飛行機旅行の備忘録

航空会社のマイルをガッツリ(?)貯めて、特典航空券でそこらじゅうに旅行に行くべ!

パリ観光のコツ

2007-08-25 12:45:59 | ヨーロッパ
パリという街は、本当に世界中からの観光客であふれていて、メジャーな観光
スポットはどこも混雑しています。私も8月お盆の頃にパリを訪れましたが、
人人人。。。
この混雑の様子、日本で言うとどうなんでしょう、秋の紅葉シーズンの京都?
そんな様相です。
4日間の駆け足滞在だったのですが、その中で思ったことをメモしておきます。

<観光スポットは午前中に>
ルーブル美術館、ノートルダム大寺院、エッフェル塔、最も有名とされるところ
は、オープン時間から時間が経てば経つほど行列が長くなっていくようです。
絶対に混雑しそうなメジャースポットは一日に1個、オープンと同時に入場する
くらいの計画を立て、残った時間はパリ市内のオシャレなお店での買い物や
カフェで寛ぐなどにあてる時間の使い方が最も効率的と思います。

<事前にチケットを入手>
ルーブルやヴェルサイユなどは、入り口とは別にチケットを買うだけで相当の
行列になっています。(1時間以上待つケースもあるのでは?)
よくガイドブックには事前に買えるチケットについて紹介されていますが、実際
に行ってみて、私も可能であればできるだけ先に準備しておくに越したことは
ないな、という感想を持ちました。
最も有名なチケットでは「パリ・ミュージアム・パス」という有名スポット共通
のお得な入場パスがあり、これは良さそうです。(私は今回使ってませんが)

(ヴェルサイユ宮殿の事前チケット「フォルフェ」)
上記のパリ・ミュージアム・パスでも入れるようですが、私は"Forfait chateau
de Versailles"というパリ市内からの往復交通手段込みの入場券を買いました。
フランス語は全く知識がないのですが、「フォルフェ」と呼ばれているようです。
チケットの詳細はフランスのtransilienのHPをご確認いただければと思いますが、
Webをいろいろ見ているとフランス語が分からない中、皆さん購入に苦労されて
いるようなので、私のチケット購入までの経緯についてご紹介しておきます。

~購入まで~
とにかく駅で売っているという情報があったので、滞在ホテルから程近いモン
パルナス駅へ。私はフランス語が全く分からないので、メモ紙に"Forfait chateau
de Versailles"と書いたものを持参しました。
ここはTGVが発着する大きな駅で、とりあえずインフォメーション窓口のお兄さん
に紙を見せながら英語で「コレ買いたいんだけどどこで売ってるの?」って聞い
たら「フランス語だけ」みたいなことを言われて、エーッ!
英語もできない奴が窓口にいるなよ。。。と思いながら2F?の巨大なチケット
売場に移動したところ、いくつかの窓口にはドイツやイギリスの国旗シールが
貼ってあり、「なるほど、スタッフが話せる言語を示してるんだな」と思い、英語
ができそうな人の列に並んでいました。
そしたら後ろから黄色いTシャツの案内のお姉さんがやってきたので「英語でき
る?」って聞いたら「モチよ~」ということだったので、紙を見せたら友達に聞い
てくれて、「よく分からないけど、ここじゃ売ってないわ。多分階段を下りたとこ
ろのtransilienよ。」とのこと。transilienの発音がフランス語で、何者かよく分か
らなかったけど、とにかくここは違うとのことでサンキューお姉さん、早速B1Fに
降りることにしました。
すると改札の前にtransilienと書いた窓口が3つほどあり、「なるほどここか~」
てな感じ。空いていたおばさんの窓口ではやはり紙を見せたところ、わりとすん
なり何が欲しいかは理解してもらえた様子で、まず「いつ使うの?」と英語で
聞かれました。
このフォルフェ、実は時期によって値段が違っていて、週末は高いんですな。
私が使う日(翌日でした)は平日でしたが、フランスの祝日にあたったらしく、
高めのチケットを買うことになりました。
JRの切符と同じようなサイズのチケットが2枚(鉄道往復券・宮殿入場券)と
チケット説明カード、駅からの道のりを書いた地図を渡され、モンパルナスから
はヴェルサイユ・シャンティエ駅にしか行かないこと、15分毎くらいに電車が
あること等を親切に説明してくれました。(画像参照)
いろいろあったけど、これでようやく何とかチケットをゲットしました。

