日本の片隅で一主婦がぼやく。

基本、ぼやき。
でも、普通のblog化しそうな今日この頃…

棄てるべきか置いておこうか…

2020-02-03 12:39:42 | 日記
台所に蛇口を1つ増設することにしました。

10年前にこの地に移住を決めたんだけど、決め手となった理由の一つに水の美味しさがありました。
源流の里と呼ばれるこの里山の地には山から流れる清流があって土地の人たちは沢水を台所に取り入れて使っていました。

集落には5軒の家があって山の中の取水口から貯水槽に水を貯めて、そこからパイプを通して水を引いています。



山を一キロほど登っていくと…



沢の中の取水口。

貯水槽の中には水を濾過する為の炭とか…

砂利とか…

年に2回は集まって、水槽の清掃と炭などの交換作業を行っていました。

そうやって濾過された沢水は各戸に設置された貯水タンクに貯め置かれ


まぁ、水道代はかからないし、水が涸れることもなく良い環境だよなぁって思ってました。

思ってたんです。過去形で。


移住して3年経った頃、市の水道事業でこの山奥の地にも上水道が通されることになりました。
強制的に加入です。
 強制なのに加入料25万払わされました(-_-#)

嫌でも水道を通し、蛇口を付けて使わなくても毎月の基本料が発生することになりました。
我が家はその時は家の中には通さず、母屋の横にある小屋の方に立ち水洗を増設し、そこに上水道を通しました。
必要ないと思ってたからなんですよね。
今から思えば浅慮だった…(´д`|||)

10年も経つと周辺事情も変化します。
お隣さんはせっかく上水道が通ったのだからもう沢水は使わないと、離脱を宣言。
2軒のお宅は高齢でうち一軒の婆ちゃんはお亡くなりになったし、じいちゃんは施設に入り空き家に。
もう一軒の住民も高齢で貯水槽の掃除が出来る体力と言うかさせられない。

我が家ともう一軒が残るだけとなりました。
そうなってくると年に2回の清掃が年に1度になり、ここ数年はもうすっかり途絶えてしまいました。
生活用水として使うだけなら問題はありませんが、飲料用水としても使うのにそれじゃ汚ない…
仕方なくアウトドア用のポリタンク20Lに毎日、外の上水道の水を入れて台所に運び入れて使ってました。

これが結構な重さで大変で…
数年前から、何とかしてくれ~と、夫に訴えてきました。
せめて家の貯水タンクだけでも掃除してくれたら良いんだけど、水を抜くのは大変だとか何とか言い訳しほったらかし。
家事をしないから、現実感が湧かないんですよね…(-_-#)
夏場は西陽で温められるせいか、蛇口の水が澱んだ池の匂い…
お風呂の水を抜いた時、浴槽の底に泥が溜まってて、ちょっとこれ見てよ!…で、漸く、台所に上水道を通してくれることに納得してくれました。

見た目分かんなくても汚ない水で茶碗とか布巾とか洗ってた訳です。

工事は発注したので、後は業者さんの都合次第。
明日連絡があるか、明後日か、早くして貰えないかな…

長くなっちゃったので、続きます。
この続きはまた後日。


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