徒然音楽夜話

つれづれなる音楽の道草情報です

一服一銭 モ-ッアルト

2012年05月16日 | 徒然音楽夜話
モ-ッアルト

モ-ッアルトの音楽は二つの部分からなる。書いてあるものと書いてないもの。大切なのは後者だ。
ヴィットゲンシュタイン

モ-ッアルトとは何か?一言で言えば、自由で雅を失わず、まじめと遊びが一体となり、のびのび呼吸する音楽ではないだろうか。
吉田秀和

モ-ッアルトは子供にはやさしすぎ、大人のピアニストには難しすぎる。
ブゾ-ニ

大阪市音楽団「廃止1年延期を」 橋下市長と意見交換

2012年05月10日 | 気になる音楽ニュ-ス
2012.5.7 23:19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120507/lcl12050723210002-n1.htm

橋下徹市長と大阪市音楽団との意見交換会 =7日午後、大阪市中央区の市音楽団事務所(松永渉平撮影)

大阪市の橋下徹市長が市直営方式の廃止と職員の分限免職方針を示している市音楽団の音楽士(楽団員)36人が7日、市長と直接意見交換した。楽団員からは自立する方向性に一定理解を示す意見が上がる一方、「民営化に向けては膨大な作業量が予想される」として、市側が平成25年度とする廃止時期の1年延長を“直訴”する声も。橋下市長は、楽団としての統一見解を再度聞いた上で最終方針を決める考えを伝えた。

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いつの時代も、文化は予想外のお金がからむだけに悩ましい問題が続く。チャイコフスキ-にしろ多くの作曲家、演奏家が最初法律学校などを選択しているのも、音楽(文化)だけでは自立できないという永遠の課題が立ちはだかっていたことを物語っている。財政が豊かな時代は表に出てこない課題が出てきたということ。

昨今の補助金打ち切り問題という皮相な面だけを見ていては衆目の議論を誤らせることになる。この問題の裏で高給をはぐくむ天下り問題や芸術の世界での議論を深めて内部で認識を共有して解決すべき時代に直面しているということか。