勉強のために様々な歯科クリニックをご紹介していただき数多く見学をさせていただいてまいりますが、訪れた先のドクターによく言われる事があります。
それは「床材」についてです。
「床が汚れやすくて困っている。何かよい床材はないかなあ?」
「床のこの汚れってどうにかならないのかな?仕方ないことなの?」
と、こんな感じです。
確かに床材メーカーからは抗菌性や耐薬品性を顧慮した医療施設を対象とした床材が存在しますが、それを使用しても今のところ問題は解決しないうようです。
床材メーカーとドクターによる共同開発の理想の床材とかできるといいのに・・・。
床をきれいに保つ秘訣
1.こまめに手入れをする(毎日、診療終了後、スタッフに掃除をする習慣をつける。これは必須です。)
2.クリーニング会社を依頼する(月に1回位の頻度でプロの掃除屋さんにお願いしワックスをかけてもらう。コストがかかりますが・・・。)
3.スリッパ仕様にする(確かにスリッパ仕様のクリニックは床が汚れにくいと実感しています。)
設計者としては何らかの解決策を必ず見つけ出したいものです。
近いうちに必ず見つけ出します!ご期待ください!
具体的な床材の紹介は後日、別投稿にて。
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タイルカーペットも…。
汚れてもそれが味になるような床材は歯科医院にはなじみませんかねー。
我が家は杉の家ですが、無垢材は味が出てくるからいいです。(一緒にしたらまずいですね)
あたしも土足派ですが、田舎なもんで汚れが気になるところです。
土足にしようと決めてはいますが、診療室はコスト的に塩ビの床材になってしまいそうで、とても不安です。
ところで欧米ではどんな床材が使われているんでしょうね?こないだスウェーデンに行ったときはテナントの歯科医院しか見学しなかったので、いわゆる路面店ではどんな感じのものが使われているか分かりませんでした。
dental-styleさんのお薦めをぜひ教えてください!!
コメントありがとうございます。
土足orスリッパは、やはり地域性(都会or郊外)をよく考えてご判断した方がよいと思います。
メンテナンス性を考えなければ地域性を無視できるかとは思いますが
やはり、手間がかからない方がいいですよね。
メンテナンス性を第一に考えた場合の床材のお勧めは長尺系の床材ですね。
詳細は後日に記事にしようと思っていたのですが、樹脂系の床材は大きく分けて2つに分類されます。
1.タイル系(正方形の300角とか450角などのもの)
2.長尺系(長いロールになったもの)
汚れの面から考えると長尺系の方が良いようです。(メーカー回答)
たしかに、一般的な病院の床材は長尺系の床材がほとんどです。
しかし、弱点が!
デザイン的に・・・。と私は思います。
その辺が気にならなければ良いのですが。
つまり、理想としては長尺系を使ってデザイン的に素晴らしいものを作るということになりますね。
ん~。デザイナーの腕の見せ所ですね。
この件に関しましては改めて記事として掲載いたしますので
今後ともよろしくお願いいたします。
あたしとしては、「いかに汚れない・汚れが目立たないか」ではなく、汚れたときに味が出るくらいがいいんですが。
ただ、血液や薬品が床に付着する場合があるので、吸収しやすいものもまずいと思います。
ついでに自宅も建てるんですが、自宅のほうはコスト面できびしいので、床はベニヤ(のようなもの?)に白系ペンキをぬって仕上げてもらおうと思ってます。
雑誌とかで見た限りでは診療室にもいけそうないい雰囲気だったんですが、重さに耐えられないからなのかなぁ、却下になりました
かなり塩ビシートには抵抗していますが、設計士さんに説得されてしまいそうです
dental-styleさんの次の記事を心待ちにしています!