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インド舞踊便り

インド四大古典舞踊のうち最古の伝統を誇っており、寺院から発生した祈りの踊りです。

2010インド舞踊発表会の後は・・・②!

2010年09月07日 09時59分48秒 | Weblog
2010インド舞踊発表会の最後、二つ目のサプライズは、
『出演者からの、感謝の花束』です。
出演者17名からの感謝の気持ちを『花束』にして、先ず、実行委員のソリストたちへ、心を込めて手渡します。実行委員の心ある協力を充分に知っている私にとって、ほんとにうれしい光景でした。そして更に出演者たちは、私にも大きな花束を用意していました。大阪の15年生の小柄なHさんが、体が隠れそうなくらいの花束を抱えて、手渡しをしてくれましたが、彼女同様小柄な私も、体が花束に埋もれそうでした。
感謝の気持ちを込めて、改めて舞台の隅で見守ってくださっている「ナタラージャ」(踊りの守護神)さまにお捧げいたしましたが、私の体も、スタフのソリストたちも心も花束の香りにつつまれて、幸せなサプライズでした。
ありがとうございました。

“インド・舞五彩”の、宇宙エナジー!

2009年10月23日 03時33分22秒 | Weblog
頑張っています。
舞台までに、一ヶ月が切れました。
今日も、一連の舞台準備作業に、嬉しい電話が届きました。
「頑張っていますね。今度のご案内、とってもパワーがありますね!」、明るい声が、電話口の向こうから私の耳に、いや、心にストーンと届く。この度、すでに何度か聞く言葉、受話器の向こうの知人のお顔を思い浮かべてみる。「彼女って、こんな張りのある声で話をする人でしたかしら・・・?」
何度か記憶をたどり返してみても、今日の彼女の方が、いつもより10歳ぐらいは若い、弾みのある声。今までにお逢いした時「聡明で、芯のしっかりした、美しい女性」とは感じていましたが、こんなにも「弾んで、輝いたエネルギーを感じ」、その『声』が印象に残ることは無かった・・・。「聞かせていただいたことは、無かっ・・・た・・・ナ!」。
となると、やっぱり、近日、あちこちから感想を伝えてくださる「今回舞台、~はるかなるインド・舞五彩~の、フライヤー、チラシ案内効果」なのですね! 
嬉しくなってくる。限られた条件の中、妥協せずに苦労した甲斐があった。そして、その喜びは、更に、「一枚のご案内のフライヤーが、見た方を幸せにしている。彼女の元気を引き出しいる。その方を輝かしている。」ことが、素直に喜しい。インドが持つ大地のエナジー、インド舞踊が持つ宇宙エナジー、インドの叡智が持つ、無限大な・エンドレスな・インフィニティなエナジー。11月21日の、舞台が、このエナジーに恥じない「いのち」なって、
ご来場くださる方々の心に届きますように!と、身が引き締まった今日(もう昨日ですが・・・)の午後の、ひと時でした。ミッドナイトには、そのフライヤー作りに、ともに苦労してくださったNさんんい電話をして、喜びを分かち合いました。

今日の写真は、もちろん、話題の主である『~はるかなるインド・舞五彩~の、フライヤー」そのものです。
みなさんの生きるエナジーが増幅されますように!
明けてゆく明日への一日が、『いのち輝ける一日となられますように!』

明日はNHKで、インド舞踊!

2009年06月09日 01時22分22秒 | Weblog
「明日は・・・」と、書きましたが、もう今日の話です。
「NHKでインド舞踊!」といいましても、今回は私が踊るのではなく、現役女子大生が、体験4回の初舞台・・・なのです。私はその指導と、応援に駆けつけることになりました。本日夕方の総合番組で、「あほやねん、すきやねん」の<視聴者の夢をかなえるコーナー>に応募されたインド大好きの女子学生・Yさんの日常生活と、「インド舞踊体験談」をビデオで追いかけながら、NHKスタジオでの生放送の中で、Yさんが正式な舞台衣装を身に着けて、体験特訓の成果を「夢実現」を披露します。昨日の最終稽古はとっても素敵でした。そのままを、落ち着いて踊ることができますように・・!と、願っています。お手伝いさせていただいて、良かったなと思いました。「願いは叶うのだな」と、一生懸命踊りを繰り返し稽古するYさんの真剣なまなざしに魅入りながら、昨夜は一晩「夢実現」のお手伝いができた幸福感に浸っておりました。
といったことで、久しぶりにTVに生出演いたします。久しぶりにフォーマルなサリーを着て見ようと思います。ただし、大学の授業を終えて、飛ぶように大阪へ向かわなければなりません。無事にNHKスタジオに到着するように、しっかり神様にお願いもして休ませていただきます。では、先ずは「あ~した(眠って起きた今日)、良い日にな~れ!」。
写真は; 2007年のインドチェンナイ市ビナヤカ寺院での「ナティヤニベーダナム・平和への祈り」の舞台が無事終了し、ダヤのグル(師匠)夫妻、V.P.DHANANJYAYAN先生とSHANTA先生のお二人に見守られて幸せな私・ダヤです。明日はこの反対に、私がしっかり見守ってあげることができますように!

