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ダイスフルデイズ

がじらのテーブルトークRPGな日々

PARANOIAリプレイ「市民、自然の脅威をかみしめる」その①

2013年02月24日 | TRPGリプレイ
2003年12月25日という10年近く前ににやったセッションのリプレイその①。
キャラクター作成と、プレ・セッション、ミッションブリーフィングの途中まで。

使用システムは「PARANOIA 2ndEdition」…を「奉仕の会」(※同人サークル)の同人誌などを参考にしながらのプレイ。
PARANOIAについては 『パラノイア』紹介を読むと幸福になれます。
いつもながら用語解説とかはしません。
(※)は後からつけたツッコミとか解説です。



キャラクター紹介


<キャラクター名/サービスグループ/(秘密結社/ミュータントパワー)>

MONG-R-OLL/PLC/(FCCCP/チャーム)
Tomas-R-2D2/HPD&MC/(シエラ・クラブ/テレパシー)
BEL-R-BET/Army/(プロ・テック/レビテーション)
AREN-R-LLL/Tech/(ミスティック/マシン・エンパシー)



個別プレ・セッション


別室にて。キャラクターシートの裏(シークレット)を決めるために個人個人のプレ・セッションを行う。


シークレット/市民MONG-R-OLLの場合

(市民MONGに秘密結社とミュータントパワーを決めてもらう。秘密結社はコンピュータプログラマー・キリスト第一教会(以下、FCCCP)ミュータントパワーはチャーム(魅了))

GM:それではですね…FCCCPの人に呼ばれて、あなたはその集会にやってきます。

MONG-R-OLL-1:な、なにぃ!?

GM:いえ、プレ・セッションも兼ねてるんですよ。

MONG-R-OLL-1:はあ…。

FCCCP(GM):「あなたはコンピュータを信じますか?」

MONG-R-OLL-1:……。

GM:何か答えないんですか?

FCCCP(GM):「…えっとですね同志、あなたにお誘いしたいことがあります」

MONG-R-OLL-1:同志…(笑)。「お誘いですか」

FCCCP(GM):「実はとあるセクタ…DOMセクタでですね、クリスマスパーティーをするので行きませんか?というお誘いなのですよ」

MONG-R-OLL-1:「行きましょう。……って、それだけですか?」

FCCCP(GM):「ええそれだけです(笑)。なぜかといいますと、どこかの親切な秘密結社がですね、DOMセクタになんとあの聖なる『モミの木』を植えてくれたのですよ!」

MONG-R-OLL-1:(笑い)…はあ。

FCCCP(GM):「それで、それを囲んでクリスマスパーティーをするので、良ければ是非おいでください」

MONG-R-OLL-1:はあ。

FCCCP(GM):「ついでに誰か結社に勧誘してつれてきてくれたら昇進モノです。『パーティのお誘い』のチラシもあげますよ」

MONG-R-OLL-1:はあ…。


シークレット/市民Tomas-R-2D2の場合

(市民Tomasの秘密結社はシエラ・クラブ、今回のメイン結社である。パワーはテレパシー)

GM:シエラ・クラブのほうから指令が届きます。

Tomas-R-2D2-1:Yes,sir!

シエラ・クラブ(GM):「う~ん自然は美しいねぇ」

Tomas-R-2D2-1:「最高ですよ~」

シエラ・クラブ(GM):「実はだね、今回私達はとあるセクタを乗っ取ったのだよ」

Tomas-R-2D2-1:お~立派立派。がんばった。(※生意気な下っ端結社員だな~(笑))

シエラ・クラブ(GM):「そして、とある秘密結社の力を借りてそのセクタ全体に、外にある『土』というものを覆いかぶせて、『木』というものと『草』というものを大量に喚び寄せて植えた。また、小動物と呼ばれるものたち…『リス』とか『ムシ』とか『ゴキブリ』とか…も喚んだのだ」

