
最近のメモリー価格が安いこともあり、4GBもしくはそれ以上のメインメモリーを搭載することに対する需要が多くなって来たようで、これまで使えなかった32ビットWindowsクライアントOSの管理外のメモリー領域上にRAMディスクを作成するソフトが増えてきました。
私もそのひとりで、Windows XP Pro SP3 32ビット版でメモリーを4GB (2GB×2)搭載したPCをメインで使っていますが、Windowsが認識しているメモリーは約3.24GBで残りの約760MBはまったく使用できない状態です。(こんな感じ)
そこで今回、アイ・オー・データ機器の「RamPhantom3 ダウンロード販売」を購入してみました。
同様の機能でフリーウェア(VSuite Ramdisk Public Editionなど)もありますが、OS管理外のメモリーを操作する類のソフト(ある意味ハック)なので、仕事でも使用するPCではサポートがしっかりしていて日本語OSでの動作検証がきちんと行われている方が良いかなという理由で ioPLAZA (アイ・オー・データ機器の直販サイトで¥2,480)購入しました。
しかし、インストールしてみると致命的な不都合が発覚してしまいました・・・
その不都合とは、
「回復コンソールがインストールされたXP環境では、ブートローダ(boot.ini)の”回復コンソール”の文字が文字化けする」
というものです。(こんな感じ)
通常はこのように表示されるのですが、RamPhantom3インストール後に再起動すると文字化けしていまい、起動時表示されるブートローダ画面でも同様に文字化けします。
この現象について、アイ・オー・データ機器のサポートに問い合わせているのですが、かれこれ 2週間ちょっと経ちますが未だ何の回答ももらえていません。(電話がまったく繋がらないので「インターネットからのお問い合わせ」で行っています)
こういった時のためにサポートを受けられるダウンロード販売(製品版)を購入したのですが、このまま音沙汰がないと本末転倒で「フリーウェアで良かったのかも・・・」って感じです。
せめて、現象を確認したかどうかだけでも回答してほしいものです。
もし、私と同じ理由で「RamPhantom3 ダウンロード販売」の購入を検討している方は”サポートを期待できない”可能性が高いことを十分考慮してからをお勧めします。
サポートが不要で32ビットWindowsのOS管理外のメモリー領域上にRAMディスクを作成したい場合は、「VSuite Ramdisk Public Edition 日本語版」(有志による日本語化)が公開されていますのでこちらを利用した方が賢いかもしれません。
また、(株)バッファローからフリーで提供されている「BUFFALO RAMDISK ユーティリティー」も同社製のメモリーを利用している場合は、OS管理外のメモリ領域上にもRAMディスクを作成可能なのでユーザーはこちらで十分だと思います。
ちなみに、今回の問題を回避する方法はあるのですが、とりあえずアイ・オー・データ機器からの回答をもう少し待ってみたいと思います。