またしても梅の生徒の「聞く聞く」の大鏡だ!とにかく、夏休みの宿題をしっかりやれよ!
『この粟田殿の息子たちは三人いらっしゃったが、長男は福足君と申したのですが、幼い子供というのはそんなものだとは思いますけれども、たいへん驚きあきれるほど、たちが悪くていらっしゃった。
東三条殿の(還暦の)お祝いに、この福足君に、舞を舞わさせ申し上げようというので、(父の粟田殿が)習わせなさっている間も、だだをこね、いやがりなさるのですが、(人々は)いろいろとご機嫌をとり、祈祷までして、お教え申し上げたのですが、(さて)当日になって、とてもご立派に舞の装束を整え申し上げなさったのに、舞台の上に上がりなさって、楽器の音が調子を整えるために吹き合わせ始めると、(福足君は)「いやだなぁ、僕は舞いたくないよ。」と言って、(きれいに結い上げた)角髪を引きむしり、装束をびりびりと引き破りなさるので、(父の)粟田殿は、顔色が真っ青になりなさって、茫然自失のご様子である。』
さてさて、この続きはどうなるのかな、ドキドキ
頑張って読んでみなよ
『この粟田殿の息子たちは三人いらっしゃったが、長男は福足君と申したのですが、幼い子供というのはそんなものだとは思いますけれども、たいへん驚きあきれるほど、たちが悪くていらっしゃった。
東三条殿の(還暦の)お祝いに、この福足君に、舞を舞わさせ申し上げようというので、(父の粟田殿が)習わせなさっている間も、だだをこね、いやがりなさるのですが、(人々は)いろいろとご機嫌をとり、祈祷までして、お教え申し上げたのですが、(さて)当日になって、とてもご立派に舞の装束を整え申し上げなさったのに、舞台の上に上がりなさって、楽器の音が調子を整えるために吹き合わせ始めると、(福足君は)「いやだなぁ、僕は舞いたくないよ。」と言って、(きれいに結い上げた)角髪を引きむしり、装束をびりびりと引き破りなさるので、(父の)粟田殿は、顔色が真っ青になりなさって、茫然自失のご様子である。』
さてさて、この続きはどうなるのかな、ドキドキ