Tomas-R-2D2-1:「自然が増えたわけですね~」

シエラ・クラブ(GM):「うむ。で、だな。実は今回君を呼んだのは他でもない。君が近々トラブルシューターとして、我が占領セクタに派遣されることがわかったのだ。
そこで、だ。君にはそのミッションの妨害をしてほしいのだ。頼んだぞ!」

Tomas-R-2D2-1:「Yes.sir!」


シークレット/市民BEL-R-BETの場合

(市民BELの秘密結社はプロ・テック。パワーはレビテーション)

GM:あなたはプロ・テックの同志に呼ばれます。

BEL-R-BET-1:はい。

プロ・テック(GM):「技術はサイコーだ!…でね、今回その技術を自由企業という秘密結社を通じてある別の結社に売ったんだよ。…この秘密結社、シエラ・クラブというのだが、『自然』とかいうもの狂信的に愛好する奴らでね。彼らに売ったのがAlpha Complexの外部から『自然』を喚び寄せる一種の転送装置なのだよ。名付けて『大自然転送装置(仮名)』という!!」

BEL-R-BET-1:「はあ…」(そのまんまじゃないッスか…)

プロ・テック(GM):「でね、今回君に頼みたいのはこの機械のメンテナンスだ!なあに、この部品を取り替えるだけだから簡単だ。よろしく頼むよ!あ、ちなみに場所はDOMセクタという場所だから」

BEL-R-BET-1:「はあ…」


シークレット/市民AREN-R-LLLの場合

(市民ARENの秘密結社はミスティック、今回はちょっと某オ○ム(現ア○フ)風という色んな意味でアブない感じ。パワーはマシン・エンパシー)

尊師(GM):「修行してるか?」

AREN-R-LLL-1:「はあ」

尊師(GM):「次のステージへ行くための指令を与える」

AREN-R-LLL-1:「何でしょうか?」

尊師(GM):「うちの結社と友好関係にあるシエラ・クラブがだな、最近とあるセクタを占領したらしいのだよ。しかしだな、忌々しいクソコンピュータの邪魔がはいっててな…実はその邪魔をする実行部隊であるトラブルシューターに君が選ばれることがわかったのだよ」

AREN-R-LLL-1:「もうそこまでわかっているのですか」

尊師(GM):「うん、そこまでわかってしまっている私の力は偉大なのだよ」

AREN-R-LLL-1:「さすがですね」

尊師(GM):「そこでだな…、シエラ・クラブを支援するために、これをもっていってほしいのだよ」(小さなボンベを渡す)

AREN-R-LLL-1:「これは…なんですか?」

尊師(GM):「これは毒ガスのサ○ンというものでな…致死性の高いもので、風に乗ってばら撒かれるとたくさんポアされるという素晴しいものなのだよ」

AREN-R-LLL-1:「なるほど」

尊師(GM):「これを適当なところで流してほしい」

AREN-R-LLL-1:「わかりました」

尊師(GM):「それではな。修行するぞ?修行するぞ?」(といいつつ去っていく)



セッション開始



GM:え~っとですね。現在、昼時間です。実時間も昼ですが(笑)皆さんはなんと!一ヶ所に集まっております。

一同:おぉー!

AREN-R-LLL-1:死なずにすんだ…。(※今までのセッションでは集まるまでの死亡率が80%近くありました)

GM:場所は食堂。皆さんはですね、今日の朝自室にとある封書が送られてきたんですよ。中には紙が入っていまして、それにこう書いてありました。

「市民へ。ミッションアラートだ。本日昼1時にESTセクタのHPD&MC、6C会議室に集まりたまえ。反逆が進行中だ!それを阻止するべく動いてもらいたい。ミッションコードはKIR-EIN-ISI-TEA-GERUだ。※なお、この紙は10秒で消滅する。」

Tomas-R-2D2-1:(メモメモ…)

GM:で、その前に…

AREN-R-LLL-1:12時59分になったら自室で頭をぶち抜きます。(※ギリギリの時間だとGMがお情けで(というか都合で)次のクローンが目的地の近くに出現することがあるのでこういう行動に出たのでしょうけど……世の中そんなに甘くはありませんよ、市民)

GM:…で、その前にお昼の時間なわけですよ。君達はESTセクタの食堂で「偶然」知り合ったわけです。

AREN-R-LLL-1:ああああ!無視された!

