どこの会社でも、少なからず起こるであろう人間関係での「台風」
うちの会社でも、例にもれず。
今回は、あの部署に向かって、時速15キロでゆっくりじっくり北上。
まぁ、色々起こるわけです。
そんな中で、なぜか、
その台風に巻き込まれることのない人がいます。
ん?気のせい?
よく思い出してみよう。
3か月前のあの時は?
答え:該当人物ではなかった。
半年前のあの時は?
答え:台風の目でもなく、台風が接近する地域にもいなかった。
1年前の、あれはどうだろ?結構色々な人が巻き込まれた、あの件は?
答え:うー---ん。。。
やっぱり台風から随分遠い所にいた。
え?
偶然??
それから、女子同士で良く話題に出るようになった。
いつも、どんな台風にも巻き込まれることのない、貴重な人物の彼。
なんで?
そんな事が可能なのか??
ある時、酔っぱらった勢いで聞いていみた。
私:「まさる!」(ハイ、呼び捨て)まさる、ちょっと聞いていい?
なんで、いつも台風の中にいないの?」
まさる:「え?どういうこと?」
私:「だからぁ、なんで、いつも台風から外れていれるの?色々、あるじゃん。私の言っている意味、わかる?」
まさる:「あー-----。」
私:「いや、あー----、じゃなくて!」
まさる:「うー-----、よくわからないっす。」
私:「わからない? わからないわけ、ないだろ!
なんでだ、って聞いてんの!」(既にワイン5杯目)
まさる:「あー-----。」
私:「秘訣は何?」
まさる:「秘訣?うー----ん。。。
誰とも仲良くないから、ですかね」
誰とも仲良くないから、ですかね✨
なんだか、
名言のように聞こえてしまったじゃないか!
確かに。
まさるは、いつも、誰ともつるまない。
特定の誰かと一緒にいない。
ここが、ビックリなのだが
彼は、
何事も、「ほどほど」なのだ。
いつも、寡黙。
いつも、一定のテンション。
いつも、そんなに頑張らない。(いや、頑張らないんかい!)
頑張らないケド、サボってはいない。
専門知識は持っていて(ってか、これは、本当はかなり高度な知識を持っている。ひけらかさないだけ)
ほどほどに、英語を話し
ほどほどに、中国語も話し、
ほどほどに、数字を稼ぐ。
背丈も、ほどほど。
体型も、ほどほど。
スーツも、ほどほど。(お洒落でもないし、不潔でもない)
誰かに、褒められることもなければ
誰かに、責められることもない。
嫌な時は、「嫌です」とはっきり主張して、ひたすら黙っている。迎合することもない。
これって、
ある意味、すごくない???
なんじゃい、この、ほどほど加減!
圧力とスチームで丁寧に炊き上げる
極上の炊飯器か!
なるほどねぇ。
業績がダイレクトに影響する外資系企業が多い中、
こういう人は、あまり見かけない。。
欲がないのだと思う。
出世したいとか
彼女がほしいとか
そういう「食いつき」が全く見られない。
今の若者って、そういう人が多いのか?
「ある意味、尊敬するよね」と女子で話した。
ある時、急に女子の中で、ぐー---んと彼の株が上がったりするのだ。
本人は、なー----んにも しちゃいないのだが!
よく考えてみると
仕事ができなければ、確実に「矢」は放たれる。あらゆる場所から。
その「矢」が飛んでこない、ということは。
やはり、
「仕事は、ある一定のレベルをこなしている」ということなのだ。
何気に英語も、中国語も、トボトボと話す。(めっちゃ流暢かと言われると、そうではないのがポイント)
でも、中国語も話すって、すごくないか?
それなのに、誰かに、妬まれることも、ないのだ。
新種?
先日、社員の1人が、知り合いから野菜と果物をもらったと言って、会社に持ってきた。
果物からなくなっていき、野菜が残った。
女性社員は、野菜を家に持ち帰って料理して食べた。
私も「パプリカ」を持って帰って家で食べたら、ものすごく甘かった。
私:「ねえねえ、パプリカ、すっごく甘くなかった?美味しかったよねぇ」と話をしていたら
まさる:「そんなに、言うほど、甘くはなかったですけどねー」
Aちゃん:「ホント?家に持って帰ったの?」
まさる:「いや、ここで食べましたよ」
私:「ここって。。?オフィスで?」
まさる:「はい、オフィスで。」
私:「よくここで食べたな!切って、ドレッシングとかつけて食べたってこと?」
まさる:「いや、生で」
私:「生?ああ、ドレッシングなしでってことね?」
まさる:「丸かじりしたんです」
私:「え???丸かじりしたの?すごいな!ワイルドすぎだろ笑!」
まさる:「ええ、まぁ」
Aちゃん:「よく、1個丸々食べたねぇ。」
まさる:「1個じゃなく、4個食べましたけどね」
へ?
4個、丸かじり?
あんた、相当気に入って食っとるやないか!
それが、まさる。