状況をお聞きすると、デスクトップ(有線LAN)は繋がっているとのことだったので、無線親機か、子機の設定の問題かなと思い訪問いたしました。
ノートパソコンは・・・LOOX T86・・・思わず懐かしい!と思っていました。当時、各社からモバイル用のパソコンが発売されていました。(どらとももLibretoを持っています

とりあえず現状確認ということで、電源ボタンを押します・・・Windowsのロゴが表示され???うん、Home Editionと表示されています・・・ということはXPのSP1か無印ということです。
この時点でちょっと嫌な予感がしました。
なかなかWindowsが起動しないので、待っている間にLOOXの仕様を改めて確認してみると、CPUはCrusoe、メモリーは256MB(最大384MB)です。
10分ほど待って、アイコンにウィルスバスターのアイコンが表示されました。メモリー256MBにウィルスバスターは無謀です。

ちゃんと動作しているのか???と思いながらさらに10分ほど待ってやっと起動完了しました。無線もきちんと繋がっています。
どうも起動に時間がかかりすぎて、無線ユーティリティが起動するまで待てなかったようです。
しかし起動しても、動作が遅いです。
ウィルスバスターを確認してみると・・・バージョン2007で2008年に期限切れとなっており「危険状態」と表示されています。

う~ん・・・この状態でここまで使っていたのが驚きです。
主な用途はネット閲覧ということでしたが・・・それならなおさらセキュリティソフトはきちんとしておかなければなりません。しかし、メモリー256MB(最大384MB)でSP3にバージョンアップして、セキュリティソフトを入れると・・・動作はしても、動作が遅く(現状とおなじくらい?)になってしまいます。
お客様には、上記作業を費用をかけて行っても・・・あまり改善が望めないこと、このままの状態で使い続けるのはセキュリティの点で問題があることをご説明しました。
ネット閲覧が主用途であれば、中古のノートパソコンで、現状よりも十分快適に使えるので、一度ご検討いただくこともお話しました。
以前パソコンの寿命のことをこのブログに書きましたが・・・今回の場合はハード的には故障していないのですが・・・ハードのスペックが現状の要求仕様に対応できなくなってしまっているので、ある意味パソコンの寿命といえるかもしれませんね。
