ヘッドバンド

先週の土曜日に、所属しているテニス・サークルの有志達と6時間に渡って打ってきた。その日は結構風が吹いていて、困ってしまった。

テニスをしていて風が吹いて困るといえば、普通はトスが安定しなくなることを想像するだろうが、最近はなんとかトスが安定してきており、左程困難というわけではなかった。
困ったのは前髪。サラリーマンで営業だというのに結構髪の毛を長くしている。伸ばしているわけではなく、面倒臭いから。床屋や美容室はこっちの望みどおりに切ってくれたためしがないので、前にもこのブログで書いたけれど、そういったところには、長期出張中の7年程前に行かざるを得なくなった時を除いて10年以上行っていない。
髪の毛は結婚する前はその時々の彼女、今は嫁さんに切って貰う事にしている。家には鋤バサミや専用のハサミまで用意してある。2週間に1回程ハサミを入れているので、観察好きの人が周りにいたとしたら、「こいつ、伸ばしっぱなしのようなのに、いつも同じ髪型だな。サイヤ人か？」と思うことだろう。

テニスに話を戻すと、風が吹いて前髪が邪魔になって仕方がなかった。ここのところ、土日に出掛けることが多く、髪の毛を揃えて貰っていなかった。2ヶ月程は放ったらかしだと思う。とにかく、髪の毛が鬱陶しくてプレーに集中出来ない。

80年代から90年代に活躍したステファン・エドバーグというテニス選手がいたが、こいつが試合中にやたらと前髪を気にして、フッっと口で吹いてばかりいる。その頃もよくぞあんなに気にしててプレーに集中出来るもんだと不思議に思っていたが、自分となるとそうも行かない。現在の世界一のテニス選手であるロジャー・フェデラーはバンダナというか、バンダナを結んでいるような形状になったナイキのスウォッシュ・バンダナという偽バンダナを巻いている。それでもやたらと試合中に気にして髪の毛をかき上げる姿は見ている方も鬱陶しいのだが。

ということで、そのスウォッシュ・バンダナでも買ってくれば髪の毛を気にしなくて良いのだろうが、そうもいかない。何故なら、アディダス以外のスポーツ・ウェアを纏うことは宗教上の理由で禁止されているからだ。昔は、ナイキばっかりだったんだけどね．．．。
そしてアディダスにはそのバンダナはないみたい。ヨネックスはナイキの真似をして作ってたけど。
かといって、キャップを被るのは大嫌いだし、ジェームズ・ブレークのスキン・ヘッドにヘア・バンドはかっこいいものの、長い髪の毛にヘア・バンドは流石に時代錯誤。

そこで考えたのが、髪の毛の長いサッカー選手がつけている細い紐みたいなやつ。近所のスポーツ店に足を運んだところ、売ってました。アディダスのが！なんて名前かと思っていたら、ヘッド・バンドっていうのね、あれ。正式には『アディダス・FBヘッドバンド』っていって、他にも少し太いマルチ・バンドなんてのも売ってたし、プーマからもその少し太いヤツは商品化されている。
そうか、細いとヘア・バンドじゃなくてヘッド・バンドになるのか！勉強になるなぁｗというわけで買ってきました『アディダス・FBヘッドバンド』
他の少し太めのマルチバンド類はパンツのゴムの太くてカッコいい版って感じで、ようはそのまま伸ばして頭に嵌めるだけの冴えないものなんだけど、“FBヘッドバンド”は両端に合皮の調整具がついていて、片側の方に明けられた孔に、もう片方を差し込んで長さを調整するようになっている。コレがなかなかかっこいい！アディダスフットボールラインのマークが入っているのが玉に傷だけど。
前髪が鬱陶しくて困ってる皆さん、如何でしょうか？サッカー以外でも意外に使えます！