明日はチャンドラチェーカー先生のレクチャー!

2009年04月02日 23時37分59秒 | Weblog
無理かなっと思っていたのでしたが、都合が付きそうで行く事にしました。
明日は大阪でバラタナティヤムの巨匠、チャンドラシェーカー先生の舞踊レクチャーが、彼の弟子である福田麻紀さんの準備で催されます。今年インドへ行けなくて、ちょっと残念な思いの私には、うれしい講演会。
チャンドラシェーカー先生は、私のグル・ダナンジャヤン先生とは、カラクシェートラ時代からの付き合いがあり、シャンタ先生などは「アンナ!、アンナ!」と声をかけられます。「アンナ」は親しみを込めた呼び名で「お兄さん!」といったところ。例年の私のチェンナイ滞在中など、私の学ぶ学校(バラタカランジャリー)へもよく顔を見せられ、彼らの舞踊の母校「カラクシェートラ」創始者の、ルクミニデビ<生誕100年祭>イベントの前などは、・・・・
チャンドラシェーカー先生、ダナンジャヤン先生が、シャンタ先生のタッタカリ(拍子木)で、「ティラーナ」を踊る・・・・
という、すごいリハーサルを見てしまいました。「見た!」といっても、とても恐れ多くて近寄れない雰囲気があり、こっそりと4メートルくらい離れた夜の闇から、窓越しに見たのでしたが、それでも「すごい、すごい」と心がうなり、体は固まってしまっていました。実際の舞台は、私が仕事の為日本に帰国した後の催しであった為見ることは出来ず、とても後髪を引かれたのを覚えています。
そういえば、昨年は初めてチャンドラシェーカー先生のご自宅を訪問いたしました。この年、同じ下宿に滞在の池田未央さんが、やはり先生に師事されていて、彼女からの「一度、どうですか?」というお誘いを受けて、「早朝稽古見学」にうかがったのでした。ご自宅に到着し、彼女の説明で快く私を受け入れてくださった先生は、何と、「ドラムステック(長い枝豆)の筋取リ」・・・の、真っ最中でした。テーブルを挟んで奥様と二人で! とても感動的で、お人柄に触れた思いでした。
その日まで、私の持っていた先生のイメージは、その風貌からどうしても厳格で恐い人柄を想像していましたが、「簡素な室内のたたずまい、朝の自然な薄明かりの中で、奥様の下仕事を手伝う」人間味あふれるその姿に、深い感銘を受けました。それはまた、デリーで初めて先生の舞台を見ることが出来た17~8年前のあの時と同じ・・・・。短いシュローカムの中に込められた、深い祈り、敬虔な祈りの心、「ああ、この方は、何より心のある方なのだな」完璧なフォーム以上に、私の胸に焼きついた、あの感動と同じ感動!
さてさて、夜もふけ日にちは変わってしまいました。
そろそろ終わりにしましょう。
明朝には、私のインド舞踊のクラスが待っているのですから・・・。
おやすみなさい!
写真は、2004年2月19日シヴァラトリイの夜、マイラプール・カパレシュワール寺院でオールナイトで行なわれた<ナティヤンジャリ・フェスティヴァル>に私が急遽出演した時、数時間前近くで本番をされた帰りのチャンドラシェーカー先生と偶然出くわし、先生はそのままずるずるっと私の舞台へ参加され、オーケストラの席に座られた。当時の私は「こんな事ってあるの!」・・・! 無事終わり、寺院の前で「全員集合!」の一枚。
中央一番背の高い白い服装はチャンドラシェーカー先生、その右隣の白い服装はダナンジャヤン先生、二人の前に衣装の私(日本から持参していず、先生の次男の奥様のものを借りる)、私の左横はシャンタ先生、その後左横はボーカルのシャシ氏とその奥様、左端は先生の次男の義母。右端黒い服装が次男の奥様。ちなみに撮影が先生の次男日本で踊ったこともあるサティヤジット氏プロのカメラマン。 

高千穂峡です。

2009年04月01日 05時34分04秒 | Weblog
九州の写真を、もう一枚ご覧ください。
<高千穂峡の朝>、さわやかな“朝の気”が伝わるといいのですが・・・。
これもまた、紗嬢によるものです。私は必死に生まれて初めて、ボートを漕いでおりました・・・、「はい!」

心おどる、四月ですね! 

