にっき

 日記

Out reach

2015-02-07 15:07:11 | 日記
私は自分で見たこと、経験した事をこうして書いていますが,あくまでの私の行動範囲の事であります。ザンビア、ルサカのごく一部の事で、ザンビア全体の事ではない事をご承知ください。
赴任して4か月が経ちました。ある程度の情報収集を終えたので職場から外に出てみました。妊娠初期に受診しただけでさっぱりの方、HIV治療中にも関わらずさっぱりの方を自宅訪問するのです。私の本来の仕事です。HIV治療の方は初診時、施設から自宅までの地図を利用する交通機関等を含めて書いて貰っています。さまざまな理由で治療から離脱してしまう人も多く、つまりそのことは薬に耐性を作ったり最悪死に至ります。そのような事を防ぐ目的で、長期に受診しない人を訪問するのです。また産後の経過を観る目的もあります。しかし、密集する家々は同じようで、ハウスナンバーもなく目的の方々に辿り居つくのはなかなかです。
でも会えた方は皆一様に喜んでいただけました。助けを求めるにもその手段さえ分からないらない方々や1.5K(30円)のバス代がない方々が多いのです。
貧しくて食べれず、服薬が嫌になるのです。理由は副作用です。改善されたとはいえ、まだまだ抗HIV薬は消化器系の副作用があります。空腹での服用は副作用がきついのです。
栄養不良の身体は体力の低下、免疫低下、感染症発症となるのです。
母親の栄養不良で母乳が少なく小さな小さな赤ちゃんがいます。マラリヤ、腸チフスの病魔は容赦なく襲います。

  人は国も、両親も選択できずに生まれてきます。私はたまたま日本に生まれました。








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