アラジン （劇団四季）

８月２日 マチネ公演鑑賞。



劇団四季：『アラジン』最新プロモーションVTR


ブロードウェイで久々に大成功したディズニー作品！
そのノリにのり、まさかの2拠点目が日本！！
そりゃそーだよ、ブロードウェイでは大コケしたあの『リトル・マーメイド』が大成功。
（演出はヨーロッパ版ですが）
日本ではディズニー作品が確実に儲かる！と分かった以上、自然な流れだったのだと思います。

もちろん今回も四季の会 先行発売当日に購入。
キャストのクオリティを考えればＣ席でいいや～と思いながらだったのですが、、
…ま、まさかの開始15分で繋がったという奇跡が！！
なんで！？今まで1時間はアクセス入れないのが当たり前だったのに！！
（冗談抜きに「15分で繋がらなかったら一旦パソコンから離れる」と思ってたので本当ビビりました。）
はい、まんまと１階２列目抑えちゃいました…。こんなに前の席初めてでしたよ！！
一気にチケ代予算超えたけど後悔はせず！観ろって言われたようなものと信じました(笑)

本当近くて迫力満点、出演者の熱き気迫を感じることができました。
とにかく楽しさを前面に出してくれた作品！
これぞエンターテイメント、いかにもブロードウェイらしいスタイルを
よくぞここまで完成させてくれました。




前置き長く書いてすいません！
以下感想です。相変わらずバラバラとしてます…。

舞台らしいなと思ったのがオープニングの描き方。
まさかのすっぴんジーニーの語りでスタート(笑)
え！？ってなったけど、それは語り部としてのジーニーだったから、ですかね。
（後程ジーニーとして登場した際はがっつりソース顏になってました（笑））
客観的に作品を説明しても、魔人だから違和感ない演出だったと思います。
あ、まさかのランプ違いで雷門のちょうちん出したのは面白かったｗ
”アラビアン・ナイト”の曲と共に、アグラバーの街へと引き込んでくる感じ！
前方すぎる座席だったせいか、爆音にうろたえそうになりましたが（苦笑）、
登場人物もちゃんと紹介して親切さも感じました(笑)

内容はとにかくノリが命だったかと。
ジーニーの存在が作品を左右する、そのくらい最重要キャラでした。
そうか、こてこてのコメディ作品は四季だと初だったんですね。
アドリブを取り入れることにかなり苦労されてたみたいですが、全然違和感なかったですし。
登場人物みんなが”自由”を求めている ということが
しっかりと作品の軸になっていたので安定感ありました。
恋愛ネタもですが、どちらかという言うと友情押しなのも良かったかもしれません。
アラジンとジーニー、そしてアラジンと３人組。


物申したかったシーンは以下。
二幕冒頭、”アリ王子～”は”フレンド・ライク・ミー”で無茶苦茶盛り上がってしまったからか、ちと物足りなさありました。
しかもなかなか王子出てこない（苦笑）
あんなにじらすんだったら一幕ラストで変身しなくても良かったんじゃなかろうか？
でも宮殿の扉からパレードが登場するので、左右から影が見えてる演出がセンス良かったです。

そしてちと拍子抜けだったのが”ホール・ニュー・ワールド”。
ジャスミンの部屋からフワーと広がり星空あるのはとても綺麗だったのですが…
ひたすらキラキラの中飛ぶだけ…ち、ちと芸がなくてえ……（汗
途中お月様が地球になったので、世界中見たよって言いたいんだろうけれど物足りないわぃ！！
アナハイムＤＣＡのアラジンみたく、舞台上で景色の小道具出したりしようよ！
(私が観た時シス調で絨毯飛ばなかったんだよね…完全版見ておきたかった…orz)

あとはクライマックスのジャファーとの対決かな～。
後程書きますが、多分迫力が大きいのはＤＣＡの方です(笑)
結構あっさりした印象でした。


話題になっていた日本語歌詞に関しては期待通りだったと思います。
”ホール・ニュー・ワールド”が「じゆ～う～さ～」と歌われた時は笑ってしまいましたが(笑)
伝えたいことはちゃんと表現していたかと！いいんじゃない？(笑)
が！曲によってはすんなり耳に入ってこなかったのもありまして…。
うーん内容は分かってるから問題ないですし、つい視覚ばかり追ってしまったせいもあったと思いますが。
サントラ手に入れたらよく聞こうと思います。

お馴染みの曲もですが、ミュージカル初登場の曲もどれも良かったです。
特に”行こうよ　どこまでも”や
トリオたち歌う”バブカック、オマール、アラジン、カシーム”と”危険な冒険”、
そして忘れちゃない”自慢の息子”。
井上君バージョンよりもかなりストレートな表現で新鮮でした。
先日カラオケで歌えるようになってたので、これは練習しようと思います(笑)

衣装は本当豪華！セットよりもかなり重視してる作品に感じました。
ビーズの数半端ない、衣装担当泣かせだよあれは（苦笑）
近くで見れて良かったです。
（そもそもこの作品、低予算目指して製作されたはずだし。
ＬＫやＢＢに比べれば、特殊なセットは最低限だったかもしれません。）