GM:おお、そうか一緒のミッションなんだ~ということで、一緒に食事をとります。

Tomas-R-2D2-1:…みんなどこ行くか覚えてる~?(笑)

BEL-R-BET-1:カクカクシカジカですよー(泣き笑い)(※市民BELはメモれなかったらしい)

(などと和やかな会話(笑)をしていると食事が出てきます)

GM:食堂なんですが…大学のカフェテリアみたいな感じなんですけど、テーブルにベルトコンベアがついてまして、奥から何かが出てきます。シューという煙を吐く金属製の食器と下になにやら注意書きが。「スプーンは長く浸けないようにしましょう。溶けます。」え~っと、Alpha Complexでの食事は食べてもすぐには死なないくらいの刺激があります。

AREN-R-LLL-1:…完璧ですな。完璧な刺激です!

BEL-R-BET-1:ははは…。

Tomas-R-2D2-1:素晴しい!…今日も食べるか。「皆さんどうです?ご一緒に?」

BEL-R-BET-1:「…そうですね」

(乾いた笑いが)(※幸福そうには見えませんね、市民)

NPCな市民A(GM):「やはり食事は幸福ですね市民」

NPCな市民B(GM):「そうですね」

GM:…という声があちこちから聞こえてきますね。皆さん食べますか?

BEL-R-BET-1:食べる。

AREN-R-LLL-1:まあ、食べないわけにはいかないでしょう。

MONG-R-OLL-1:まあね。

Tomas-R-2D2-1:飢えたくないので。

GM:では、口の中がしびれててください(笑)

MONG-R-OLL-1:…なんという、ことだ。(あきれてものも言えない)

GM:いえ、普段の食事風景です。

MONG-R-OLL-1:あ、そうなんですか(笑)じゃ、いいです。

AREN-R-LLL-1:この天国(地獄)に昇るような感覚…。

BEL-R-BET-1:さすがコンピュータ様~。

GM:まあ、そういう風に皆さんが朗らかに楽しく食事をしているとですね…

(一同笑い)

NPCな女性市民(GM):(後ろのほうで)「きゃー!」

Tomas-R-2D2-1:時計を見る。

GM:12時45分くらいです。

Tomas-R-2D2-1:「…出発しません、みなさん?」

BEL-R-BET-1:そうですね。(※市民、懸命な判断です。トラブルからはできるだけ離れたほうが良い)

GM:とか言ってると、ある市民があなた達のテーブルにドシャー!っと倒れこんできます。

Tomas-R-2D2-1:色は何色?

GM:赤ですね。

Tomas-R-2D2-1:じゃ、いいや。

AREN-R-LLL-1:(笑)

GM:え~っと。みなさんその市民の方は見ないんですか?(※少々思惑と違ったようで困惑しているようです。甘いです、GM)

Tomas-R-2D2-1:い、いや…何で?

AREN-R-LLL-1:「市民、人のテーブルを荒らすのは完璧ではありませんよ」

NPCな女性市民(GM):「そこに!そこに変なものが!!」

MONG-R-OLL-1:変なもの?

AREN-R-LLL-1:撃ち抜きます。

GM:何を?

