群馬独峰会活動日記

写真付きで活動報告や会員募集を行っていきます!
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滝谷第四尾根 2017.08.13

2017年08月17日 10時00分16秒 | 山行記

3日目は滝谷では最も長いと言われる第四尾根。松濤岩のコルからC沢左俣を下ること1時間。途中谷が狭くなるところがあり、自然落石に注意しながら懸垂下降も交えて下ります。
この日、第四尾根を登っていたのは我々含め2パーティーのみ。別パーティーは滝谷を下から詰めて第四尾根に取り付いていました。ということでC沢下降は我々のみ。前日のB沢もそうですが、人が入っていないですね…。ドーム中央稜は結構登られているようですが、第三尾根から取り付く人は少ないようです。

C沢左俣

二俣から踏み跡をたどり、50mで第四尾根上へ。

先行パーティーが見えます。彼らの2m下まで登ってロープを結ぶ。

C沢右俣から第三尾根へと続く赤褐色のスラブ状ルンゼ。対岸から見ると結構急ですが、Ⅲ級とのこと。

2ピッチ目のAカンテ

3ピッチ目のBカンテ。快適でした!

4ピッチ目のリッジ

Cカンテを前に小休止。→この後、大休止に変更となる…。

小休止後、松田さんがトップでCカンテを登り、確保体制を整えたところで先行パーティーのトップが凹角で墜落…。スタンスが崩れたとのことでしたが、カムがバッチリ効いていて大墜落は避けられました。ヘリが近づいてきたので救助要請したのかと思っていたら、遠ざかっていきます。携帯を見ると圏外でした。打撲で済んだのが不幸中の幸いでしたが、骨折でもしていたらと思うとゾッとします。

先に行ってくれとのことで、4人の視線を受けて石橋が慎重に凹角を進む。いやー、緊張しました…。

Cカンテ先の凹角。山頂はツルムの頭。

Dカンテは松田さんにお願いしました。

Dカンテ、本ルートの核心部。もちろんA0(笑)!せっかく持っていったのでアブミも使用しました(苦笑)。

Dカンテ先の終了点より。

上には縦走者の姿も。ザイルを解き、北穂~涸沢岳間の縦走路に合流しました。

縦走路よりツルムの頭を望遠。先行パーティ→後続パーティーも順調に歩を進めているようで一安心。しかし、彼らの帰幕は22時を過ぎていました…。お疲れ様でした!

前日のクラック尾根よりははるかに快適でしたが、全体的に岩が脆かったように思います。安定しているカンテ以外は細心の注意が必要なルートでした。

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滝谷クラック尾根 2017.08.12

2017年08月16日 18時47分44秒 | 山行記

平成29年8月11日~14日の4日間、松田さんと石橋で念願の滝谷クライミングに行ってきました。出発前は天候があまり芳しくない予報でしたが、4日間とも雨に降られることなく快適?な登攀を楽しんできました。当初の予定では、クラック尾根、4尾根、3尾根+ドーム中央稜の3本を計画していましたが、体調その他の事情によりクラック尾根と4尾根を登って予定より1日早く下山しました。

山の日の涸沢テント場。初日はここまで。

2日目に北穂南稜を登り、テントを設営してからクラック尾根の登攀に出かけました。

北穂高小屋から大キレット方面に下り、ここからB沢に入ります。我々以外には入っていなかったこともありますが、言われているほど悪くは感じませんでした。

B沢には下降支点もありましたが、懸垂することなく(全てクライムダウン可)、フィックスロープのあるバンド崩壊地点まで。この後はフィックス伝いに登って、一度懸垂下降(20m)し、さらに凹角を詰めて取り付きを目指します。正面のクラックが取り付きかと思いましたが、右に回り込んだところが取り付きでした。ポロリと抜けたハーケンを打ち直し、1本打ち足して(後に回収)支点を構築。

1ピッチ目の松田さん。

3ピッチ目、旧メガネのコルまで。

4ピッチ目。メガネのコルを見下ろす。

ジャンケンクラックは左を登りました。

最終ピッチ下の凹角。

最終ピッチではルートを外したのでしょうか、とてもⅢ級ではありませんでした…。

ガレガレのB沢下降は「まぁこんなもんかな」程度にしか感じませんでしたが、ルート自体がグズグズであまり快適な登攀とは言えません。「もう一回登る?」と聞かれたら、「遠慮します」と答えるでしょう(笑)!

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