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テント設営が終わったのが14時過ぎ。
相談した結果、
明日は天気がイマイチそうなのと、北戸蔦別岳から下山するだけの予定にしたかったので、
戸蔦別岳に向かうことにしました。
ネットで調べたとおり、ここからはハイマツを漕いだり、横が崖になってたり、
縦走装備では自分にはきつかったと思います。高所恐怖症なのです。
優しい夫は荷物を持ってくれました。これが間違いだった・・・。
ミヤマシオガマと幌尻岳。
戸蔦別岳に到着。
七ツ沼。写真では見た事はあったけれど、実物は写真より何倍も美しかった。
いつか泊まってみたい。
当初の予定では戸蔦別岳までの予定だったのだけれど・・・
こんな雄大で美しいものをみてしまうと行ってみたくなりました。幌尻岳まで。
戸蔦別岳の時点で15時すぎ。何時に日が落ちるだろう。
幌尻岳までタイムリミット17時で向かってしまった。無知っていうのはほんとにおそろしい。
ここから幌尻岳山頂までは偽ピークがいくつもあり遠いのだ。
最高の稜線歩きだった。山頂までは遠い。
到着。17時03分。
いつかは登ってみたかった。
胸がいっぱいになった。
・・・だが急いでテント場まで戻らなければ。日が暮れてしまう。
私の方が元気だったので、一足先に戻ってご飯を作って待ってるということで別行動してしまった。
夫はもう疲れがピークで精根尽き果てていた。
私は疲れてはいたが、夜霧をかぶりながらそんなに迷うことなく戻ることができた。
夫は戻ってこないのに、辺りは真っ暗になっていて、待っている時間は後悔に苛まれていた。
戻ってこなかったらどうしよう・・・あんなに疲れていたんだから絶対に一緒に行動するべきだった。
・・・・・
色々なことが頭を駆け巡っていると、ヘッドライトの灯りがテントにあたって、
帰ってきた! 本当に本当にほっとした。
やはり水も体力も尽き、焦っても体は動いてくれなくて、時に這うように、道に迷いながらもヘッドライトの灯りを頼りに進んだと言っていました。
動けなくなって遭難する時はこういう感じなんだろうとも・・・。
無事で良かったよ。
結局疲れすぎていたので、濡れた服を着替え食事をとることもなく眠りにつきました。
夜間に登山をする方がたまにいますが、そういうことをする人は特別な人だと思いました。
山では時間に余裕を持って行動しないといけませんね。
苦い思い出となりました。
つづく・・・。
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