K-1WORLD MAX 世界一決定トーナメント開幕戦、武道館で観てきましたー。今回は私にとって二度目のMAX生観戦、ツレのたま子さんにとっては初MAX&初立ち技系格闘技観戦でしたが、見ごたえある試合が多かったので初体験としてはまずまずだったのではないかと。あるといいなぁと言っていたKOで決まる試合もあったしね^^
お客の入りは上のほうまできっちり入っていたし、全体にノリも良かったので会場の一体感は割合ありました。しかしオープニングファイトから観たら4時間半。大腿部に筋肉痛を抱えている身には、武道館の固いイスで4時間はちと苦行ですた^^; とはいえ応援していた二人が勝ったし満足度は高め。
では簡単に感想など。
★オープニングファイトは尾崎圭司(日本) VS パク・ウィング・ヒョング(香港)から観ましたが、尾崎は今ひとつ元気がないというからしさがなかなか出てこなかった気がします。まぁそういう時もあるでしょうが、ちょっと残念。
★スーパーファイト第1試合:TATSUJI(日本) VS アンディ・オロゴン(ナイジェリア)。結果としては応援していたTATSUJIが勝ったので良かったんだけど、面白い試合だったかというと…うーん。アンディは動きが今まで観た中で一番ぱっとしなかった。試合や練習を重ねた分、かえってあれこれ考えすぎて動きが鈍ってるの?
TATSUJIは出足が良く、1Rから積極的に攻め込んで押していたので「これはKO取るか、圧勝かな?」と期待したものの自分に完全に流れを引き寄せるまでに至らず。判定で2-0、内容は印象的な勝ちとは言えないなぁ。いい選手なんだけどあと一歩どうにも足踏みしてる感じ。
★スーパーファイト第2試合:小比類巻貴之(日本) VS ツグト“忍”アマラ(モンゴル)。紹介VTRでも強調されていたけど、文字通り背水の陣だった小比類巻。それがいいほうに働いたのか、入場時からいい意味で開き直った感が伝わってきて、どっしり落ち着いた闘いっぷり。ローキックを延々とあてていって自分のペースで試合して堅実に勝ったという感じでした。応援も多かったし、よかったね。
★トーナメント第一試合①:アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ) VS イ・スファン(韓国)。イ・スファンはレスラーの石狩太一にペ・ヨンジュンのテイストを少し加えたような感じw 試合はキシェンコがほぼ一方的に攻め込んで決めた印象でした。スピードも鋭さもあるし反応が速い。佐藤嘉浩あたりとやると面白そうな感じだと思いました。
★トーナメント第一試合②:ドラゴ(アルメニア) VS マイク・ザンビディス(ギリシャ)。この日の個人的なメイン試合はこれ!ベストバウトもこれ! ザンビディスのファンだからというのを差し引いても、この試合は実に見ごたえあって面白かった。両者が最初からがっつんがっつんぶつかり合って一歩も引かず、逃げも打たず、休むことなくフルラウンドやりあってドローになり1R延長。ドローの裁定が出た瞬間、会場から喝采が起きたもの。
3R目にはかなり疲れも見えていた選手二人(ザンビディスは少し流血もしてたし)にはちょっと気の毒ながら、この好勝負をもう少し見たい、というお客の率直な反応だと思いましたよ。うん。
ドラゴは入場の時から踊りまくってノリノリでしたが、観るたびに良くなってきてる気がする。ディフェンスも手堅いし打たれ強いし、蹴りの威力もスピードもある。何せ反応が速くて返しがすぐ来るので、あのザンビディスがなかなか連打にいけない。ここぞと思うタイミングを掴むと相手をサンドバッグ状態にするザンビなのに。
ザンビディスのほうはガードの上からもしつこくパンチを打ち、なかなか隙を見せないドラゴにそれでもボディに上手く入れていってました。飛び膝もたびたび出ていたし。
ドラゴが頑丈なので少し攻め疲れたのか、3R目とエクストララウンドはちょっと疲れた様子も見えたけど、有効打の数で僅差で勝利をもぎとったというところでしょうか。でも、ザンビディスびいきの私が観ても、もしあの判定がドラゴのほうに転んでいたとしてもそれはそれで仕方ないなと納得がいったと思う。そのくらい伯仲していたし、両者の闘おう、勝とうという意思が非常に伝わってくる純粋でいいファイトだったと思います。駆け引きなし、観る者をシンプルに夢中にさせてくれた気がしますね~。いや、いい試合だった。
