放射性物質:食品中、規制値見直し開始--厚労省審議会
食品中の放射性物質の暫定規制値を見直す厚生労働省の審議会が31日開かれ、正式な規制値の策定作業が本格化した。
同省が既に示している放射性セシウムの被ばく許容線量を現行の年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに引き下げる方針を踏まえ、粉ミルクなど乳幼児用食品の基準の新設などを検討する。
同省は食品ごとの具体的な規制値案を年内にもまとめ、文部科学省の審議会の意見も聞いたうえで12年4月の施行を目指す。
会議では、厚労省側が、内閣府の食品安全委員会が27日答申した「食品からの被ばくで生涯累積線量がおおよそ100ミリシーベルト以上で健康影響がある」とする健康影響評価書の内容を説明。
答申や国際的な基準などを参考に、放射性セシウムの許容線量を現行の5分の1の年間1ミリシーベルトに引き下げる同省の方針が示された。
さらに、この方針を基本に(1)放射性物質の子供への影響にどう配慮するか(2)現在は五つに分けている食品群の分類見直し(3)最近は検出されない放射性ヨウ素など、セシウム以外の物質の扱い--などの論点を中心に検討することとした。
委員からは「食品安全委の答申は食品からの内部被ばくに限っているが、外部被ばくの現状を知りたい」といった質問や、「放射性物質の小児への影響について、具体的な評価ができなかったのか食品安全委に確認したうえで審議会でも議論が必要」などの意見が出され、今後検討することとした。【佐々木洋】
(10月31日 毎日新聞)
ttp://mainichi.jp/life/food/news/20111031k0000e040032000c.html
【所感】
セシウムを5ミリから1ミリに下げるというらしいけど、プルトニウムとかウランとか、ヨウ素基準値はどうなるのだろう?
現在、宇都宮市とかの検査は、検出限界がセシウムで50ベクレルと高いが、こちらも10以下などとこの機会下げてほしいです。
食品中の放射性物質の暫定規制値を見直す厚生労働省の審議会が31日開かれ、正式な規制値の策定作業が本格化した。
同省が既に示している放射性セシウムの被ばく許容線量を現行の年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに引き下げる方針を踏まえ、粉ミルクなど乳幼児用食品の基準の新設などを検討する。
同省は食品ごとの具体的な規制値案を年内にもまとめ、文部科学省の審議会の意見も聞いたうえで12年4月の施行を目指す。
会議では、厚労省側が、内閣府の食品安全委員会が27日答申した「食品からの被ばくで生涯累積線量がおおよそ100ミリシーベルト以上で健康影響がある」とする健康影響評価書の内容を説明。
答申や国際的な基準などを参考に、放射性セシウムの許容線量を現行の5分の1の年間1ミリシーベルトに引き下げる同省の方針が示された。
さらに、この方針を基本に(1)放射性物質の子供への影響にどう配慮するか(2)現在は五つに分けている食品群の分類見直し(3)最近は検出されない放射性ヨウ素など、セシウム以外の物質の扱い--などの論点を中心に検討することとした。
委員からは「食品安全委の答申は食品からの内部被ばくに限っているが、外部被ばくの現状を知りたい」といった質問や、「放射性物質の小児への影響について、具体的な評価ができなかったのか食品安全委に確認したうえで審議会でも議論が必要」などの意見が出され、今後検討することとした。【佐々木洋】
(10月31日 毎日新聞)
ttp://mainichi.jp/life/food/news/20111031k0000e040032000c.html
【所感】
セシウムを5ミリから1ミリに下げるというらしいけど、プルトニウムとかウランとか、ヨウ素基準値はどうなるのだろう?
現在、宇都宮市とかの検査は、検出限界がセシウムで50ベクレルと高いが、こちらも10以下などとこの機会下げてほしいです。