AREN-R-LLL-1:その市民を。

GM:では判定してください。

AREN-R-LLL-1:外れました。

NPCな女性市民(GM):「何するんですか!いや、そんなことよりあの変なものは何なのですか!」

AREN-R-LLL-1:変なもの?見ますよ。でも完璧な私は見ても見えなかったということもある。

MONG-R-OLL-1:見ましょう。

Tomas-R-2D2-1:私は見ない。

BEL-R-BET-1:同じく。

GM:見た人には見えるんですけど。(といってゴキブリの絵を出す)これが飛んでますね。

AREN-R-LLL-1:「何もいないじゃないですか」

NPCな女性市民:「そんなこと無いわ、そこにいるでしょう!」

AREN-R-LLL-1:「あなたちょっと幻覚の気でもあるんじゃないんですか?それは完璧ではないですね」

BEL-R-BET-1:…さらに撃ちますか?

AREN-R-LLL-1:いやさすがに撃っても外れることを自覚した(笑)(※レーザー技能:1)

GM:そういうあなた(AREN)の顔面にその謎の物体(ゴキブリ)が飛んできますね。(※このゴキブリは伏線だった…ハズなのですが、結局使われませんでした(泣))

AREN-R-LLL-1:かわします。

GM:ダイスを振ってください。

AREN-R-LLL-1:(コロコロ)6です。

GM:ならギリギリ…失敗ですな。ペト♪ってくっつきます。

AREN-R-LLL-1:ぽん、っと払いますよ。そして、おもむろに洗面所に行って顔を洗います。

BEL-R-BET-1:「さあ、行きましょうか」

Tomas-R-2D2-1:「行こう、我々にはブリーフィングが待っている」

BEL-R-BET-1:「さあ行きましょう」

MONG-R-OLL-1:「そうですな」

Tomas-R-2D2-1:「重要なのは、急いでいくことです。完璧な市民は迅速を尊びます」

(といいつつ、市民ARENを置いて3人は食堂を出る。市民ARENが戻ってくると、他のトラブルシューターな市民はいなくなっていた)

AREN-R-LLL-1:「おや?」

GM:…(ブリーフィングルームが)どこだか知っていますかね?

AREN-R-LLL-1:いや、知りません。断言します。(メモを渡してくる)

GM:う~んそうだね…。ではダイスを振ってください。

AREN-R-LLL-1:(コロコロ…)

GM:ではなぜか分かっちゃいました。(※マシンエンパシーでコンピュータと仲良くなって教えてもらったらしい)

(一方その頃、3人は…)

GM:ではですね…、場所はわかってますかね。

Tomas-R-2D2-1:はい(メモってた)

GM:ここから5分くらいところなので。…行きますか?

Tomas-R-2D2-1:はい、行きます。

GM:着きました。

Tomas-R-2D2-1:お、着いた着いた。何事も無く着いた。

BEL-R-BET-1:おおおおー!

MONG-R-OLL-1:かなり珍しいことなのか!?

Tomas-R-2D2-1:よかったー。じゃあ、まあ行きます。

GM:では会議室の前ですね。今5分前くらいですね。

Tomas-R-2D2-1:うぃーん。

GM:入るんですね。他の方は?

BEL-R-BET-1:待ってます。1分前くらいになったら入ります。

MONG-R-OLL-1:私はどうすべきか…。待ってましょうか、ギリギリまで。

GM:そうして待っているとですね。…廊下の向こうから青い市民が歩いてきますね。

NPC的青い市民(GM):「ん?君達は何だね?」

BEL-R-BET-1:「え?今からここでブリーフィングがあるので、そろそろ入ろうかと思っております」

NPC的青い市民(GM):「なぜ入らないのかね?」

MONG-R-OLL-1:「集合時間が1時だからです」

BEL-R-BET-1:「そうです」

NPC的青い市民(GM):「私の時計では1時5分なのだが…」

(一同笑い)

