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インド舞踊便り

インド四大古典舞踊のうち最古の伝統を誇っており、寺院から発生した祈りの踊りです。

インド舞踊の夏季合宿、雑話あれこれ!

2010年09月09日 23時44分22秒 | インド舞踊
「ああ、今年もこのきつい合宿に参加してしまった・・・!」。
笑顔の内側で、膝はがくがく、心臓はパクパク、ちょっぴり後悔も・・・。


そう思ったときはもう遅い!
普段のスタジオに比べると4倍ぐらいの広さの稽古場を貸して頂いて、のびのび動けます。
「ちょっとは、楽になってきたかな・・・、うれしい。・・・少しは去年より成長してるかも!」そう思った途端に、
「アラマンディ! もっと据わって、もっとも~っと股関節から広げて・・・」などと、厳しい愛の鞭が飛んできます。


「・・・・ン、・・・・ハア」出す声がなくなる頃には、<黒豆アイスバー・タイム>うれしい休憩です。

「ウ~ム、・・・やっぱりおいしい、黒豆アイスバー、し・あ・わ・せ!」
こっそりと陰の声、
「黒豆アイスって、最高においしいわね」、
「デモね、デモね、それはね、あの厳しいお稽古があるから、おいしさが倍増されている、ん・で・す・よ。本当は」

今年は17回目になる「夏季合宿」(←合宿案内には、<No.16>としておりましたが、カウントミスで、正しくはNo.17です。)
1990年に、初めて現在のグル(師匠)、ダナンジャヤン先生ご夫妻に出会ったのは、両先生ご指導の<ダンスキャップ>でした。
海を越えたヴァージニアのシヴァナンダアシュラムで40日間の行程でした。中間に合計一週間ぐらいの休息日がありましたが、寝ても覚めてもダンスダンスの日々から学んだことは多く、何より自分の体の変化が日に日に感じられる面白さ、踊り以外のことを考えなくてよい贅沢な日々、結局は自分との戦いである「頭は体に従い、体は心に従い、エゴを取り除いてゆくしか、成長も向上もない」ことが学べた、今の私の原点ともなる多くの体験がありました。
そんな、「自分から自分へのギフト」を、研究生の人たちにも味わっていただき、成長していただきたいと思って、
主宰の研究所活動3年目の夏、1993年の8月から始めたのでした。
インドからグル一行をお迎えして「スタジオオープン15周年記念<ダヤ・トミコ&サキインド舞踊公演>」を企画し上演した2005年の夏のみ、準備のため合宿を休みましたが、このように長い間、継続できるとは思ってもみませんでした。
とてもうれしいことです。
昨年は、外部からの人も参加されました。
毎年熱心な研究生の熱意に押されながら継続できたように思います。
来年もどうぞ、よろしく! あなたも参加してみませんか「?」、待っています。

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