1979年、とある平和な田舎町で“ぼくたち”-ママチャリ(市原隼人)・
西条(石田卓也)・孝昭(加治将樹)・グレート井上(賀来賢人)・千葉くん
(脇知弘)・ジェミー(冨浦智嗣)・辻村さん(小柳友)-はイタズラを
仕掛けることに青春をかけ、のんきな高校生活を送っていた。
そこへ現れたのが、“ぼくたち”のイタズラに徹底的に反撃する駐在さん
(佐々木蔵之介)。
かくして、“ぼくたち”と“駐在さん”のしょーもないイタズラ戦争が開戦!
やられたらやり返す戦いが続くそんなある日、同じ町内に住む少女・ミカちゃん
が重い病気で入院しており怖がって手術を受けたがらないことを知った“ぼくたち”。
ミカちゃんのために、“ぼくたち”の命がけのイタズラ大作戦が始まった!
こんなに見終わった後に爽やかな気分になる映画は記憶にありません
とにかく“ぼくたち”と“駐在さん”のバトルが可笑しい
“ぼくたち”の仕掛けるイタズラはホントしょーもなく、でも陰険なところが
全然なくてとことん全力投球で
それに対する“駐在さん”の反撃も大人気なくて最高です(笑)
そんなバカらしい戦いの日々の隙間に、仲間や家族を大切にする気持ちとか、
故郷に対する思いとかが上手く挟み込んであって、見てるとなんだかとっても
懐かしい気持ちになりまして
笑ってばかりで油断してたら、まんまと泣かされました
“ぼくたち”はバカなことばっかりやってるけど大切なものをきっちり守ってて、
“駐在さん”はそんな“ぼくたち”に真正面から対等に向き合ってて、
なんかこういうのって良いなぁと羨ましくなりましたね
やっぱり蔵之介さんは素敵です
駐在さんの、『止まれ~っ!!』って言う第一声から笑いが止まりませんでした(笑)
国家権力を振りかざしてただ“ぼくたち”のイタズラを取り締まるだけじゃない、
蔵之介さんの熱い“駐在さん”は、ホントにこんな大人がいたら素敵だなぁと
思わせてくれました
“ぼくたち”も見てると自然に笑っちゃう、愛すべきおバカさん達
市原さんの笑顔は最強です
そして忘れてならない、我らがナックスリーダー・森崎博之!
いや~モリ、あんなに出てると思わなかったわ~(笑)
モリの大きいお芝居、この映画にピッタリでした
森崎先生、最高
この映画の舞台は栃木みたいでしたけど、実は原作者のママチャリさんは
山形の白鷹町のご出身なんです
今回の映画は700日戦争の内の108日の出来事らしいので、
次回作はぜひ山形ロケで作って欲しいなぁと思います