先日、新聞を読んでいたら、相模川で、1mの大ウナギが釣り上げられた
との記事が、驚きを持って掲載されていた。
その記事には、神奈川県内に住む釣り人が、川に大ウナギが居ることを知り、
何度も釣り糸をその大ウナギに切られたが、5回目の挑戦でやっと
釣り上げたそのウナギの大きさは、体長1mと驚きを持って紹介されていた。
そのウナギを見た人々の、「こんな巨大ウナギは見た事が無い!」
「川の主じゃないのか?!」等々の驚きのコメントが、
そのウナギの大きさに対する人々の驚嘆ぶりを更に際立たせていた。
しかも、その貴重なまでの大きさのウナギなので、
このウナギをい釣った釣り人は、このウナギをどこかの学校か、
水族館に寄贈して飼育してもらうと書かれていた。
それだけ珍しいほど、大きなウナギだと言いたいらしい。
ちょ~と待った~!
1mのウナギで、
「こんな巨大ウナギは見た事が無い!」
「川の主じゃないのか?!」
「学校か水族館に寄贈する」
ですと?!
自慢じゃ無いが、僕が以前釣り上げたウナギは、このウナギよりも更に大きく、
体長が1m30cmもあった。
あれは、20年ほど前の夏に、久里浜港に友人と2人で夜釣りに出かけた時の話である。
最初は、磯竿で沖目を釣っていたが、小型のサバしか釣れないので、
釣りをしていた久里浜港の岸壁スレスレの海底狙いに変えた。
岸壁の海底には、良く、カサゴなどの魚が居る事が多いからである。
それで、自分の立っている岸壁から、わずか30cmのスレスレを、
短竿で、狙い始めたら、とてつもないアタリがあり、
竿が折れるのではないかと言うくらいの強烈な引きが!
針掛かりした何かが、猛烈に暴れて、丈夫な1,5号のハリスを
ぶち切って海底に泳ぎ去った!
夜釣りだった上に、その魚を海面までも引っ張り上げる事すら出来無かったので、
その魚が何であるかは、その時点ではわからなかったが、
以前、65cmの大型のスズキを釣り上げた時だって、
ハリスは1,5号で、大丈夫だったのに、そのハリスをぶち切るくらいだから、
大型の魚には間違い無かった。
ふと、同じ岸壁の僕とは離れた場所で、やはり、岸壁すれすれを釣っている人が居たので、
今の未知の大型魚の話をすると、その釣り師は、
「ああ、それは、きっとアナゴかウナギだよ。
ここの久里浜港は、知る人ぞ知る大ウナギと大アナゴのポイントなんだよ。」
と言って、見せてくれたクーラーボックスの中には、その釣り師が釣り上げた、
どう見ても60cm以上はある、大ウナギが数匹おさまっていた。
後日読んだ釣り雑誌にも、ここが、大ウナギと大アナゴのポイントだと紹介されていたので、
その釣り師の話は本当だった。
相手が、ウナギかアナゴと判れば、対処のしようがある。
そこで、今度は、仕掛けを、アナゴ用のそれも、
ハリス5号の太い仕掛けに変えて、再挑戦した。
僕は、岸壁からの釣りで、5号なんて、太いハリスを使ったのは、
後にも先にも、この時1回だけである。
すると、この夜は、かなり活性が良かったようで、
また、強烈なアタリがあり、凄まじい暴れっぷり!
しかし、今度は、人間でも引きちぎれない程の強度の5号ハリスなので、
いくら暴れようが糸が切れることは無いが、竿は、岸壁スレスレを
狙う為の1mも無いちゃちな竿なので、その大型の獲物を
岸壁の上まで引っ張り上げられない。
そこで、苦労して、なんとかその獲物を海底から水面まで引っ張り上げ、
友人にタモ(魚をすくう網)で、すくってもらった。
そして、やっと岸壁の上にあげることが出来た獲物を見て、僕らは驚いた。
それは、体長130cmもある、シルエットだけ見せられたら、
どう考えてもウツボにしか見えないくらいの巨大なアナゴだった!
ここまで書いてきて、僕が釣り上げたのいは、大ウナギでは無く、
大アナゴだった事を、今、思いだした!
本文の主旨とは、ちょっと違ってくるが、話を続けよう。
結局、その夜は、2尾のアナゴが釣れたが、2尾とも
1mオーバーの巨大なアナゴだった。
そして、僕はそんな巨大なアナゴでも、学校や水族館に寄贈したりはしない。
僕の釣りのポリシーは、キャッチ&イートである。
釣ったら、食らう、である!