~チケットの使い方~
2枚あるうち、1枚は鉄道の往復券です。これで自動改札を通ればよいので
すが、帰りも使いますので取り忘れないように注意が必要です。
宮殿に行くと2つの行列がありますが、左がチケットを買う人で右が事前チケット
を持った人です。フォルフェを持っている人は右に並べばよいです。
入口ではチケットにボールペンでなにか書かれます。中に入るとさらに音声
ガイドを借りる列がありますが、この券でガイドを借りられますので、借りた
ほうがお得です。日本語ももちろんOKです。
このチケットは庭園や噴水音楽ショー、私は元気がなく行きませんでしたがプチ
トリアノンでも使えるようです。
さて、とにかくヴェルサイユでの注意事項は早く(もしくはすごく遅く)行くこと
でしょうか。お昼に私が帰るとき、行列はそれはそれは凄まじい状況になって
いました。

~ヴェルサイユ・シャンティエ駅から宮殿まで~
地図をもらったので迷わず行くことができましたが、少し距離があります。
徒歩20分くらいでしょうか。ヴェルサイユには3つ駅があり、ここは最も遠い
駅ですが、それでも通常東京で生活している人には苦にならない範囲でしょう。
帰りの駅で、これから宮殿観光に行く黒人夫妻に道を尋ねられました。
拙い英語で説明している途中、そういえば地図があったと思って「あげます」
と言ったらすごく喜んでました。2人で楽しそうだったけど、あの行列みたら
ビツクリするんだろうなァ。。。



スターアライアンス・ヨーロピアンエアパスの特徴

2007-08-22 00:14:10 | ヨーロッパ
夏休みに全日空の特典航空券を使って一週間ほどヨーロッパに行ってきました。
ユーロが高いこの時期、敢えてヨーロッパもどうかな。。。って感じではあったの
ですが、こういうのは思い切りも大切~!ということで、アハ。
さて、出発の一週間前という直前の特典予約、かつ8月お盆のピークシーズンに
果たして空席なんてあるのだろうか?と思ったのですが、カレンダーの間を縫うよう
にたまたま行きのフランクフルト線(FRA)C席、帰りのパリ線(CDG)Y席を抑えること
ができまして、ホントに超ラッキーでした。

<ヨーロッパ内の移動>
今回は、とりあえずベルリンとパリに行ってみたいと思っていましたので、そういう
意味ではFRAとCDGのチケットが取れたのは非常に好都合だったのですが、各
都市間は結局自分で移動しなくちゃいけないジャ~ン?ということで調べたところ、

・鉄道(ユーレイル フランス&ジャーマンパス)
・飛行機(スター アライアンス・ヨーロピアンエアパス)

あたりが今回の旅行にはリーズナブルで良さそう、ということが分かりました。
(Air Berlinなど格安航空会社の利用もあるのでしょうが勝手が分からず怖いのと、
折角StarGを持っているのに敢えて別の航空会社でなくても、、、ということで選択
肢から外しました。それに実際もあんまり安くなかったし。)
「今回また一人旅だし、のんびり優雅に一等車で鉄道~」というのもすごく惹かれ
て、即日でユーレイルパスが買えるという有楽町のJTBにお財布片手に出かける
直前だったのですが、
「イヤ待てよ?このブログの精神からは、やはりここで飛行機に乗るべきでは?」
などと自問自答してしまい、JTB詣は中止してスターアライアンスのHPをかじり
読みすることになったのでした。

<スター アライアンス・ヨーロピアンエアパス>
(チケットの特徴)
スターアライアンス各社運行便を利用して欧州以外の地域から欧州へ往復旅行
する人が購入することができ、最近は特典航空券利用者でもOKになったとのこと。
実際の購入は全日空の国際線予約に電話するだけでよいようで、決済はクレジット
カード、発券もeチケットなのでどこにも行く必要がなく、とても気楽です。
最低3区間から最大10区間までのクーポン制になっていて、料金は各区間の距離
によって決まります。料金表はというと、
----------
区間距離/運賃額(マイル/USD)
・~150/85
・151~500/110
・501~1000/135
・1001~1250/160
・1251~1500/175
・1501~1750/190
・1751~2000/220
・2001~2250/245
・2251~2500/270
(2007/8/21 スターアライアンスHPより)
----------
だそうで、今回の私の旅程(FRA-TXL-ZRH-CDG)の場合には、
・FRA-TXL 269Mile/USD110
・TXL-ZRH 409Mile/USD110
・ZRH-CDG 292Mile/USD110
となって、合計USD330+諸税等(JPY15000くらい)でした。
これ、高いのか安いのか果たしてウ~ム?という感じではありますが、ユーレイル
フランス&ジャーマンパス4日間1等車がJPY48300程度だったので、それと比較
すればチョイ高くらい?と言えるでしょうか。

