ねこの気まぐれ散歩

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隅田川七福神 弘福寺 布袋尊

2007-08-26 19:34:35 | Weblog
山門の前に立つと、禅宗の寺らしい山門で、重宝な造りである、本堂の屋根も含め山門の屋根は、中国禅宗の寺の雰囲気があり、特に本堂の屋根は威風堂々と空に聳えている、山門を入り本堂は、歴史を感じさせ重量感がある。
境内は静かだ、正月の初詣の時期と違い訪れる人はかぎられる、禅宗の寺を一人占め出来たような気分である。人を寄せ付けぬ雰囲気と静かに人の心を洗い流すような、空間である。
周辺は、向島花町の真ん中であるが、昔は料亭に政界、財界のトップが会合を開き高級車が、ずらと並んだもので、栄えていた、その中に禅宗の寺がそのまま残されてきた。


弘福寺は、黄檗宗で禅宗、江戸時代中期に中国黄檗山万福寺の出身である、隠元が二十数名の僧と共に渡来(1654)により始められた宗派、隠元は、中国に置いて最高の高僧である。
臨済宗の無準師範の流れをくみ、あえて臨済宗との違いをいえば、念仏禅と密教の比重が多いいと言うこと、読経の黄檗唐省という発音が全く違う、住持が、隠元から十三世竺庵浄印まで中国人で、中国仏教と正統意識が強い生活様式から寺院建築、釈迦如来像、仏師、礼儀作法、言動まで、中国式で、日本の中国と言われる。1874年、臨済宗に吸収されたが、数年後に独立し三十二派に分かれている。念仏禅、住生、浄土を合わせて説き、念禅一致を目指る。信徒数は約36万人、寺院数463寺である。

京都府の黄檗山万福寺の末寺で本尊は中国禅宗様式の釈迦如来像である、もとは、別の場所にあり、小庵でしたが、鉄牛禅師が延宝二年に現在の地に移し牛頭山弘福寺と改称された。

布袋尊は、中国で、実在した人物である、中国唐時代の禅僧で、困る人には、背負う袋の中の物を施したと、言われています。幸せは、金銭欲・物欲だけではないのだと言う事を教えてくれるのである。


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