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徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

母の愛

2010年06月16日 | 読書
昨日天皇ご夫妻が、先日の日記にも書いた長寿医療センターに来られた。その前に、半田の「ごんぎつね」の新美南吉記念館に寄られたそうだ。
皇后陛下が、南吉のファンだという。

彼の小さな生家も近くにあるので、きっと自由な身だったらご覧になりたかったと思う。

今は、子供たちが実母や、再婚相手の手によって実にあきれるような虐待を受けている。
彼の残した詩の中にこんなのがある。

 天国
おかあさんたちは
みんな一つの、天国を持っています。
どのおかあさんも
どのおかあさんももっています。
それはやさしい背中です。
どのおかあさんの背中でも
赤ちゃんが眠ったことがありました。
背中はあっちこっちにゆれました。
子どもたちは
ほんとうの天国だとおもっていました。

おかあさんたちは
みんな一つの、天国をもっています。




生後すぐ母に死に別れた彼の中には、母への思慕が強くあったと思う。

子供をおぶって育てた人にはわかるだろう。
同じ目線で見られること。
背中に密着してあったかいこと。
首筋に、子供の肌が当たること・・

背中からおろした時のあの楽さ。
紐が食いこんでお乳が目立ち恥ずかしいこと

手が空いているので、おんぶは子供と密着しながら仕事ができること。

日本人はいろんなことを改良して捨ててきたけど、おんぶをやめたのはもったいない・・
きっとおんぶで育てると、虐待して殺すなんてことはできないんじゃないかと思う。

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