(チケットの注意点)
例えばローマからパリに移動しようとした時、スターアライアンスの航空会社では
直行便がないため、必ずミュンヘンとかを経由することになってしまい、ミュンヘン
で降りなくても2区間と計算されてしまいます。
それから、私のようなフランクフルト-ベルリン-パリ間の移動が目的の場合も「最
低2地点で24時間以上の滞在が必要」という条件がありますのでどこか一都市での
滞在を挟まなければならず、それがコペンハーゲン(SK)なのかチューリヒ(LX)なの
かウィーン(OS)なのかで旅行全体の費用が変わってくる(この場合、距離では
チューリヒが一番効率的)など、いろいろ考慮が必要です。
他にもいろいろ条件があり、詳しくはスターアライアンスのHPでご確認いただけれ
ばと思いますが、総合して考えると、多少の無駄も楽しめるようないろいろ行って
みたい人向けのチケットと言えるでしょうか。
好きな人であれば、こうした複雑な旅程を計画するのはそこそこ面白いものです。
ちなみにマイル計算はスターアライアンスHPから「世界一周マイレージ計算ソフト」
なるものをダウンロードできます。

(積算マイル)
HPには記述がなかったのですが、帰ってきて確認してみたところ、基本区間マイ
ル数70%の積算となっていました。回数乗った割には、あまり貯まりませんでした。
残念~。

スイスインターナショナルエアラインズのラウンジ(チューリッヒ空港)

2007-08-12 21:09:00 | ヨーロッパ
今、Swissのラウンジに来ています。
これからLXでパリに向かいますが、搭乗時間まで4時間もあり暇すぎるので、この
ラウンジについてレポートしましょう。

(ラウンジの場所と印象)
Checkin-1からパスポートコントロールを過ぎ、右手を少し行ったところにラウンジ
があります。入ってすぐに大きな受付があり、その真後ろにラウンジへの入り口が
あります。ちなみにファーストクラスはさらに中に扉があり、別の区画が用意されて
いました。(なので私は入れません)
印象としては地味だけど中は広い感じで、椅子の数も相当あり、ソファ中心ですが
カフェのような椅子もあります。この時間はお客様も少なく、非常に落ち着いてい
ます。

(軽食の様子)
そもそも私がここへ着いたのはちょうどお昼時でしたが、スイスは思った以上に
物価が高くてマクドナルドのセットが1,000円以上もする始末、それならラウンジで
軽食でも。。。というのが目的でした。
はて、実際にフードコーナーに行ってみると。。。

・トマトのスープ
・パン(クロワッサンと丸いパンの2種類)
・大型の瓶に入ったスナック(おつまみ)
・チョコレート類
・まるごとフルーツ(りんごやバナナ)
・小さなケーキ

とまあ、こんな感じでしょうか。特筆すべきものはなく、これだけで食事というと
少し寂しい感じです。ガツカリ。。。
(ちゃんとした食事をされたい方は外でとられることをお勧めします。)
でも私は既にスイスフランの手持ちがなく、おなかが非常に空いていたので、ここで
トマトのスープ2杯にクロワッサンを3つ、それからバナナもガッついてしまいました。
ちなみにドリンク類は一通りなんでもあります。アイスクリームの類はありません
でした。
(これ、思いつきなんですが、世界の空港ラウンジの軽食の状況が日本語でまと
まっていたら、非常に有用じゃないかと。。。既にどなたかのページでそういう
のってあったりするのでしょうかね?)

(バーカウンター)
ここは実はバーが有名だそうです。ラウンジの中に階段があり、そこを上ると世界の
空港にあるラウンジのなかでも最長級28.6mという、非常に都会的でカッコいいバー
が現れます。
バーテンダーは短髪の背の高いこれまたカッコいい女性、正面には滑走路が見え、
ゆっくりと寛ぎたくなる静かな場所でした。
メジャーな飲み物は何でも作ってくれそうでしたが、昼間でもありますしとりあえず
ビール、有名なBECKSをグラスに1杯注いで頂きました。

(インターネット接続の具合)
ラウンジの中にはFreeで使えるPCが何台かそろっているのですが、どれもこれも
ドイツ語OS、日本語のページを表示しようとしても「Administratorじゃないとフォント
がインストールできません」というような感じのドイツ語のメッセージが出てきて、
(無言)。。。な感じです。
無線LANも有料サービスの電波を捕らえますが結構な値段のようで全く使う気がし
ませんが、自分のPCを持っていればPCコーナーで有線インターネット接続ができ
ます。(要LANケーブル。貸してくれるものかどうかは不明。)
たった今私も使っていますが、スピードはまあ不満のないレベルです。

さて、ここまで書いてまだ搭乗時間まで2時間あまり、パリの観光情報でも調べな
がら一眠りでもしますかね。