BEL-R-BET-1:「その時計は完璧ではないからです!」

NPC的青い市民(GM):「何を言う!私の時計が完璧ではないと?」

BEL-R-BET-1:「…それはコミーの策略によって作られた時計だからです!」

NPC的青い市民(GM):「ふむ。その証拠はあるのかね?」

BEL-R-BET-1:「え……、じゃあ『騙し』使います。(コロコロ…)あ、2」

NPC的青い市民(GM):「…なるほど、確かにそうかもしれないな!(笑)この時計をくれたあの市民はもしかしたらコミーなのかもしれない。…まあ、とにもかくにももう時間だ!入りたまえ」

BEL-R-BET-1:「はい、分かりました。といって入ります」

MONG-R-OLL-1:「入ります」

BEL-R-BET-1:こえー。ヤられるかと思った。

NPC的青い市民(GM):「…しかし、この反逆的な時計め!」

GM:君達が部屋に入った直後、部屋の外からレーザーの発射音と小さな爆発音が。

(一同笑い)

(市民AREN-R-LLL-1も何とかギリギリ駆け込んできたので、ブリーフィングが始まります)

NPC的青い市民(GM):「えー、ではブリーフィングを始める。まず、私の名だが、BETTER-B-ESTだ。まあ、ベターベストと呼んでくれ」

(一同苦笑)

MONG-R-OLL-1:「なるほど」

BETTER(GM):「私はここ、HPD&MCの幹部だ。で、君達に集まってもらったのは他でもない。各々の部屋に届けた紙にも書いてあったと思うが、現在反逆が進行しておる」

Tomas-R-2D2-1:「反逆ですか?」

BETTER(GM):「うむ」

MONG-R-OLL-1:「それは、どのような?」

BETTER(GM):「反逆者どもが増長するので現在情報は公開されていないのだが…実はとあるセクタ、DOMセクタという所がとある秘密結社に占領されてしまったのだ」

AREN-R-LLL-1:「それは大変ですね」

BETTER(GM):「しかもこの秘密結社はあろうことか何か茶色い不潔な謎のものをセクタの床に敷き詰めて、同じく茶色く縦にそびえ立ち、先のほうに緑の飾りのついた柱をどこからか持ってきて建て始めたのだ!」(※森の風景を口頭で描写するのは難しい…)

(一同笑い)

AREN-R-LLL-1:「不思議な光景ですね」

Tomas-R-2D2-1:「それはかなりの反逆なのですね?」

BETTER(GM):「うむ。しかも床の茶色の不潔なものの上に緑色の何かを敷き詰めているようだ。しかも小さなミュータントがそこかしこに潜んでいるという情報だ」

BEL-R-BET-1:「それは恐ろしい…」

AREN-R-LLL-1:「ずいぶん不潔な光景のように思われます」

BETTER(GM):「現在、その秘密結社…名前をシエラ・クラブというらしいのだが、その反逆者どもは自ら建てた謎の茶色い柱に隠れながら、我らがトラブルシューターの解放軍の進攻を妨害しておるのだ」

MONG-R-OLL-1:「なるほど」

BETTER(GM):「そのトラブルシューターというのが…君らの及ばないベテランのトラブルシューター、イエロークリアランスのトラブルシューターたちなのだ。彼らに一昨日、反逆者からセクタを解放すべく突撃を敢行してもらったのだが…」

BEL-R-BET-1:「が?」

BETTER(GM):「それが、反逆者の陰謀により……失敗してしまったのだよ!!」

BEL-R-BET-1:「なんと!」

AREN-R-LLL-1:「彼らの中に反逆者がいたわけですね」

BETTER(GM):「うーん、そうではない。彼らの報告にはこう、書いてあった。『このセクタは、汚すぎます…』」

BEL-R-BET-1:(笑)

AREN-R-LLL-1:「なるほど」

BETTER(GM):「『…あまりにも汚くて、ミッションに失敗してしまいました』と、こう書いてあったのだ。そこでだな、そのミッションの成功のために、君らには一役買ってほしいのだな。…すなわち!かのセクタのすべての茶色いものとか緑色のものとかをすべて掃除してほしい、と。そういうことだ」