2009年04月01日 05時27分05秒 | Weblog
町内の桜が、生真面目に咲きだしてきました。
4月ですね、長いご無沙汰です。いつも、しばらく間が空いた後は、「今度こそ一行でも続けよう…」と、小さな決意をするのですが…。やはり「インターネット的スピード」には、本来アナログ系の私は息切れしてついてゆけないようです。
困った、困った…ものです!
 そんな私は、先月、長年の憧れ、九州・宮崎「高千穂峡~天岩戸~国見ヶ丘」へ出かけました。
写真で目にしていた通りの、自然の美しさも心癒されましたが、土地の人の「素朴なこころ」にふれることができたのは、思いがけない「神々からのギフト」でした。さすが“神々の郷”、まだまだ、自然を敬い「人を思いやる心、日本の心」は、この日本に残っていたのだ。 大都市はもう失ってしまった「人の心の素朴さ」…、が、まだそこには残っていた。表現している本人たちは気づきもしていない自然さ、当たり前さで・・・、残っていた。今思い出しても、初恋のような「清楚さ」「純朴さ」で、よみがえってきます。
現れは、ほんとにささやかなこと、小さな出来事、対応なのですが、「ささやかだからこそ、本物」と思えるのです。
冬には丸裸の桜の木が、この春にまた、芽吹き、日差しに誘われて、惜しみなく花咲き誇るように・・・!
さあ、今から始まる新しい一日に感謝して、私も春の風に誘われながら、私に潜む「心の花を咲かせましょう。」 
心おどる、四月!
~写真は<国見ケ丘で見たサンライズ>ちなみにこの朝は霜で凍てつく丘。撮影は紗嬢~

感動の空間、鑑真様お墓

2008年10月15日 09時07分22秒 | Weblog
唐招提寺の奥へ奥へと行くと、その奥に小さな門構えがあり、一歩踏み入れると、このように真っ直ぐに伸びた木立を両脇に小道が続き、「鑑真和上さま」のお墓所が静かに目に入ってくる。小さなせせらぎを渡って礼拝台の前に進むと、世俗の思いが消え去ったように、心も軽く、ただただ、手を合わすのみ。あれも聞いて頂こう、これも聞いてみたいと、昨日まで、いや今朝、京都を出発するまで考えていた事が、すっぽり溶けて「あるがまま、思うまま、為すがまま」、ただただ目を閉じるのみ。この秋・・・、幸せな雨の一日となった。

唐招提寺・鑑真様

2008年10月15日 08時46分56秒 | Weblog
久しぶりに、奈良へ出かけてきました。といっても、9月末のことです。
ずっとずうっと、気に掛かっていた、「唐招提寺の鑑真和上さま」にお会いしたくて、そぼ降る雨の中「西の京」へと近鉄に乗り込みました。途中、駅を乗り越しもして「まあ、有りかな。ゆっくりしましょう。」と、同行のN嬢の同意も得て、欲張らないで目的は一つ「鑑真様へのごあいさつ」に絞り、ダヤにしては久しぶりに時を忘れて、たっぷり時間と空間を楽しみました。心で感じたい、その一念が強く、カメラもビデオも持たないで、出かけたのでした。秋の花「萩」は、かつて見たこともない程力強く、大きなはっぱ、太い枝。しとしとと振る秋の雨に濡れて、足元の苔の緑は、見とれるほど一層美しい。百日紅の木の枝振り、幹の自在なこと。・・・何より、歩を進めるほど、静謐さを増す境内の気・・・。
想定はしていたものの、やはり「鑑真様」の坐像にはお会いすることが出来なかったが、同じ空気の中に居らっしゃる、この屋根の下に鎮座されていると思うと、「これで充分」と、門前で静かに目を閉じてごあいさつを申し述べる。
境内の一番奥(?)には、お墓もあり、例えようのない清々しい聖地、離れがたくしばらく佇んでみる。大きなエネルギーを頂いたような満ち足りた思いに浸りながら、朝来た道を引き返したのでした。