梅雨入りと梅雨明けを何度も繰り返しているような
最近の、いわんや一日の気候の変化。
これに暑さや湿気が加わり、くたびれが増しますね。
このところすいすいとCDを購入しておりまして
①やっぱりジミヘンでしょう、ということで
THE JIMI HENDRIX EXPERIENCEの名盤
『ARE YOU EXPERIENCED?』ですね。
実はジミヘンをジミヘンとして聴いたことがなく、
畢竟、このデビューアルバムを手に取りました。
1967年発売、つまりはサイケデリック感満載、
そこにジミヘンの読経のようなギター、、、えらくかっこいいです。
もう少し聴き込みたいですね。
②小片リサのオリジナル1stアルバム『montage』。
以前、カバーアルバムを出しており、その出来栄えもよかったですが、
いやはやこれはいいアルバム!
ハロプロを卒業し、
ソロでアーティスト活動を行っているメンバーが
何人か居るわけでありますが、
小片リサ、このアルバムで、
ソロアーティストとしての確固たる地位を築いたのでは!と
思わせられるくらい、良質なアルバムとなっています。
彼女の声が歌詞世界と実にいい感じにマッチしており、
声の変幻自在だけでも楽しめますが、
17曲全て、しっかりと創り込まれています。
1曲目から通して聴いても、
曲ごとのバランス、緩急がよく考えられていて聴き飽きません。
気が付くとリピートして聴いています。
1曲目の「あかとき」、名曲です。
③一方ではTHE GRASS ROOTSのベスト盤。
1966年デビューのアメリカのバンド。
大学生の頃からバンド名は知っていて、
いつか聴こういつか聴こう、と思っているうちに、
このタイミングになりました。
ハーモニーが綺麗で耳に残る曲もまぁまぁ多かったです。
④そして勿論、RINGO STARRのミニアルバム『CROOKED BOY』。
近年、リンゴがコンスタントにリリースを重ねていて、
ポールより精力的に新曲を発売しているように感じます。
持ち味であるシンプルなメロディで歌われるリンゴ節、
いつもは試聴やYouTubeである程度は満足するのですが、
今回のミニアルバムは買いましたよね、買いました。
試聴していて久々に、おぉぉ!いいじゃないですか!
今作は4曲ともプロデューサー、リンダ・ペリーの詞曲、
ということで、特に1曲目の「FEBRUARY SKY」がいい!
ビートルズっぽさがあり、
OASIS辺りのブリットポップな感じもうまい具合にまぶせていて
リンゴ、新たな名曲の誕生、といっても過言ではないですね。
⑤ハロプロではアンジュルムのシングル「美々たる一撃」。
この曲は、前作「RED LINE」でパフォーマンスされた、
アンジュルムの強さの側面をさらにパワーアップさせています。
ラップあり、途中で変拍子あり、不可思議なハーモニーと歌声の絡みあり、
よくぞこんなてんこ盛りなアレンジにしたものだし、
それ故、何度も聴かないと構成が把握できない複雑な楽曲なのに、
アンジュルムは負けじと歌いこなせているのが感服脱帽です。
さらにはメンバー佐々木莉佳子の卒業をテーマに書かれた
「THANK YOU,HELLO GOODBYE」、
中島卓偉の手によるこのナンバー、
なんと綺麗なコード進行とメロディ、胸に響く歌詞なことでしょう、、、
素晴らしい曲を創ってくれました。
⑥続いて、BEYOOOOONDSのシングル「灰toダイヤモンド」。
エースと目されていた山﨑夢羽の卒業が急に決まり、
彼女にとってはラストシングルとなりました。
ではありますが、
彼女の卒業をモチーフとした楽曲は収録されておらず、
本当に急な出来事だったのだなぁと推測されます。
BEYOOOOONDSにも
アイドル直球の王道ソングを歌ってほしい身としては、
今回のシングルも創り込まれてはいますが、
なんだろう、なんだかなぁ、、、という思いで聴くのであります。
⑦続いて、Juice=Juiceのシングル「トウキョウ・ブラー」。
植村あかりのラストシングルとなりました。
表題曲がかっこいいのは当然として、
卒業曲「BRILLIANCE OF MEMORIES」が実にいいですね。
デビュー当時、植村あかりは
オリジナルメンバー5人のうちの1人だったわけですが、
グループ内に宮本佳林、高木紗友希、金澤朋子、という
驚異的な歌唱力を持つ3人が居たとあっては、
畢竟、歌割りも少ないところからのスタートでした。
ですが、彼女の独特のやわらかい声質は
鋭く大きく響く3人の声とはまた違ったアクセント。
一人また一人と卒業し、一方で新人が加入し、と
グループがどんどん変貌を遂げ続ける中、
彼女の声は一際存在感を放って私の耳に届いてきていました。
その集大成がこの曲ですよね。
高いキーも難なく力強く歌いこなしていて、
植村あかり、ここまで到達したのか、、、と感無量です。
⑧稲葉愛香のシングル「PINK TEMPERATURE」、
耳に残るいい曲です。
彼女のキャラクターにうまくはまっている感じがします。
⑨ここでようやくELTON JOHN!
1973年発売の名盤『GOODBYE YELLOW BRICK ROAD』ですが、
これはもう、エルトンが自分の強みを存分に発揮した、
名盤中の名盤でもう名盤過ぎる、、、
エルトンのピアノが冴え渡るわけですね、
この人、こんなに幅広いニュアンスで曲創りしていたんだ、、、と
そういえば、エルトン・ジョンもエルトン・ジョンとして
しっかりとは聴いていなかったわけでして、、、
そして、「GOODBYE YELLOW BRICK ROAD」、
これがもう、何といいましょうか、
佳曲の極みといってもよいのではないでしょうか。
何度聴いても、メロディが本当に心地いい。
メロディの音域が広いですが、
エルトンのファルセットが綺麗なことこの上ない、、、、
そりゃ、ここまで高い音で曲創りますよね、、、という、、、
今、ピアノを習うとしたらこの曲の弾き語りにチャレンジしたいですね。
⑩最後はもちろん、1990年発売、
JEFF LYNNEの傑作アルバム『ARMCHAIR THEATRE』。
何といいますか、ジェフ・リン、やはり天才だ、、、
コード進行やアレンジが一筋縄ではいかなくて、
しかし、難しい、難解だ、というわけではなく、
気持ちよく流れていくメロディなのでありますね。
こういう曲が書けたら楽しいだろうなぁと思うのでありまして、
ここぞという時のマイナーコードの使い方、でしょうか、流石です。
ミドルテンポを書かせたら
ジェフ・リンの右に出る者はそうそう居ないのではないでしょうかね、、、