下部温泉

台風１５号の影響は予想以上に大きかった。

道楽ではないけど、書かなきゃいけないと思って書いてます。

この夏は連続して大雨が降り、山々に水がたっぷりと含んでいたところに今回の台風。
湯之奥金山博物館前の下部川が氾濫して温泉街は大打撃でした。

山梨県以外では下部温泉の災害状況はあまり報道されていないのかもしれません。

温泉街途中の橋あたりから下流側は建屋に浸水して酷かったらしい。私が温泉街を見に行ったのは
台風直撃の４日後でしたが、建物の中の家財や家電を出して洗っていました。

私の住んでいる地域は増水による氾濫というのがなかったのでこういう惨状を見るのは初めてで
現場にいるのに罪悪感を感じ、すぐに引き返してしまいました。

特に道路と川に挟まれた建物が被害が大きく、川に面した側は見る影もない。
温泉宿として立ち直るにはかなりの体力が必要になると思います。

今年は東北の地震や近畿地方の皮の氾濫もあり、各地で災害が起こっていて支援の手が必要になると
思いますが、ここも同様に支援が必要でしょう。
営業再開した宿に泊まってあげるのが一番かな。

温泉街ほどではないですが、博物館も雨の被害をうけています。
博物館も、裏山の沢から土砂が流入していて、まだ完全には片付いていません。身延町全体の被害を考えたら
博物館は後回しになってしまうのかもしれませんが、早くきれいになってほしいものです。

周辺の川は氾濫寸前までいったらしく、見慣れたコンクリートブロックは消失、川の大きな中州も削られて
平坦になってしまった。
各所の川原の景色が激変しました。

身延線は富士宮～下部間で土砂崩れ、土台が流失して宙吊りになった線路もあります。

みなさん、こちらへ来られる時は、公共の乗り物の災害状況と道路状況を確認して来てください。
少しの雨でも土砂崩れの危険があります。