日本の片隅で一主婦がぼやく。

基本、ぼやき。
でも、普通のblog化しそうな今日この頃…

貰って嬉しい千羽鶴

2020-01-17 13:34:41 | 日記


25年前のあの日の朝、私はちょっと遠くの職場に通勤してて目覚まし時計は5時45分の設定で。
実家2階の自分のベッドでアラームを止め、もうちょっとだけ…と布団を被ったその時に大きな揺れを感じた。
一瞬、頭上に置いてあるラジカセが落ちてくるんじゃないかと思ったほど大きな揺れが暫く続いたけれど、ラジカセが落ちてくることもなく程なく揺れも収まり、それどころじゃない!お弁当作らなきゃ!とベッドを飛び出した。

普通にバスに乗り、地下鉄に乗り換え、またバスに乗り会社に着いて、始業時間を迎え午前中が終わった。
食堂に集まり各々食事を始めその時、初めてテレビを観て惨状を知って皆して茫然となった。

同じ京都市内に住んでいて、マンション暮らしの人などは冷蔵庫が動いた。とか言う人はいたもののちょっと大きな地震が起こった。位の認識しかなくて本当に驚いた。

阪神淡路の震災以降、大きな災害が起きる度、千羽鶴論争が起きる。
興味あったら、「千羽鶴 迷惑」で検索すると関連情報が色々出てきますのでそちらで。

今朝、たまたまメルカリの新着出品に千羽鶴が表示された。
心を込めて折りました。
病気のお見舞いなどに如何でしょうか。と1500円。

災害直後は特に千羽鶴が目に付く。
折り紙はれっきとした文化だと思うのでそれ自体は素晴らしいこと。細かい作業は目も疲れるし肩だって凝る。
大変な作業だと思う。
けれど、利益を得る為に、儲けの為に折るのはどうだろう?
どこぞの誰ぞやが折ったような物を貰って喜ぶ人などいないだろうし、贈る側も自身が祈りを込めて折ったもの以外に価値などないと、気がつくべきだと思う。

被災地に何かをしたいと思うなら、千羽鶴を買うそのお金を寄付した方がよっぽど人の為になるのに、何故気がつかないんだろう?

10年と少し前、パートで働いていた事業所には身体障害者と呼ばれる人たちもいて、3年ばかり一緒に働いた。
私が退職する時に、一人の男の子が僕が折ったんだ。と言って千羽鶴をくれた。


1つ1つがとても小さくて、貰った時はちゃんと糸に繋がれて所謂千羽鶴の状態だった。
ちっさくて可愛い、その千羽鶴を私はとても大切にしていたのだけど、10年の月日の間に糸が切れバラバラになってしまった。
ちっさくて幸い、ミニサイズの鶴たちは空き瓶にちょうどよく納まった。


この状態で飾っている。
これなら全然邪魔にもならず、迷惑にもならない。
せっかく贈るのなら邪魔だ、迷惑だ!と思われるよりも気持ちよく喜んで貰った方が良いに決まっている。

ただ問題はこんな小さく折り紙が折れる器用な指先を持ち合わせてるかと言うと難しい…(ー_ー;)


震災犠牲者の御霊に想いを馳せつつ、千羽鶴のことなど考えてみました。
暖冬で雪も降らず、異様に暖かくて地球がどうにかなってるかも?
夏のゲリラ雷雨、大型台風による被害
止まない火災…

今年はどんな一年になるんだろう…
無事に大晦日に辿り着けますように…





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