30cm程度が普通のアナゴなのに、メーターオーバーの巨大アナゴだと、
どうせ大味なんだろうなあ・・・・と思って、かば焼きにして食してみると、
これが、意外や意外!実に美味だったのである。
しかし、そのかば焼きのデカさといったら、大人の両手のひらほどもあった。
その強い引きと、美味に釣られて翌週末も、久里浜港に出かけた僕だったが、
柳の下にドジョウならぬ、大アナゴは居なかった。
あれから、20年。
そろそろ、又、久里浜港の大アナゴに出会いたいものである。
と言う訳で、「巨大ウナギ釣り上げ」の新聞記事にもの申せない僕である。
との記事が、驚きを持って掲載されていた。
その記事には、神奈川県内に住む釣り人が、川に大ウナギが居ることを知り、
何度も釣り糸をその大ウナギに切られたが、5回目の挑戦でやっと
釣り上げたそのウナギの大きさは、体長1mと驚きを持って紹介されていた。
そのウナギを見た人々の、「こんな巨大ウナギは見た事が無い!」
「川の主じゃないのか?!」等々の驚きのコメントが、
そのウナギの大きさに対する人々の驚嘆ぶりを更に際立たせていた。
しかも、その貴重なまでの大きさのウナギなので、
このウナギをい釣った釣り人は、このウナギをどこかの学校か、
水族館に寄贈して飼育してもらうと書かれていた。
それだけ珍しいほど、大きなウナギだと言いたいらしい。
ちょ~と待った~!
1mのウナギで、
「こんな巨大ウナギは見た事が無い!」
「川の主じゃないのか?!」
「学校か水族館に寄贈する」
ですと?!
自慢じゃ無いが、僕が以前釣り上げたウナギは、このウナギよりも更に大きく、
体長が1m30cmもあった。
あれは、20年ほど前の夏に、久里浜港に友人と2人で夜釣りに出かけた時の話である。
最初は、磯竿で沖目を釣っていたが、小型のサバしか釣れないので、
釣りをしていた久里浜港の岸壁スレスレの海底狙いに変えた。
岸壁の海底には、良く、カサゴなどの魚が居る事が多いからである。
それで、自分の立っている岸壁から、わずか30cmのスレスレを、
短竿で、狙い始めたら、とてつもないアタリがあり、
竿が折れるのではないかと言うくらいの強烈な引きが!
針掛かりした何かが、猛烈に暴れて、丈夫な1,5号のハリスを
ぶち切って海底に泳ぎ去った!
夜釣りだった上に、その魚を海面までも引っ張り上げる事すら出来無かったので、
その魚が何であるかは、その時点ではわからなかったが、
以前、65cmの大型のスズキを釣り上げた時だって、
ハリスは1,5号で、大丈夫だったのに、そのハリスをぶち切るくらいだから、
大型の魚には間違い無かった。
ふと、同じ岸壁の僕とは離れた場所で、やはり、岸壁すれすれを釣っている人が居たので、
今の未知の大型魚の話をすると、その釣り師は、
「ああ、それは、きっとアナゴかウナギだよ。
ここの久里浜港は、知る人ぞ知る大ウナギと大アナゴのポイントなんだよ。」
と言って、見せてくれたクーラーボックスの中には、その釣り師が釣り上げた、
どう見ても60cm以上はある、大ウナギが数匹おさまっていた。
後日読んだ釣り雑誌にも、ここが、大ウナギと大アナゴのポイントだと紹介されていたので、
その釣り師の話は本当だった。
相手が、ウナギかアナゴと判れば、対処のしようがある。
そこで、今度は、仕掛けを、アナゴ用のそれも、
ハリス5号の太い仕掛けに変えて、再挑戦した。
僕は、岸壁からの釣りで、5号なんて、太いハリスを使ったのは、
後にも先にも、この時1回だけである。
すると、この夜は、かなり活性が良かったようで、
また、強烈なアタリがあり、凄まじい暴れっぷり!
しかし、今度は、人間でも引きちぎれない程の強度の5号ハリスなので、
いくら暴れようが糸が切れることは無いが、竿は、岸壁スレスレを
狙う為の1mも無いちゃちな竿なので、その大型の獲物を
岸壁の上まで引っ張り上げられない。
そこで、苦労して、なんとかその獲物を海底から水面まで引っ張り上げ、
友人にタモ(魚をすくう網)で、すくってもらった。
そして、やっと岸壁の上にあげることが出来た獲物を見て、僕らは驚いた。
それは、体長130cmもある、シルエットだけ見せられたら、
どう考えてもウツボにしか見えないくらいの巨大なアナゴだった!
ここまで書いてきて、僕が釣り上げたのいは、大ウナギでは無く、
大アナゴだった事を、今、思いだした!
本文の主旨とは、ちょっと違ってくるが、話を続けよう。
結局、その夜は、2尾のアナゴが釣れたが、2尾とも
1mオーバーの巨大なアナゴだった。
そして、僕はそんな巨大なアナゴでも、学校や水族館に寄贈したりはしない。
僕の釣りのポリシーは、キャッチ&イートである。
釣ったら、食らう、である!
30cm程度が普通のアナゴなのに、メーターオーバーの巨大アナゴだと、
どうせ大味なんだろうなあ・・・・と思って、かば焼きにして食してみると、
これが、意外や意外!実に美味だったのである。
しかし、そのかば焼きのデカさといったら、大人の両手のひらほどもあった。
その強い引きと、美味に釣られて翌週末も、久里浜港に出かけた僕だったが、
柳の下にドジョウならぬ、大アナゴは居なかった。
あれから、20年。
そろそろ、又、久里浜港の大アナゴに出会いたいものである。
と言う訳で、「巨大ウナギ釣り上げ」の新聞記事にもの申せない僕である。