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~ささやかに、流されて~

私カフェラテが身の回りで感じた、日々のささやかなことを記したページです。

THE BAND

2025年01月26日 | 日記

THE BAND ということになりますが、先日、
最後の1人、Garth Hudsonの訃報に接しました。
これでTHE BANDのオリジナルメンバーは
皆亡くなってしまいました
(THE BANDは米国で活躍したカナダのバンド)。

THE BANDのデビューアルバム
『Music from Big Pink』(1968年7月1日発売)、
これは名盤中の名盤でありまして、
音楽雑誌などの名盤特集企画でも、
ほぼ確実に挙げられる名盤であります。

大学生の頃、
60年代の音楽(特にUK)をひたすら聴いていた私の目にも
そういった情報が飛び込んできますよね。

Bob Dylanのバックバンドだったとか、
一軒家にみんなで住んで創り上げたのが
『Music from Big Pink』で、
家の名前が「Big Pink」だったのだ!とかですね
(実際はBig Pinkでレコーディングしたわけではなく、
 ちゃんとしたスタジオで創られたようです)。

1968年といえば、、、

THE BEATLESは通称『WHITE ALBUM』で
再生ボタンを押すとジェット機のSEとともに、
「Back In The U.S.S.R.」、何とかっこいいロックサウンド!

THE ZOMBIESは世紀の名盤『Odessey and Oracle』、
このアルバムはクオリティ高くて傑作過ぎるのですが
なかでも「Friends Of Mine」は好みですね。

THE HOLLIESは1967年ですが、『Butterfly』で
サイケデリックかつ極上のポップソングを届けてくれました。
「Dear Eloise」、最高!

つまりはそれまでのロック音楽が進化し深化し、百花繚乱、
ロックサウンドの大洪水!の頃なわけですね。

そんな時代の名盤中の名盤なのか!
『Music from Big Pink』への期待は否が応にも高まり、
そして遂に購入!したのであります。

どきどきしながら六甲のワンルームでCDを再生!
再生!!!再生しましたところ、
なんとも緩い楽曲「Tears of Rage」を聴くことになりました。

えぇ、なんだか思っていた名盤と違うのですけれども、、、
これは名盤なのかしら、、、などと感じるままに聴いていたら
アルバムが終わってしまいました。

R&B調だったり、カントリーだったり、あまりに渋すぎる曲群。
かっこいいロックやサイケデリックソングを期待していた私は、
壮大な肩透かしを食った気分になったことを今でも思い出せます。

このアルバムの醸す渋さや緩さは、
一朝一夕に創られるものではない、、、
THE BANDが卓越したミュージシャンたちだったからこそ、
このテイストの表現が可能だったのだ!

そんな風に気付くのは
自分自身がバンドを始めてからのこと、
もっとずっと後年のことでした。

そして、今日も久しぶりに「Tears of Rage」を聴きましたところ、
いやぁ、変わらず渋い、、、渋すぎる、、、

Garth Hudsonといえばビジュアルも個性的です。
↓このジャケットの右から2人目、当時31、2歳ですね。
どことなく、丸亀高校同級生Mっくんに似ています。


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