パソコンは、デスクトップのWindows8.1で、Office2013です。
昨日までは問題なく使えていたのが、きょうになって突然Word、Excelが起動しなくなったしまったそうです。
デスクトップのWordやExcelをダブルクリックしても、プログラムフォルダー内の実行ファイルを直接ダブルクリックしても・・・全く反応がありません。
タスクマネージャーで確認しても、起動していません。
お客様に詳細をお聞きすると・・・見積もりソフトを使っていて、Excelに出力する操作を行った時に、何かエラーが表示されたが、そのまま画面を閉じたそうです。それ以降おかしいかもしれないとのことでした。
見積りソフトは、問題なく起動するのですが・・・Excelに出力しようとすると・・・「Excelが見つかりません」云々というメッセージが表示されます。
ちょっと調べてみると・・・この見積もりソフトはXPまでしか対応していない古いバージョンで、互換モードで動かしているそうです。このへんに問題がありそうですね。
まず、Officeを起動できる状態にしなければなりません。PowerPointも同じ状況でしたので、Officeの問題のようです。
システムの復元も考えましたが、すでにお客様の方で実施したが何も変わらなかったとのことでした。
そうすると・・・Office2013の再インストールを行うことを考えました。Office2013はプリインストールされていましたので、お客様にOfficeのプロダクトキーを探してもらいました。
削除の前に「プログラムと機能」から「修復」できないかと思い、「変更」をクリックすると・・・エラーが表示されて進みません。う～ん、では「アンインストール」をクリック・・・やはり同じエラーが表示されて進みません。
アンインストールもできません。
そこでネットで調べると・・・Microsoftから「Office2013またはOffice365をアンインストールする方法」がサポートされていました。
修正ファイルをダウンロードして、実行を行いました・・・すると問題なくOffice2013がアンインストールできました。
無事にアンインストールができたので、今度は再インストールです。
こちらもMicrosoftの「プレインストール版の再インストール」を参考にしました。
あとは手順に従うだけなのですが・・・お客様はADSL環境で、Officeをダウンロードするのに大変時間がかかってしまいました。
基本的にOffice2013からは、DVDやCDなどのメディアは付属されておらず、再インストールの場合は、オンラインでダウンロードしてインストールする必要があります。ADSL環境だとちょっと辛いですね。
インストールも正常に完了して、Word・Excel・PowerPointが正常に起動することを確認しました。
次に先ほどの見積ソフトを起動して、同様にExcelへ出力すると・・・やはりエラーが表示されて、今度はOfficeの修復メッセージが表示されました。
お客様は、この画面を見てそのまま閉じてしまったそうです。ここで「修復」を選択してやると、無事に修復しました。もう一度Word・Excel・PowerPointが問題なく起動することを確認しました。
どうも、この見積ソフトがWindows8.1に対応していなくて、Excelに出力する際に設定情報などを壊してしまうようです。
見積ソフトのメーカーサイトを確認すると・・・最新のWindows8(8.1)に対応しているバージョンが提供されていましたので、お客様に最新のバージョンの見積ソフト（アップデート版）を購入して、使うことをお勧めしました。
XPパソコンから新OSパソコンへ移行する際に・・・今までXPで使っていたソフトが新OSで動作するか・サポートされているかを事前に確認しておくことも大事です。
