福助の部屋

どうでしょうCUEスワローズSHINee映画うたとの毎日etc。大好きなことゆるゆる綴ります。

『ライフ・イン・ザ・シアター』

2006-05-14 19:04:54 | 演劇
5/13 イズミティ21 大ホール 27列

<作>デイヴィッド・マメット <演出>ポール・ミラー
<出演>市村正親 藤原竜也
※ネタばれあります※



行って来ました、『ライフ・イン・ザ・シアター』
会場は、去年『COMPOSER』のクローズドサーキット以来のイズミティ21
“亜樹ちゃん見たなぁ”と懐かしい気分に

肝心のお芝居の方も、市村・藤原両俳優の持ち味を存分に楽しめる内容でした
ストーリーと言うストーリーは特になく、ベテラン俳優のロバート(市村正親)と
若手俳優のジョン(藤原竜也)が、楽屋や舞台袖と言ったバックステージで交わす
会話が中心の二人芝居。
ところどころ劇中劇のように二人が舞台で演じている様子も挿まれて行くので、
とにかく二人とも何度も衣装替えがあって、しかも楽屋という設定の場面では
舞台上で着替え!なんてこともあり、大変目の保養になりました(笑)

二人芝居の上にストーリーのない会話劇と言う今まで見たことのないお芝居で、
どんな風に物語が進んでいくのか最初は少し戸惑いまして、
実際、何かこう劇的に物語が動くということもなく、淡々と二人の役者の会話が
続いて行くので、このお二人でなければちょっと退屈したかも知れませんね

でもさすがにお二人が演じると、会話だけでもとてもドラマティックでした

市村さん演じるロバートは老境にさしかかりつつあるベテラン俳優。
初めは若手俳優のジョンに演劇に関するあらゆることを教えていくんですが、
次第にジョンは実力をつけ自分を追い越していきます。
加えて自らの衰えにも不安を感じ…という俳優の悲哀みたいなものが
市村さんを通して伝わってきました
若さと勢いで上り坂のジョンに時にはライバル心を見せたり、時には親心を
見せたりと、市村さんの細かな演技に感服

一方、その若手俳優ジョンを演じるのが藤原竜也さん。
テレビでしか見たことありませんでしたけど、やっぱりお芝居上手な人なんですね~
まだ俳優になったばかりでどんな役でも舞台に立てる喜びで溢れていた時、
だんだん実力をつけ自分の世界を持ち始めロバートの助言も疎ましく思う時、
そして役者として衰えていくロバートを複雑な思いで見守る時。
それぞれに見せる表情がとても自然で、とても素敵でした
そして何より、本当に綺麗な人でした~

またいつかお二人の舞台を観て見たいなぁと帰って参りました


コメント
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