いやー古そうなパソコン、XPのシールが貼ってあります。普段あまり使っていないそうです。
電源を入れてみると・・・CMOS保持のボタン電池が消耗していて、パソコン時計を合わせる(F2)か、そのまま進む(F1)を押すように表示されています。
お客様は、いつもF1キーを押して、Windowsを起動させて使っていたそうです。
これは、CMOS保持の電池が消耗してしまい、電池を交換する必要があります。
F1の押下で、Windowsは起動するのですが、パソコン時計がリセット(ずれて)されているので、ファイルなどを保存したタイムスタンプがおかしくなってしまいます。
カバーは開けなかったのですが、たいていデスクトップパソコンのCMOS保持電池は、CR2032のボタン電池が使われていることが多いです。
手持ちで持っていなかったのですが、入手は簡単な電池なので、用意して交換すれば直ります・・・とお伝えしました。
すると・・・あまり使わないパソコンなので、このままで起動したらパソコン時計を合わせて使う・・・とのことでした。
機種によっては、CMOS保持電池が完全に消耗してしまうと、BIOS自体が起動しなくなってしまうものもあるので・・・このままで使用してもかまわないのですが、もしBIOS自体が起動しなくなったら、電池を交換しないといけないので連絡をいただくようにお願いしました。
デスクトップパソコンに、ボタン電池が使われているのはあまり知られていないのかもしれませんが・・・使われていて、この電池が消耗してしまうとBIOSの諸設定が保存されなくなってしまい、起動毎にBIOSの設定を求める画面が表示されます。さらに電池が消耗すると、BIOS自体が起動しなくなります。
