史上初の無観客場所乗り切った!
八角理事長、感極まる「全力士、全協会員を誇りに思う」/春場所
大相撲春場所千秋楽(22日、エディオンアリーナ大阪)新型コロナウイルスの感染拡大により、史上初の完全無観客で実施された場所が幕を閉じた。
八角理事長は約10秒間、感極まったように言葉を詰まらせ、口元を引き締めた。
「ひとえにテレビ、ラジオ、インターネットを通じて応援してくださった全国の皆さんからのご支援、関係者によるご尽力のたまものです」と続けた。
力士は自らを鼓舞し、行司、呼び出しはそれぞれの仕事を整然とこなした。
八角理事長は「過酷な状況下のなか、立派に土俵を務めあげてくれました。全力士、そして全協会員を誇りに思います」。
横綱相星決戦で白鵬(35)が鶴竜(34)を寄り切って13勝2敗とし、史上最多を更新する2場所ぶり44度目の優勝を果たした。
大相撲春場所千秋楽で11勝目を挙げた関脇朝乃山の大関昇進が確実となった。
昇進問題を預かる日本相撲協会審判部の境川部長代理(元小結両国)が、昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し受諾された。
おめでとうございます。