BEL-R-BET-1:「わかりました!」

BETTER(GM):「完璧に清掃してほしいのだ!」

BEL-R-BET-1:「了解しました!」

BETTER(GM):「それが今回の任務の詳細だが…何か質問はあるかね?」

BEL-R-BET-1:「えー…どうやって掃除すればよいのでしょう?」

BETTER(GM):「うむ。それはだな…まだ言ってなかったが、実はかのDOMセクタは反逆者どもによって閉鎖されている。であるから現在直接移動することができない状態だ。そこで、隣のDONセクタにだな、実はDOMセクタにつながる秘密の地下通路があるのだが、それを使って進入してもらおうと思うのだ。そして反逆者に気づかれないように、秘密裏に、わがHPD&MCが誇る最強の清掃ボット『ゴシゴシキングくん』を使ってだな…」

(一同笑い)

Tomas-R-2D2-1:「か、彼を使うのですか……!!」

BETTER(GM):「うむ」

Tomas-R-2D2-1:「なんと…」

AREN-R-LLL-1:「あれを使う日がついにこようとは…」(※市民、あなたはTech所属でしょう?HPD&MCの装備のことをなぜ知っているのですか?)

BETTER(GM):「普通の清掃ボットは『ゴシゴシくん』といってだな、大体1日かけて1平方キロメートルのゴミを片付けるのだが、その『ゴシゴシキングくん』はだな、計算上は1分で1平方キロメートルのゴミを片付ける、すばらしいものなのだよ!」

BEL-R-BET-1:「すばらしい…!」

AREN-R-LLL-1:「まさしく完璧な清掃ボットですね」

MONG-R-OLL-1:「完璧ですね!」

BETTER(GM):「順調にやれば計算上は1時間強でDOMセクタの清掃が終わるはずなのだ。1時間強とはいえ…もし反逆者どもに知られたら必ずやきゃつらはゴシゴシキングくんを狙ってくるであろう。であるから気づかれないよう、秘密裏にことを進めるのだ!」

Tomas-R-2D2-1:「了解しました!」

AREN-R-LLL-1:「完璧なまでの秘密行動を!」(※市民ARENは「完璧」が好きですね)

BETTER(GM):「ゴシゴシキングくんはDONセクタのHPD&MCにあるので、それを使いたまえ。あとはそうだな…。おお、そうだ、R&Dからとある兵器を実験してほしいという要請がきている。これもだな、DONセクタのR&Dに行ってだな、受けてきてほしい」

Tomas-R-2D2-1:「はい。了解であります」

BETTER(GM):「あとはそうだな……さきのイエロークリアランスのトラブルシューターたちなのだが、気が短いのだ。できるだけ早く終わらしたほうが良いかもしれない。もしかしたら君らを無視して強力な兵器で一斉攻撃を仕掛けて、セクタごと爆発するようなことがありうるかも知れない」

AREN-R-LLL-1:「それは彼らは完璧ではないということでしょうか?」

BETTER(GM):「なぜだ?」

AREN-R-LLL-1:「気が短いということは怒りっぽいということではないでしょうか?」

BETTER(GM):「いや、勇敢だということだ」(※どちらもこじ付けにしか聞こえません)

AREN-R-LLL-1:(ごまかされた!!)

BETTER(GM):「まあ、できるだけ早めに終わらせてほしいということだ。では、君らにはこの…」

BEL-R-BET-1:「質問があります」

BETTER(GM):「ん、なんだね?」

BEL-R-BET-1:「ゴシゴシキングくんではDOMセクタを何分で掃除できるんでしょうか?」

MONG-R-OLL-1:「1時間強…」

AREN-R-LLL-1:「さっきそれは聞いた…」

BETTER(GM):「さっきそれは言ったのだが」

BEL-R-BET-1:「あ、間違えた。じゃなくて何分でかを具体的に言ってください。1時間強などという…」

Tomas-R-2D2-1:「BETTER様、コンピュータの完璧な計算で1時間強なのですよね?」

BETTER(GM):「うむ、1時間強だ」

Tomas-R-2D2-1:「この市民は何を言っているのでしょうか?私にはさっぱり理解できません…」

AREN-R-LLL-1:(銃を市民BELの頭に押し付けて撃とうとする)

