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堂頭内寮@Net

―「叢林@Net」堂頭和尚の雑記帳 ―
行雲流水の如くの日常を書き綴るぷらいべーとな内寮日誌♪

心の弦(!?)

2006-10-03 11:20:01 | 堂頭内寮日誌
先週龍宮城を後にし、週末のリハビリ期間を経て今日娑婆世界に復帰しました。

玉手箱はありませんでしたが、龍宮城では時間が止まっていたので、もとの生活に戻るまで少々時間がかかりそうです

今朝、出勤前に久々ネクタイを締めたのですが、なかなかうまく締められずに思わず遅刻しそうになってしまいました

器用な方は頭の切り替えも容易なのでしょうが、元来不器用な私は、リハビリ期間を経ても中々元の生活のペースに戻れず、こんなんで月末の大祭()を無事に乗り切れるかどうか今から不安です

今日も職場に着いて早速大祭の準備に取りかかろうと思ったら、龍宮城に出向いていた期間の仕事がどっさりと机の上に溜まっており目が点に…

それでも出来るところから一つ一つ片付け、お昼前に早くもコーヒーブレイクの時間を設けてしまいました

「現実逃避」という言葉がありますが、龍宮城に身を置くことはある意味「現実逃避」なのかもしれません。

しかし、その「現実」に不条理を感じ「龍宮城」に身を置く生き方をある意味「出家」と言うならば、その意味において「出家」と「現実逃避」は明らかに一線を画さなければならないでしょう。

現実に龍宮城と娑婆世界の往き来がある現在の私は、龍宮城に赴くことは単なる「現実逃避」ではなく、定期的な「心のリセット期間」と位置付けております。

「心のリセット」というと抽象的な表現ですが、私なりに表現すると「整体に行く」感覚とよく似ています。

多忙な日常により肉体に歪みが生じ、その肉体の歪みを整体にかかる事で矯正するのであれば、私にとって龍宮城とは「心の歪み」を矯正してくれる場所とも言えます。

整体が知らず知らずのうちにずれてしまった骨や関節等を矯正するように、龍宮城は知らず知らずのうちに歪んでしまった私の心を矯正してくれます

また、それは「弦楽器の弦の調整」にも似ている感じがします。

張り過ぎた(緩み過ぎた)弦を調整する事により良い音色が奏でられる様に、「心の弦」を調整する事により良い人生を奏でられるようになりたいものです。

「張り過ぎず緩み過ぎず…」の精神は、まさに仏教で言うところの「中道」の精神にも繋がるのではないでしょうか。

最近は年齢とともに、「心の弦」の調整後にすぐ元の生活のペースに戻れない“もどかしさ”も感じますが、歪んだ心の状態に慣れてしまう事の方が逆に不安であり、毎回自らの尻を叩いて龍宮城に出向いている次第です

そうこうキーを叩いているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました

午後からその大祭()の準備に早速取り掛かりたいと思います

P.S.
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