どちらが勝ってもとはいえ、トーナメントだから、好きなザンビディスが勝ちあがってくれたのは嬉しい限りです。「生」ザンビディスの退場通路真正面の1階席だったので、割合近くで彼を観られてラッキーでした。可愛かったし
★トーナメント第一試合③:佐藤嘉洋(日本) VS デニス・シュナイドミラー(ドイツ)。実力差もあるのかもしれないけど、身長差がねー。佐藤は手堅く自分のスタイルで勝ったと思いますが面白い試合とは思わなかった。佐藤、髪型変えてヒゲも少し生やして、ただそれだけのせいとは思えないくらい雰囲気変わってたなあ。眉の形もひょっとして違ってたかも。
★トーナメント第一試合④:アンディ・サワー(オランダ) VS オーレ・ローセン(デンマーク)。サワーは体調不良で計量をパスするのすら大変だったんですよね? そのサワーが1R2分ちょっとでカウンターの右で見事にKO勝利。ローセンは派手にひっくり返ったまま、退場は担架の上でした…なんとも豪快なKO勝ち。サワー自身も非常に気分がよかったようで、退場時にはタオルからTシャツから、挙句は試合でしていたグローブを外して客席に投げ込むサービスぶり^^
★トーナメント第一試合⑤:アルバート・クラウス(オランダ) VS ヴァージル・カラコダ(南アフリカ)。2月のクラウスはもう何だかななぁというような負けっぷりだったのに、別人のように気合入ってましたねー。5歳の息子がキックを始めたことが奮起のきっかけになった、みたいな煽りVTR。父親の自覚ってやつがそこまで高いモチベーションになったんでしょうか。とにかく気迫が凄く最初からカラコダにプレッシャーかけ通し。
カラコダも決して調子が悪かった印象ではなく、かなりクラウスにパンチをヒットさせていたし反撃もしっかりしていたけれど、いかんせん今日のクラウスに比べると攻撃が単発で終わることが多く(クラウスはワンツーからローとほぼ必ずコンビで決めてた)、結果的に手数が足りなかったんじゃないかと。それとクラウスの動きがとにかくよかった。3R終了間際のコーナーでの攻防なんて、何であのパンチをあんなふうに回避できるんだ!と内心叫んでしまいましたw この試合も観ていてわくわくしたですー。
★トーナメント第一試合⑥:ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ) VS ニキー・ホルツケン(オランダ)。魔裟斗もだmけど、改めて、ブアカーオ人気も凄いですね。私はブアカーオ、「強い」と思うことはあるけど、そんなに好みのタイプの選手ではないのです。怖いモードのスイッチが入った時のブアカーオは実に凄ぇと思うしそういう時はちょっと好きですがw 今日はそういうブアカーオには見えませんでした。
★トーナメント第一試合⑦:魔裟斗(日本) VS J.Z.カルバン(ブラジル)。魔裟斗への応援がとにかく凄く、声援から、応援席の赤い光から会場がほとんど魔裟斗色。カルバン四面楚歌状態。こういうのってあまり好きじゃないなーとか思いながら観てました。魔裟斗が劣勢ならともかく1R目からほぼ優勢だったのに。別に魔裟斗が悪いわけじゃないですが。
カルバンが時折ヒヤッとするほど鋭く速いパンチを繰り出してきたものの、手数としてもヒット数も魔裟斗が圧倒的に多く、押してました。でも総合の選手であるカルバンが、魔裟斗クラスのパンチにディフェンスで十分対応しきれないのはトレーニング期間を考えれば、ねぇ…というか魔裟斗の攻撃が上回ってなきゃおかしいでしょうし。だから結果もそうなってしかるべく魔裟斗が勝ったと。
うん、こうやって振り返ってみてもやっぱりベストバウトはザンビディスVSドラゴ。次いでクラウスVSカラコダだな。次回トーナメントが楽しみだといえる開幕戦で良かったです。はい。
←参戦中!
お客の入りは上のほうまできっちり入っていたし、全体にノリも良かったので会場の一体感は割合ありました。しかしオープニングファイトから観たら4時間半。大腿部に筋肉痛を抱えている身には、武道館の固いイスで4時間はちと苦行ですた^^; とはいえ応援していた二人が勝ったし満足度は高め。
では簡単に感想など。
★オープニングファイトは尾崎圭司(日本) VS パク・ウィング・ヒョング(香港)から観ましたが、尾崎は今ひとつ元気がないというからしさがなかなか出てこなかった気がします。まぁそういう時もあるでしょうが、ちょっと残念。

