群馬独峰会活動日記

写真付きで活動報告や会員募集を行っていきます!
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2019夏合宿 後半4日目(最終日)

2019年08月17日 11時56分41秒 | 山行記
2019年8月11日~14日 石橋、宮澤、門馬


剱岳


4日目(最終日)  真砂沢ロッジ→ハシゴ谷乗越→内蔵助平→内蔵助谷出合→黒部ダム

2時半起床、テント撤収、4時半出発。石橋さんの話を聞く限り想像以上にハードなルートなようなので念のため早出する。結果からすると早出して正解だった。最終日の疲労+フル装備の重量+暑さで全員満身創痍の下山となった。

真砂沢ロッジからハシゴ谷乗越までは渡渉、橋渡り、ハシゴアリの楽しい?登山道でした。ここで真砂沢ロッジでお隣さんだった3人組と出会った。この3人組とは内蔵助平の途中まで抜いたり抜かれたりを繰り返していたが、いつの間にかブチ抜かれてました。


ハシゴ谷乗越から内蔵助出合まではほぼ長い下り。内蔵助出合に着いた頃には全員に疲労が見え始め何度も休憩をはさみ体にムチ打って下山した。標高1500mくらいになるとやっぱり暑いです。
内蔵助出合からは黒部川上部をトラバースするような道になる。なんだかんだ最初から最後まで地味にいやらしい道である。ダムの関係者らしき人に出会いもうすぐ人里だと思うと少し頑張れた。
黒部ダム下部に到着すると石橋さんの大好物アポロチョコを分け合い祝杯をあげた。



黒部ダム下部からダム駅まで約30~40分の登り。
ダム関係者の方々に「ガンバレ」と励まされたので頑張れました。
ダム駅には石橋さんの予想していた到着時刻16時を2時間早めて14時到着。
遂にやりました。4000円チャレンジ成功です。
結局3パーティ合計6人にしか合わなかった。4000円の価値は十分ある登山道でした(笑)
ダム駅は観光客8割、登山者2割のような割合でごった返していました。
大町で温泉に入り飯を食べ、ちょっと談話をして帰宅の途につきました。

まとめ
4日感お疲れ様でした。
私の反省点としては夏場の疲れた中での夕食には再考の余地ありだと思いました。今回は予想以上に疲れて夕食が喉を通らないなどがありました。ペミカンを上手く活用したりラーメン以外の乾麺を使用したりなど色々と手はありそうです。後はもっと体力をつけたりザイルワークを覚えたりです。
機会があれば八ツ峰上半等も行ってみたいです。
計画通りには行きませんでしたが充実した合宿になったと思います。
また宜しくお願いします。

記録 門馬

コメント (1)
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2019夏合宿 後半3日目

2019年08月17日 10時28分51秒 | 山行記
2019年8月11日~14日 石橋、宮澤、門馬 

剱岳

3日目 真砂沢ロッジ→長次郎出合→八ツ峰Ⅰ・Ⅱのコル取り付地点→八ツ峰下半→Ⅴ・Ⅵのコル→真砂沢ロッジ

体力的、時間的に全山縦走→三ノ窓下山は厳しいと判断し八ツ峰下半だけやって長次郎側に降りようという計画になった。
2時半起床、4時出発。取り付きまでは約1時間雪渓を登る。昨日長次郎谷を下ってくるオジサンに聞いた「雪渓がヤバイところ(取りつき)」に辿り着く。近づいて偵察してみるときちんと繋がってる部分があり、問題なし。
Ⅰ・Ⅱのコルまではガレガレのルンゼを詰める。左側に詰めると巻いてしまうので右側を詰める感じで登った。逆層のスラブ壁を登らず不安定なガレ場を登っていくとⅣ級程度の壁が立ちはだかる。
ロープを出して登るがここじゃなさそうとの事だったのでスラブ壁右の草付きバンドを登るところが正解だったようだ。

壁は短いが体感Ⅲ級以上Ⅳ級に程近い壁があり私的にはここが一番大変でした。

しかし石橋さんはテンションが上がってるのか、高速でルンゼを登っていました。凄まじいです。
そんなこんなでⅠ・Ⅱのコルまで到着。
ここからはⅢ級程度の壁を登り懸垂下降の連続。
三点支持をすれば問題なさそうな壁だが一部三点支持できない箇所が数箇所あり緊張した。しっかり浮き石を確認する事が重要です。

最後はⅤ・Ⅵのコルを長次郎側へ50m×2回の懸垂。ソロのお兄さんが下降地点で迷っていたので一緒に下降した。お互いに安全第一です。
その後は腹痛に悩まれされながらも頑張って雪渓を下りテントまで戻りました。
夕食は宮澤さん以外は食欲がなくほぼ宮澤さんが食べてくださいました。
恐るべき胃袋です。助かりました。
就寝時はかなり雨が降っていましたが、翌日朝には星が綺麗な空でした。
4日目に続く