GM:市民BEL、その一瞬に何かしようとしますか?(といって5本指を立てる)

BEL-R-BET-1:えっと、そうですね『いいくるめ』を…いや『騙し』を使おうかな…。

GM:(指を一本づつ折っていく)

BEL-R-BET-1:ええっと、何しようかな…。

GM:(指を全部折った時点で)zapzapzap...はい、じゃ、打ち抜かれました。

BEL-R-BET-1:ええ!

Tomas-R-2D2-1:クローンが減ったー。

AREN-R-LLL-1:減った減ったー。

BEL-R-BET-1:わぁ!(※質問をしすぎると墓穴を掘ります。質問をしないと情報が手に入りません。難しい線引きです)

GM:ではですね、そこには、市民BEL-R-BET-1の死体が転がっています。

Tomas-R-2D2-1:「やはり反逆者というものはどこにでもいるものですなぁ」

(ウィーンという音と共に清掃ボットが入ってきて死体を片付けていく)

Tomas-R-2D2-1:…ちょっとだけ離れる。

AREN-R-LLL-1:離れます。

(2人目の市民BEL-R-BET-2が目を覚ました)

GM:市民BEL、何か記憶が混乱していますが、目の前に赤い扉がありますね。6C会議室と書かれています。入りますか?

BEL-R-BET-2:入ります。

Tomas-R-2D2-1:「やあ、完璧な市民BEL」

AREN-R-LLL-1:「より完璧になって帰ってきた!」

Tomas-R-2D2-1:「君は完璧だよね?前回の…1とは違って(笑)」

BEL-R-BET-2:「もちろんですよ」

MONG-R-OLL-1:「市民とは常に完璧であるべきだ」

Tomas-R-2D2-1:「幸せだな」

BETTER(GM):「…まあ、このCOM UNITという通信装置などを持っていってほしいのだが…まずミッションの時には役割分担が必要だと私は思う。やはり役割分担をしたほうが効率的に物事はすすむ」

AREN-R-LLL-1:「完璧ですね」

Tomas-R-2D2-1:「ブルークリアランスのあなたが言うのだから間違いはありません!」

BETTER(GM):「いつもは役割を決めるためのテスト用紙を使っているのだが…今回は特別に役割を適切に、自動的に分けてくれるというR&Dの開発した機械を使おうと思う」

MONG-R-OLL-1:「ほほぅ」

(なにやら持参のホワイトボードを持ってくるGM)

BETTER(GM):「では市民。どれかひとつを選びたまえ!◇、△、×、○、◎、☆のどれかを!」

(一同笑い。真ん中を隠してあるアミダクジが出現。記号が書いてある)

MONG-R-OLL-1:「さすがコンピュータ!完璧だ!」

Tomas-R-2D2-1:「完璧をあらわす◎で」

MONG-R-OLL-1:「なるほど」

AREN-R-LLL-1:「では私はより完璧をあらわす☆で」

MONG-R-OLL-1:「では私は無難に完璧をあらわす○で」

BETTER(GM):「…無難にとは何です?市民」

(笑い)

BEL-R-BET-2:「それでは△を」

(なかなか付かないペンのインクに苦戦しながら名前を書くGM)

BEL-R-BET-2:…余計な一言は言わないでおこう。

MONG-R-OLL-1:ほんとだ。(笑)

AREN-R-LLL-1:そりゃそうだ。

BETTER(GM):「では…OPEN!」


市民の役割分担はどうなるのか。というか、そもそもミッションに無事出発できるのか!?……次回へ続く!!

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