TATSUJIは出足が良く、1Rから積極的に攻め込んで押していたので「これはKO取るか、圧勝かな?」と期待したものの自分に完全に流れを引き寄せるまでに至らず。判定で2-0、内容は印象的な勝ちとは言えないなぁ。いい選手なんだけどあと一歩どうにも足踏みしてる感じ。




ドラゴは入場の時から踊りまくってノリノリでしたが、観るたびに良くなってきてる気がする。ディフェンスも手堅いし打たれ強いし、蹴りの威力もスピードもある。何せ反応が速くて返しがすぐ来るので、あのザンビディスがなかなか連打にいけない。ここぞと思うタイミングを掴むと相手をサンドバッグ状態にするザンビなのに。
ザンビディスのほうはガードの上からもしつこくパンチを打ち、なかなか隙を見せないドラゴにそれでもボディに上手く入れていってました。飛び膝もたびたび出ていたし。

どちらが勝ってもとはいえ、トーナメントだから、好きなザンビディスが勝ちあがってくれたのは嬉しい限りです。「生」ザンビディスの退場通路真正面の1階席だったので、割合近くで彼を観られてラッキーでした。可愛かったし

★トーナメント第一試合③:佐藤嘉洋(日本) VS デニス・シュナイドミラー(ドイツ)。実力差もあるのかもしれないけど、身長差がねー。佐藤は手堅く自分のスタイルで勝ったと思いますが面白い試合とは思わなかった。佐藤、髪型変えてヒゲも少し生やして、ただそれだけのせいとは思えないくらい雰囲気変わってたなあ。眉の形もひょっとして違ってたかも。
★トーナメント第一試合④:アンディ・サワー(オランダ) VS オーレ・ローセン(デンマーク)。サワーは体調不良で計量をパスするのすら大変だったんですよね? そのサワーが1R2分ちょっとでカウンターの右で見事にKO勝利。ローセンは派手にひっくり返ったまま、退場は担架の上でした…なんとも豪快なKO勝ち。サワー自身も非常に気分がよかったようで、退場時にはタオルからTシャツから、挙句は試合でしていたグローブを外して客席に投げ込むサービスぶり^^

カラコダも決して調子が悪かった印象ではなく、かなりクラウスにパンチをヒットさせていたし反撃もしっかりしていたけれど、いかんせん今日のクラウスに比べると攻撃が単発で終わることが多く(クラウスはワンツーからローとほぼ必ずコンビで決めてた)、結果的に手数が足りなかったんじゃないかと。それとクラウスの動きがとにかくよかった。3R終了間際のコーナーでの攻防なんて、何であのパンチをあんなふうに回避できるんだ!と内心叫んでしまいましたw この試合も観ていてわくわくしたですー。


カルバンが時折ヒヤッとするほど鋭く速いパンチを繰り出してきたものの、手数としてもヒット数も魔裟斗が圧倒的に多く、押してました。でも総合の選手であるカルバンが、魔裟斗クラスのパンチにディフェンスで十分対応しきれないのはトレーニング期間を考えれば、ねぇ…というか魔裟斗の攻撃が上回ってなきゃおかしいでしょうし。だから結果もそうなってしかるべく魔裟斗が勝ったと。
うん、こうやって振り返ってみてもやっぱりベストバウトはザンビディスVSドラゴ。次いでクラウスVSカラコダだな。次回トーナメントが楽しみだといえる開幕戦で良かったです。はい。


マサト、サワー、プアカーオ、は安定してましたね。マサトの試合はいつも相手を応援するのですが、1ラウンドが終ったあたりで、マサトの勝ちは見えてました。
アンディは変にテクニックを覚えちゃったかな、がむしゃらさに欠けて試合がつまらなくなってしまいました。
佐藤はこのクラスのシュルトという感じですか。あの背丈から出す膝蹴りは凄い武器ですよね。
早くマサトと日本最強決定戦をやって欲しいです、佐藤が勝つかもしれませんね(笑)
コヒは徹底したローキック攻撃、あれだけ下半身を揺さぶったのに決め手に欠けましたね、最初から判定狙いというか、もっと観客を意識してKO狙いでいってもいいのにな。
昨日は全体的に面白い試合が多かったと思います、いい大会を観戦しましたね
私はテレビ観戦でしたが、ザンビディス対ドラゴ戦は面白かったですね。
あと、キシェンコとブアカーオを気にして見てたんですけど、判定の試合は最終ラウンドしか放送されないのが毎度のことながら不満です。
昨日は初観戦の友達が一緒だったので、面白い大会になればいいなといつも以上に思ってたのですが、予想よりも良い内容だったので嬉しかったです。
魔裟斗は今年に入ってからかなりハードなトレーニングをしているようなのでコンディションもいいんでしょうが、昨日の相手には勝たなきゃまずいですよね。カルバンはそれなりに頑張ったと思いますが、どっちにしろFEGの番宣みたいなものですしねー。
小比類巻は何が何でも負けられないので、安全策をとったんじゃないでしょうか。
次回、世界一決定トーナメントも武道館なので、観にいっちゃおうかななんて思ってます^^
今日の記事でぶりぶり怒ってますが、ザンビディスとドラゴの試合はホントに良かったんですよ。あれをすべて放送しないなんて…信じられない! 判定の試合こそ全部観ないとなんでそうなったのかわからないのにね。
キシェンコもいい感じでしたよ。最初から積極的で相手に何もさせなかった。華もあるし見栄えもいいので、上手くすると新しいスターのひとりになってくれそうな。