2010年11月の最後の舞台、後二つありました。
もう少しお付き合いくださいませ。
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11月20日(土)【大阪・ギータンジャリ友の会例会】/ダヤ・トミコ、金澤倫子
1)『ガネーシャヴァンダナム』、2)『ガネーシャンジャリー・バジャン』、3)『サラスワティ・キールタナム』、
4)『カルヤニ・ジャティスワラム』、
( 中 休 憩 )
5)『マタ・パラシャクティ』、
以上の5曲でした。
~ インド舞踊を私が始めたのは30数年前ですが、一番最初に学んだ所は
京都市北区にある<ヴァサンタマラ印度舞踊研究所>で、約10年間お世話になりました。
所長であるヴァサンタマラ先生のご指導の下、娘さんで研究所のトップ・ダンサーであったシャクティ先生
に、親しく稽古の厳しさと、舞台の面白さを学ばせていただきました。
~ その次に出合せていただいたのが、この日の主催者「ギータンジャリ友の会」の主要メンバーである
櫻井暁美先生で、当時「ギータンジャリ研究会」を主宰されバラタナーティヤムの指導をされていました。
進めてくださる方があり、数年インド舞踊から遠ざかっていた私も、再びステップを踏み始めたのでしたが、
同じバラタナーティヤムであっても、基礎のステップ「アダヴ」のフォームの表現が全て微妙に違い、一か
らやり直した苦労(?)が、懐かしく思い出されます。この桜井先生の下で、現在のスタイルにほぼ近い
「カラークシェートラ(現・インド国立舞踊大学/チェンナイ市)」の基礎を学びました。約1年半お世話になっ
ている間に、ある舞台に出演させていただいた時の体験が、私がこの舞踊の道を歩く決心となり、インド
へ行くことになりました。
~ この日の舞台後の会食では、二十数年前、私が在籍していた時のTV取材(『ABC「おはよう朝日』)ビ
デオの映写があり、懐かしく、又少々気恥ずかしく当時の未熟なアダヴを見せていただきました。一緒に
出演したKさんは、中休憩後で着替えを済ませ、16時半から始まる大阪クラスの代稽古へと向かい、私は
後半の舞台に、大好きな曲『マタ・パラシャクティ』を踊って、無事舞台を終えました。客席で観賞していた
二人の研究生の助けを借りて着替えを終え、会食に少しの間参加した後大阪クラスに向かいました。
忙し過ぎたこの秋の舞台も、後一つの舞台で全て納めることになる、心弾む一日でした。
~ ギータンジャリ友の会の皆様、ありがとうございました。お客様の中の顔見知りの、オリッシィ舞踊家
の柳田先生、旧知のM氏、大阪クラス生のSNさんとSRさん、観賞とお手伝いありがとうございました。
「今回は私にとって特別な意味を持つ、メモリアルな会になるので是非に・・・」と、出演のお声掛けくださ
いました櫻井先生、ありがとうございました。
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11月23日(祝)【京都・貴船神社奥宮、奉納インド舞踊】/ダヤ・トミコ、にしべ紗希
1)『マラリ』、2)『ガネーシャンジャリー・バジャン』、3)『シャンカラシュリギリ・キールタナム』、
4)『サラスワティー・キールタナム』、5)『マタ・パラシャクティ』、6)『マンガラム』
以上の6曲でした。

1)

2)

5)
~ 2010年最後のこの舞台は、私にとって、それはそれはすばらしい体験でした。
小降りの雨で、普通でも静謐な境内が、この上も無く浄い清められた気に溢れて心地よく、心もすがすが
しく舞台を始めさせていただくことが出来ました。
いざ踊り始めると、なんともいえないぬくもりが感じられ踊っていると言うより、ただただ、その場に居させ
ていただいている、と言う感覚でした。最後の『マタ・パラシャクティ』は、この日は抜粋分ではなく、全曲
(30分)の方で踊らせていただきましたが、踊り進めていくうちに、黄昏始めた晩秋の空は蒼く深く無限へ
と広がり、古代なのか、現代なのか・・・、「時空を超えて、ただただ、そこに在る・・・」心地よさに酔ううちに、
舞台の最後を迎えたような気が、今も、しています。
~ そして、舞台をさせていただくと、必ずその基本となってゆく、「人様との出会い」は、この度も、暖かく
ありがたいものでした。
初めての出会いとなる「出演の依頼」から始まって、お忙しい中、細部に渡り協力、ご準備くださいました、
G氏、F氏、そしてお二人のご友人の、当日舞台をお手伝いくださいました方(ごめんなさい、お名前が思
い出せません)、ありがとうございました。大切な機材を快くお貸しくださったこと、音響、舞台設営、舞台
進行をお世話くださいましたこと、本当にありがとうございました。
~・~ このようにして2010年の全ての舞台を納めさせさせていただくことが出来ました。 ~・~
舞台のあとは、
12月19日(日)【忘年カレー・パティー】
今年は、会が盛り上がるうちに自然発生した
『寸劇・白雪姫』が飛び出し、びっくり!
全員賛歌で、大笑いで楽しみました。
12月26日(日)【2010年稽古納め & 感謝の大掃除】
「稽古納め」の後、一年間の感謝を込めて、
スタジオの大掃除を済ませた。その後は、
参加者で「年越しそば」をいただいて、
新しい年の出会いを楽しみに、あいさつをして解散。
そして、ダヤ個人は、
12月27日~28日、ようやく、二ヶ月あまり封印していた
「母への墓参」を果たすことが出来ました。

「2010年、お出会いさせていただいた皆様、本当に沢山の励ましをありがとうございました。」