徒然音楽夜話

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日本人がピアノ部門で1、2位 ブラームス国際コンクール

2012年09月10日 | 気になる音楽ニュ-ス

共同通信(2012年9月9日16時23分)
http://news.infoseek.co.jp/article/09kyodo2012090901001552

オーストリアのヨハネス・ブラームス国際コンクールで9日、ピアノ部門の決勝が行われ、横浜市出身の佐藤麻理さん(25)が優勝した。→


(記事のまとめ)2位には北海道出身の黒田佳奈子さん(30)が入賞、上位2位を日本人が占めた。
佐藤さんは、5歳からピアノを始め、東京芸大を経て、07年からウィーン国立音大に在学中。

※最近、つとにアジア出身の音楽家によるヨ-ロッパでのコンク-ル入賞者が増えているし、また主要オ-ケストラの中枢にも占めるようになって来ている。700年の歴史を持つ西洋音楽、一方日本は明治以来まだ100年少しばかりの歴史しかない。にもかかわらず本場のコンク-ルでどんどん賞を取り続けている。
そうであるならば、私たちは本当に西洋音楽を理解している領域に達しているのだろうか。西洋側からこの点、どう見られているのであろうか。みつとみ俊郎氏の本にこんな趣旨の記述があった。

「ひょっとして私たちは西洋音楽についてまだ何も知らないのではないか。西洋音楽の原理はすべてキリスト教があったからこそ生み出されたもの。そういう原点すらも無視して、クリスチャン人口が日本人全体のたった1%にも満たないこの国で、クラシック音楽を必死に私たちの文化の一部だと思い込もうとしているのである。しかも西洋音楽は700年の歴史、日本は明治以来まだ100年少しばかりだ。
・・・・おそらく日本人は、世界的に通用する優秀な日本人音楽家がたくさん出て来た現在の日本の状況を、“もう私たちは西洋音楽をヨーロッパの人たちと同じレベルで楽しむことができるのだ。私たちのレベルは高いのだ”と勘違いしているのではないだろうか。」

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