記録 門馬







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2019夏合宿 前半

2019年08月15日 22時50分20秒 | 山行記

2019年8月11日~14日 石橋、宮澤、門馬

剱岳

0日目
宮澤は石橋さんの車に同乗、門馬さんは自車で現地集合しました。
前泊のため、扇沢駐車場へ向け17時出発。費用節約のため下道でGO!
グーグル先生の案内に従って、ガードレールのない崖っぷちやりんご園の農道という、よくわからん経路をたどって到着。
21時半ぐらいについたのですが、無料駐車場は9割方埋まっていました。
遅れて23時頃についた門馬さんは有料駐車場利用と相成りました。
翌朝5時半に落ち合う約束をして就寝。

1日目 扇平~室堂~真砂沢ロッジ(幕営)

前泊の駐車場確保時から、観光地のハイシーズンの人混みは感じていましたが、なかなかでした。
私達が並んだのはバス運転開始の1時間近く前でしたが、もう100mほどの行列ができていました。
あんまり人がいるので、バスの始発も時刻表よりちょっと早くなり、また幸いバスが動き出したらスムーズに列は解消されて、それほど待たされませんでした。けれど、バスで黒部ダムに着いた後も、混み合う中ケーブルカーやらロープウェーに乗り継ぎ乗り継ぎしたため、かなり疲れました。

室堂についてやっと外に出たら、すばらしい景色が広がっていました。
しかし、暑い! さっそく水場で給水して、出発です。
長いアプローチに飽き飽きしながらも、私は初剱ということもあってちょっとうきうき。
穂高とかよりゆったり大きな山容に感じました。


剱沢雪渓では、石橋さんの指示で明日登る源次郎尾根の取り付き点を確認し(そして勘違いしていたのを修正され)、真砂沢に向かいました。


14時半頃幕営地に到着。学生グループで混み合っていて、テントスペース確保が難しい状態でしたが、なんとか確保。到着して、とりあえず乾杯。そして受付やら荷物整理やらもろもろやることをやって、晩飯を食って、二日目に備えました。夜は暖かく、シュラフも防寒着も不要なほどでした。


2日目 源次郎尾根~剣岳~長次郎谷

2時起き、3時半出発。雪渓をたどって前日確認した取り付きに向かいます。先行グループがいたこともあり、迷うこともありませんでした。茂みのなかを、ときどき岩登りしながら進む感じでスタート。最初のほうに2回ロープを使いました。

標高が上がると岩だけになって、道も不明瞭に。私が先頭を歩いていたのですが、あまり下調べもしていなかったし、初見でルートを見いだせる能力もありませんので、石橋さんや門馬さんにルートを見つけてもらいました。そんなこんなで1峰に到着。ちょっとくだって登り返したら2峰に到着。懸垂用のロープを私がぽいっと投げたらいろんなところに引っかかってしまったので、石橋さんに怒られつつ、しぶしぶ自分で直しながら下降しました。


その後のガレ場がやたら長く感じましたが、気づいたら剱岳登頂!


山頂ではたまたま前橋山岳会の方々ともお会いしました。この後、前橋の皆さんは北方稜線へ行くとのこと。私達も計画にはあったものの、ガスって来たことを考慮し大人しく長次郎谷を下ることに。

ただ雪渓に下りるまでのガレ場は不安定でかなり嫌でした。北方稜線の取り付きで休憩していると前橋の方々が来て躊躇なく登っていきます。そんなタフな前橋のみなさんに「ブラボー!」とコールをすると「前橋!」と威勢の良いレスポンスをいただきました(これが、前橋山岳会のコール&レスポンスだと教えてもらいました)。

前橋山岳会は熊の岩に幕営しているというので立ち寄って、別ルートに行ってすでに帰ってきていた前橋の方々と石橋さんがしばらく話し、わたしもご挨拶させていただき、出立すると、北方稜線を越えてきたメンバーが上部に見えました。
覚えたてのコール「ブラボー!」を叫ぶと「前橋!」と返事がいただけました! 嬉しいですね。

延々続く雪渓をくだって、途中、八ツ峰の取り付きを見つけつつ、テント場にもどったのは17時過ぎでした。祝杯を挙げたあとに夕食となったのですが、みなかなり疲れていて、私以外の2人は食欲も減退。私はいつだって動いただけお腹が空く人なので、2人の代わりに食べまくり、おかげさまで元気回復しました。翌日は八ツ峰の下半部をやるということで、2時半起き4時出発、と決めて就寝しました。

前の晩よりは少し気温が下がったものの、相変わらず温かい夜でした。

◎雑感
後半の行動記録については門馬さんにお任せするとしてひとまず私の感想をば。
アルパインという山行について、これまで、歩くだけの登山とまったく別物と感じていたのですが、今回の山行を経て、延長線上にあるのだなと思うようになりました。天候にも恵まれ、怪我や事故なく行ってこられたことが何よりです。

記録者 宮澤

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