事務所へパソコンを持ってきてくださいました。
ショップブランドのデスクトップパソコンです。
電源を入れてみると・・・普通にWindowsが起動してきました。ネット閲覧も問題ありません。
とりあえずお客様に、再現操作を行っていただくと・・・やはりダウンロードに失敗します。
ダウンロードファイルの保存先は「ダウンロード」フォルダーになっていたので、開こうとすると・・・確かに「見つかりません」とメッセージが表示されます。
「ダウンロード」のプロパティを確認してみると・・・場所がDドライブになっています。
あれっ?Dドライブがあったかなと思い、再度エクスプローラーで確認してみると・・・やはりCドライブしかありません。ただ不思議なのは、光学ドライブがEドライブになっていました。
他の「ドキュメント」や「ピクチャー」などのユーザーフォルダーは全て場所がDドライブになっています。
Windowsの「ディスクの管理」でも確認しましたが、やはりディスクはCドライブのみで、光学ドライブはEになっています。
物理的にDドライブは存在しないような感じです。
デスクトップパソコンのカバーを開けてみました。すると・・・250GBのSSD(半導体ディスク)と1TBのHDDがありました。
どうもCドライブが250GBのSSDで、Dドライブが1TBのHDDのようです。
SSDを搭載したパソコンでは、SSDだと容量が小さいので、大容量のHDDをDドライブに割り当てて、「ダウンロード」などのユーザーフォルダーの保存先をDに変更して使用することがあります。
最近はSSDも500GBや1TBの大容量のものも価格が下がってきたのですが、ちょっと前のSSDを搭載したパソコンでは、SSDの容量が小さいことに対応するため、大容量のHDDを搭載してそちらへユーザーフォルダーを設定したり、データを保存するようにしてある機種がありました。
今回のパソコンは、そのような設定がされていると思われます。
1TBのHDDを取り外して、検証用パソコンにつないでみました。・・・正常に認識されました。「ダウンロード」や「ドキュメント」フォルダーなどがあり、ファイルアクセスもできます。
ディスクの状態もチェックしましたが「正常」です。
もう一度HDDをパソコンに取り付けなおしてみました。電源を入れ、Windowsが起動後確認してみると・・・今度はDドライブが表示されています。
「ダウンロード」フォルダーも開くことができました。他のユーザーフォルダーも大丈夫です。
これで最初のネットからファイルのダウンロードを行い、正常にダウンロードでき保存できることを確認しました。
シャットダウンや再起動を何回か行い確認しましたが、大丈夫そうでした。
そうするとHDDのケーブルの接触不良が考えられます。ケーブルを抜き差ししたことで、接触するようになったのでしょうか?
この状態で暫く様子を見ていただくことにさせていただきました。
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