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再起動するとWifiにつながらない?

9年ほど前にノートパソコンを納めたお客様から・・・ネットにつながらなくなった・・・とご連絡がありました。
元はWindows8.1でしたが、Windows10へのアップグレード、SSD換装を行っています。

お伺いしました。
Wifiでネットにつないでいるのですが、無線の機能が働いていません。右下の「地球儀」のアイコンをクリックしても周辺のWifiのSSIDが表示されません。
「機内モード」というわけでもありません。
デバイスマネージャーで確認してみると・・・ネットワークアダプターの「Wirelessアダプター」にマークがついていました。
以前もこんなことがありました。「Wirelessアダプター」を一旦「無効」にしてから「有効」にすると・・・Wirelessアダプターが動作して、Wifiに接続できました。
接続できた後に「シャットダウン」で終了した場合は、次回の起動でも問題なくWifiが使えるのですが、再起動してしまうとまた同様にWirelessアダプターにエラーが発生してネットにつながらない状態になってしまいます。
再起動をしなければよいのですが、WindowsUpdateなどもあり再起動が必要になることもあります。再起動したあとに毎回デバイスマネージャーを開いて、Wirelessアダプターの「無効」→「有効」への切り替え操作を行ってもよいのですが・・・それも面倒です。

この事例は今まで何件か遭遇しましたが・・・いずれも下記の共通点があります。
・Windows8.1(8)→Windows10へのアップグレードを行っている。
・Wirelessアダプターの型番のWindows10用のドライバーは提供されていない。
・たまたまかもしれませんが、今までの事例はNECのLavieで発生。
上記から、アダプターのドライバーが8.1までしか提供されていないので、Windows10の環境では起動時にうまくWifi機能が動作できないように思います。

このような場合は・・・以下の3つの対処方法があります。
1.前述のように、再起動などを行ってWifiにつながらない場合は、デバイスマネージャーを開き、Wirelessアダプターを一旦「無効」にしてから再度「有効」設定にする。この方法は、費用はかかりませんが・・・手間がかかります。

2.内蔵のWirelessアダプターの使用を諦めて、Widows10(11)に対応している、USB接続のWifi子機を入手して使用する。
この方法は、USB接続のWifi子機を入手する必要がありますが、手軽に対応できます。ただしUSBポートを一つ占有してしまいます。

3.根本的な対応で、Wifiアダプター自体をWindows10(11)に対応しているものに交換する。この場合は元のアダプターと同じ規格に対応しているものを探して、内部のWifiアダプターを交換する作業が発生します。作業が終われば今まで通り使用できますが・・・多少専門知識が必要になります。

お客様に1~3のメリット・デメリットや概略費用をご説明して3のWifiアダプターを交換することになりました。
元のWifiアダプターは、Mini PCI-eポート接続で、デュアルバンド、Bluetooth対応でした。
Mini PCI-eタイプのアダプター(カード)はあまり数がありませんでしたが、ネットで探して購入。
入荷して早速交換してみました。お客様の機種は底面カバーを開けると、ディスクやメモリーだけでなくWifiアダプターにもアクセスできる構成でしたので、交換自体は楽でした。


Wifiアダプター交換後、接続設定を行い再起動を行っても、自動で、問題なくWifi接続できましたので、お客様のところへご返却に伺いました。
Wifiアダプターを交換したので、暗号化キーなどの設定を最初に行い、再起動しても問題ないこと、Wifi接続の印刷機から印刷できることを確認しました。

パソコンのトラブルの際、対応する方法が複数ある場合は、費用や操作方法などをご説明してお客様に決めていただいた方法で、できるだ対応するようにしています。
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