風邪にカロリー

年を取ったんだかなんだか今年はやたらと風邪ひく。
そして風邪をひいたら何するかっていうと、『ぽっぽっ屋』のラーメンもしくは、『小諸そば』のかき揚蕎麦＋ライスを食べる。
とにかくカロリーでやっつけようって腹。

風邪薬を飲んで、お値段高めの栄養剤を飲む。
そして、夕食は前述のどちらか。
『ぽっぽっ屋』は本店が小伝馬町にあり、かのラーメン二郎にインスパイアされた極固の極太麺、背油ギトギトのとんこつ醤油のスープに野菜が盛られたラーメンである。
玉葱がかなりのポイントで、かなりいける。
ラーメンには玉葱っていうと、天王洲の『イレブンフーズ』が思い当たるが、ほのかな辛味を醸し出してくれるんで意外にラーメンとの相性はいい。
そういえば『ぽっぽっ屋』も天王洲にも支店があるなぁ。

ところで、いつも行くのは本店ではなくて、兜町の支店。
ここは『ぽっぽっ屋』の中でも麺が柔らかめで、野菜の量も少ない。
ラーメンの麺といえば柔々が大好きなおっさん連中が多い場所柄なんで、しょうがないのだろう。
とにかくカロリーで出来てるようなラーメンなんで、風邪にやられて弱った体に活を与えるのに最適！
にんにくも入れてもらって、帰りの東西線で悪臭を撒き散らすのが鉄則。

また、あんまりにも具合が悪すぎて、『ぽっぽっ屋』までも行くのが億劫な日は仕方がないので『小諸そば』のかき揚＋ライス。
都心ならそこかしこにあるんでみんな知ってるだろうが、ここの蕎麦はとにかく緩い。
柔らかすぎてまったく自分の好みと会わない。
おっさんの為の蕎麦と括って相違無い。
普通に考えたら美味しくもなんとも無いただの立ち食い蕎麦。
茅場町には『がんぎ』という立ち食いラーメン界のスーパースター店がある。
本当はそっちの方が好みなんだが、夜になると飲み屋兼となってしまい、風邪を引いてる横で酒なんか呑まれたら余計に具合が悪くなってしまうのでパスをしている。
ちなみに『がんぎ』ではもりそばしか頼まない。
何故なら、汁モノの暖かい麺はせっかくのここの麺の腰を味わえないだけでなく、汁が不味いからだ。

話を『小諸そば』に戻す。
小諸蕎麦では薬味の葱を自分で入れるシステムになっている。
そしてこの葱をこれでもかと入れて食す。
文章で説明するのは難しいけれど、どんぶりの表面が葱で隠れるのを想像してくれれば幸いだ。
風邪で熱が出た際に、首に葱を巻くって話があるが、どうやら葱は風邪に効くらしい。
葱の辛味で大して美味しくない蕎麦も分けのわからない味に変化して、それなりには味わえるし。
べたべたのかき揚でカロリーも満載！

痩せてるんだけど食欲だけは旺盛で、それは風邪を引いても変わらないのが助かる。
ガンガン食べて、熱い風呂に使って寝ると大概はすぐに治ってしまうんだよね。
どうせ暴飲暴食しても全然太らないから安心だし。

お菓子好きで四六時中口に何かを運んでいて、食事の時間も結構不定期で、夜遅くに食べることが多いし、寝しなにも酒を呑む。
ついでに夜更かしと、体に悪いことばかりしてるのに健康診断ではオールAだったりする。
健康診断の結果をみると、どれもが正常範囲の低い方に近いから、もっとでたらめな食生活を送っても安心そうで嬉しい！
胃潰瘍を二度やったが、最近はすこぶる調子がいい。
普通に気をつけて生活をしてても体を壊す人が多い一方、こればっかりは両親に感謝せねば。

正直、人間太ったら絶対にどっかに負担が来るんだよね。
内臓、骨格問わず体のどっかが異常を来す筈。
痩せてるのが一番。

話が脱線したが風邪を引いたら体力をつけるのが一番。
ということで、あまり太る体質じゃない人はカロリー満載のものをガンガン食べましょう！

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