僕は家のドアを開け、うちに入った。
僕はとても充実した半日を過ごし、家に帰ってきたのだ。
バードウォッチングには、近いうちにまた行くことになった。
明日は?と提案したが、明日は夏祭り!とタツ。それは夜じゃん!まぁいいか・・・。という具合だ。
そういえば返事がない。弟の佳昭は、たしか出かけているはずだけど・・・。みるとお風呂に電気がついている。つまり母さんは風呂だ。
僕は今日半日を、思い返した。カラス、サギにいろんな種類があったこと。日の山で群をつくっていたスズメのこと。トンビ・・じゃなくてトビのこと。そしてかわいかったハクセキレイのこと。
あっそうだ!今日見た鳥を、忘れないうちにメモしておこう。僕は、2年前東京に行った時以来、使っていないメモ帳を取り出した。「ホテルヒルトン東京」・・・泊まったホテルと、電話番号が書いてある。次のページからスタートだ。ハシブトガラス、ハシボソガラス、コサギ・・・。ホオジロは・・・やめておこう。一瞬動いたのが見えただけで、はっきり見た訳じゃない。
「よし、完成!」
たぶんこれで全部だろう。僕は数えてみた。
「1,2,3,4・・・」
なんと12種類!!あの短時間で、これほど多くの鳥が見られるとは!なんどもいうが、当初のスズメとカラスぐらい。なんて馬鹿な考えだ!
「まぁ、お帰り。」
母さんが風呂からあがってきた。
「今日しんちゃんとタツと、バードウォッチングに行った。」
「まぁ!そういえばしんちゃん、バードウォッチングしよってんやったねぇ。面白かった?あらぁ~それはよかった。どんどん教えてもらいなさい。」
やけにうれしそうな、そして予想通りの反応だ。なぜならこの人、とにかくTV・GAMEなどが極端に嫌いで、自然が極端に好きなのだ。
いつも僕はその性格に対して腹を立てている。しかし今日は怒る気にならない。なぜなら今日は、本当に楽しかったから。
僕は今日、小さな、だけど大きな一歩を踏み出した気がした。そしてその一歩は、僕の未来を変える大切な一歩であるような気がする。
こうして僕はバードウォッチングと出会ったのだった。
僕は家のドアを開け、うちに入った。
僕はとても充実した半日を過ごし、家に帰ってきたのだ。
バードウォッチングには、近いうちにまた行くことになった。
明日は?と提案したが、明日は夏祭り!とタツ。それは夜じゃん!まぁいいか・・・。という具合だ。
そういえば返事がない。弟の佳昭は、たしか出かけているはずだけど・・・。みるとお風呂に電気がついている。つまり母さんは風呂だ。
僕は今日半日を、思い返した。カラス、サギにいろんな種類があったこと。日の山で群をつくっていたスズメのこと。トンビ・・じゃなくてトビのこと。そしてかわいかったハクセキレイのこと。
あっそうだ!今日見た鳥を、忘れないうちにメモしておこう。僕は、2年前東京に行った時以来、使っていないメモ帳を取り出した。「ホテルヒルトン東京」・・・泊まったホテルと、電話番号が書いてある。次のページからスタートだ。ハシブトガラス、ハシボソガラス、コサギ・・・。ホオジロは・・・やめておこう。一瞬動いたのが見えただけで、はっきり見た訳じゃない。
「よし、完成!」
たぶんこれで全部だろう。僕は数えてみた。
「1,2,3,4・・・」
なんと12種類!!あの短時間で、これほど多くの鳥が見られるとは!なんどもいうが、当初のスズメとカラスぐらい。なんて馬鹿な考えだ!
「まぁ、お帰り。」
母さんが風呂からあがってきた。
「今日しんちゃんとタツと、バードウォッチングに行った。」
「まぁ!そういえばしんちゃん、バードウォッチングしよってんやったねぇ。面白かった?あらぁ~それはよかった。どんどん教えてもらいなさい。」
やけにうれしそうな、そして予想通りの反応だ。なぜならこの人、とにかくTV・GAMEなどが極端に嫌いで、自然が極端に好きなのだ。
いつも僕はその性格に対して腹を立てている。しかし今日は怒る気にならない。なぜなら今日は、本当に楽しかったから。
僕は今日、小さな、だけど大きな一歩を踏み出した気がした。そしてその一歩は、僕の未来を変える大切な一歩であるような気がする。
こうして僕はバードウォッチングと出会ったのだった。