以下役者＆キャラクターの印象。

厂原アラジン、映画の初期設定に近く作り上げた…？（DVDのメイキングうろ覚えですが）
トムクルーズ度が少な目、マイケル・Ｊ・フォックス寄りです（笑）
二週間前に母親が亡くなったことを引きずっており、
何か実行する度に「おかんの恥にならぬ息子になるぞ」と、ややマザコン臭するかわいい少年って感じでした(笑)
ジャスミンはイケメンではなくやんちゃ少年系がタイプだったんだ、的な（笑）
厂原さん自身 童顔で小柄だし、作り上げたキャラとマッチしてたかと。
惜しいのが歌うときの声量！
歌になった途端発声が小さくなる＆声が震えてたんですよねー…。
元の声があまり通らないのかな、正直セリフも母音法かなり強いから余裕ない感じあったし。
なかなか難しいですね。
島村さんアラジンはまた違う雰囲気らしので、シンバ観た時からどれだけ成長したか気にはなります（苦笑）

望月さんジーニー！もしかして観劇の週がデビューだった？
（後日放送されてたテレビの特集見たのですが、開幕直前に足を怪我するアクシデントがあったんですね；
　もしかして本当ならオリキャスに配役されていたのでしょうか）
正直瀧山さんの声がプロモ等で観た際良かったので、残念な気持ちだったのですが！ですが…！！
楽しい！！！いいよいいよジーニー！！！！
ＢＷ版オリキャスのジェームズ・モンロー・アイグルハートさんが素晴らしすぎたので大丈夫かな（汗）と思ってましたが、
日本版らしい素晴らしいキャラクターとして確立されてました。
登場した瞬間の拍手と歓声！わ～リピしてる四季ヲタ多いことがよく分かるよ！wwww
まるで海外のシアターか？と驚きました。（サクラももしかしたらいたのかな、時々演出で後ろから声聞こえることあったし）
やっぱりアラジンという作品はジーニーがいるからこそ、なのですよ。それがよく分かりました。
止まらぬハイテンションキャラ、漫画から飛び出してきたようなワチャワチャ感、マシンガントーク炸裂！
子供達の笑い声も微笑ましかったです。
噂の”フレンド・ライク・ミー”は一番の見せ所でした、いやーすごい。
（直前に「ビッグナンバーこのあと控えてるからさっ」のセリフ（笑））
中盤に入るアラン・メンケンＤソングメドレー もノリノリ！
ＢＷ版サントラ聴いた際これ再現できるかー？と心配でしたが良かった（笑）
歌の途中ではけたり、アラジンが後ろ向いたり消えたりするのは、きっと水分補給したりタップシューズ履き替えたりですよね。
うん、健康のこともあるから行っておいで！って気持ちで観てました（笑）
クライマックスのタップダンスへの盛り上げも本当素晴らしかったです。
感動した自分に驚きでした。
終わったあとゼーゼー言うのも分かる（笑）
「立てるって知ってるくせに、ジーニーの意気地なしぃ！」www（ちゃんと甲高い声でｗｗｗ）


三人組のカシーム・オマール・バブカック！
マジでバランスが素晴らしすぎる！！！やっぱりトリオという存在は面白いです。
オラオラ・女子力高いひ弱・食いしん坊のボケキャラ（笑）3人ともぴったりすぎましたー。
西尾さん、頑固だけどアラジンのこと考えてるという３人のリーダー感出ててとても良かったです。
斎藤さんは女々しさ全開で可愛いかった(笑)ラッピングしたイモ（でしたっけ？）をアラジンに持っていくとか(笑)
白瀬さんは見た目がまんまですね(笑)個人的には多分春めざ以来？
こんな３人なので、パフォーマンスはどれも楽しかったわけで！
”危険な冒険”はかなりギャグも多かったし。
１つむむー？と思ったのがクライマックスで捕まりながら登場のシーン。
捕まった瞬間から着替えてるんですよ、正装に(笑)
（あ…このままこれってラストまで持っていくね…）とわかった瞬間（苦笑）
こんなことならずっとセレブ衣装着てれば良かったんじゃないのか？

岡本さんのジャスミンはよく合ってました！
そーそー、ジャスミンは健康的な強くて明るい子ですよ。
歌も伸びやかでとっても魅力的でした。かなり満足度高かったです。


ジャファー様ー！！！！牧野さんがもうぴったりすぎて、低音ボイスに胸キュンでしたｗ
が、クライマックスは勢いで倒されちゃった感じなのが残念…。
てか最初の願いが「ジャスミンを捕えよ！」はしょぼくないか？（汗
まー大臣ポジションだと命令できない立場だし、
魔法使いにならずとも本があれば魔術使えるみたいですしね（笑）
ジーニーになった瞬間はもっと照明で周りも真っ赤にして欲しかったな。

イアーゴもオウムっぷりよい（笑）人間のくせに（笑）台詞がなかなか面白かった！
町田さん、もうちょっと流暢に話せればもっと面白くなるよ！



グッズもどれも可愛いかった！

とても楽しいひと時をありがとうございました！
これは是非２回目も観たいです。
あまりにフィーバーしすぎてチケット販売状況がやばいから、大分しばらくしてからになりそうですが(笑)
その際はは後方から舞台全体を観てみたいなと思います。