ドドンパ和也&ラッキーの湘南花鳥風月

ドドンパ和也が、湘南逗子での四季折々の日々の出来事を徒然なるままに書き綴るページ。

1600, 島田紳助さん引退に見る、各方面の発言の数々

2011-08-25 12:05:24 | 日記
島田紳助さんが、突然の引退を発表してから、
テレビの報道番組は、その事一色。

政府の内閣官房長官までコメントを出し、
事の社会への影響の大きさを物語っている。

各マスコミも、様々な方面の方々にこの件に関するインタビューをし、
色んなコメントを取り、それをテレビ番組で流しているが、
それをテレビで視ていて、思うことがある。

特に、今回の件で、島田紳助さんに関して
避難する発言をした芸能業界、放送業界人間に関してみていると、
島田紳助さんが引退を発表するまでは、
もし、自分の島田紳助さんに関する、そのようなコメントを、
テレビの画面に自分の顔と名前のテロップ入りで流されたら、
同じ業界に居る人間として、立場が危うくなるかもしれないので、
絶対に、そのような意見を言わなかった人間が、
引退発表がされた後は、もう何を言っても安心だと思ったのか、
自分の推測を多分に含めて、かなり批判する意見を述べている。

これまでは、自分の身が可愛くて辛辣な意見は言えなかったけど、
同じ業界の大物である島田紳助であろうと、
もう引退してしまったのだから、何を言っても
もう自分には火の粉は掛からないから大丈夫、
と言う安全な立場から物を言っている。

それって、先日、僕が激怒した、匿名で人を誹謗中傷する
コメントを投稿する輩と、基本的には変わらないのではないだろうか?

卑劣な匿名のコメント投稿者と違って、名前と顔を出しているとは言っても、
避難している対称の島田紳助さんは、引退してしまったので、
同じ土俵では、戦えない訳だから。

横綱朝青龍の引退の時にも、同様の輩が居た。

芸能界の大御所の島田紳助さんや、同様な強大な人間が居た時には、
目立たないようにし、当たり障りの無い発言をしていたのに、
自分が安全とみるや、以前から、さも辛口コメントをしていたかのように
ここぞとばかり非難めいた発言をする奴等を
苦々しく思うのは、僕だけだろうか?

確かに、僕は島田紳助さんのしゃべくりのファンだったので、
彼に関しては擁護するような考え方の人間かもしれないが、
僕が、島田紳助さんを大嫌いだったとしても、
前出の変わり身の早い奴等には、どうしても共感出来ないと思うのである。

何かの評論で、

「人は何を言っても自分に被害が及ばない状態で自分が発した言葉が、
どれだけ無責任で、その対象になった人間を傷付けているかを解っていない。」

と言うのがあったが、正にその通りだと思う。

それは、そういう言葉を投げつけられる立場になった人間でないと、
解らないのである。

ちょっとケースとしては違うが、昔、僕が爆風スランプのスタッフをしていた時の話。


爆風スランプが、「Runner」のヒットでブレイクし、一番売れている時に、
メンバーと事務所社長との確執で、他の事務所に電撃移籍した事があった。

それまでは、爆風スランプのスタッフである僕が、
テレビ局の廊下を歩くと、僕の後ろに、自分の担当するテレビ番組への
爆風スランプへの出演交渉をしようとする番組ディレクターの、
金魚の糞のような行列が出来たものである。

それが、先述したように、爆風スランプが、他の事務所に移籍した途端、
それまで揉み手で近寄って来ていたテレビ局の人間の中の
何割かは、掌を返したように、態度が冷たく急変した。

僕は、その時に初めて、業界の本質を見たような気がした。

その時に、掌を返した連中の事は、
僕の脳裏に焼き付いて離れなかった。

逆に、そんな事があっても、それまでと変わらなく
付き合ってくれた方々とは、やはり長い付き合いになった。

人間、やはり誰に対しても、どんな場合でも、
態度やスタンスを変えない姿勢が大事なのではないだろうか?

今回、自分が安全な立場になってから初めて、
紳助さんに避難めいた発言をした連中は、
いつか、自分がしくじった時に、
今度は、自分が同じ目に遭うのだと思う。

その連中は、先日、六本木の自宅に立てこもり犯が30分も居座り、
人気男性アイドルが多数所属する、J事務所の
社長J・Kさんに牙を剥くガッツはあるだろうか?

色んな意味で、芸能界最強とも言われる、
その男性アイドル事務所に牙を剥く人間は、
この業界には皆無と言っていいだろう。

結局、そういう人間が攻め立てるのは、
(少なくとも、その時点で)自分より立場の弱い人間だけにである。

僕は、そういう人間にはなりたくない。



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